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IPADがあればその人に合わせたオーダーメイドレッスンが自由に作れる!【初級編】


私がオンライン授業を始めたのが、2015年。IPADを購入したのが2019年の夏。もう3年間もお世話になっています。IPAD購入以前、自分がどうやって教材を作っていたか、もう思い出せないほど。それくらいIPAD様に頼りっぱなしの現在です。

そこで今回は、【IPADがあれば、学習者に合わせたオーダーメイドレッスンを簡単に作ることができるよ!】ということで、その【初級編】について投稿します。



必要なアプリと機能


①Good note


言わずと知れたノートアプリ

有料ですが、買い切り型で1000円ほどなのですぐに元が取れます。(無料版もありますが、制限があるようです)
ノートがいくつでも作成でき、ページも無限に出せます!ノートの表紙や用紙も選択肢がたくさんあります。


②Adobe Scan

言わずと知れたスキャンアプリ

これを使えば、書類などの紙資料を電子化して、PDFファイルとして保存できます。IPADのカメラをスキャナー代わりに使い、無料で簡単にPDFファイルを作成できます。
副教材として、自分の手持ちのテキストの1ページだけを学習者に送りたい、なんて時にとても便利です。


③IPADのスクリーンショット機能

これもマスト。

④日本語オンライン教材『いろどり日本語』

『いろどり 生活の日本語』は、日本で生活する人のための日本語教材です。日本で働いたり、買い物をしたり、遊びに行ったり、食事をしたり、ほかの人と交流したりなど、日本の生活のさまざまな場面で必要となる日本語を学びます。

いろどり日本語HPより

いろどりは、単調になりがちな【初級授業】を、日本人が使うような自然な日本語を使い、色々な場面を取り上げ練習させます。
そして各国の言語版もあるので、初級者の最初の授業から使うことができます。そして何といっても無料!ありがたいですよね。



実際の使い方

1.全てオリジナルで作成したもの


これは、形容詞を導入した後の、応用練習で使用したものです。
私がもともと使っていた自作の形容詞カード(左上の白い部分)をAdobe Scanできれいにスキャンし、それをGood noteに取り込んで作りました。
余白を残し、その部分には学習者からの発言で出た単語や、使い方をどんどん書き込んでいきます。


2.絵カードを取り込んで作成したもの

十数年前に購入した絵カードを、同じくAdobe Scanできれいにスキャンし、それをGood noteに取り込みました。

この回では、【手を洗います】を導入しようと、これを準備していました。しかし、授業をしていてよくあるのは、例えばできる学習者の場合、そこから発展させてもう少し長い文に応用させようなんてこと。そんな時も手書きで書き加えていくだけだから、すぐに対応できます。ここでは、『~の前に、』と『~の後で、』を入れてみました。


3.いろどり日本語を使った場合

なぐり書きですみません

単語の導入のページです。ここでも、ただ単語を読んだりリピートさせるだけでは、あまりおもしろくない。なので、学習者のレベルや理解力、興味に合わせて、その都度加えていっています。
これは、『○○を食べます』はもともと導入済みだったので、『忙しい時、何を食べますか?』のように質問し、答えてもらったりした時のものです。

私は1対1の授業をメインにしていますが、これは6人のクラスで使ったものです。その回に1人の学習者が体調が悪くて欠席すると事前に連絡がありました。そこで、いろどり日本語の教材の中で、【体の症状】について取り上げている箇所があったので、そこから急遽作りました。右上の黄色い四角の部分は、私がGood noteの機能を使って文字入力で加えたものです。




書き込みながら授業を進めていく


これ、すごく大事です!

ここにも書きました。

授業中の工夫


学習者が常にカメラのほうを見る・画面を見るように工夫しています。
具体的にどんなことをしているのかというと、

(1)IPADにあるノートアプリをホワイトボードとして使い、画面シェアをして、私がそこに書くことを見てもらう。

(2)事前準備の段階で、テキストの内容をIPADのノートアプリ上に読み込んでおいて、それを画面共有で一緒に見ながら進める。

こうすることにより、学習者が自分の手元にある教材のほうにばかり目をやり、こちらを見てくれないこと問題を解決できます。

人は、そこにもともと書いてある情報よりも、新たに加えられた情報今まさに書き加えられていっている内容に目が行くし、興味を持ちます。

事前に準備しておいた教材に、【解説】を加え、更に【応用問題】を出しながら進めていく。

こうすることにより、
学習者を授業に集中させることができ、学習者一人一人に合わせて、授業の内容や方法・流れを変えていくこともできます。



「もっと知りたい!」というところがあれば、是非コメント欄に書いてください。



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