ツイッターを最適化したら、ツイッターの狙いがよく分かった
最近ツイッターが改悪したのは周知の事実。
私が気に入らないのが、「おすすめ」欄がデフォルトTLになり、別に見たくもない「他の世界」を表示してくることだ。
旦那死ねとか知っちゃこっちゃないし、他人の会社のブラック度合いなぞどうでも良い。私の心の安寧を荒らすな。
ということで、私はツイッターを最適化した。
すると、ツイッターの狙いが良く分かってきた。
(陰謀論系の話ではございやせん)(マーケティングとかそっちよりの話)
ツイッター最適化
「ツイッター最適化」といっても、特別なことはしていない。
・「リスト」という既存の機能を利用して、自分が見たいアカウントのみを表示できるTLを作成
・スマホのツイッターアプリをアンインストールし、PCからしか見ない
以上だ。
すっきりさっぱり、10年ほど前のツイッターが戻ってきた気分だ。
ツイッター最適化による生活の変化
早い話が、「禁煙」状態だ。
悪いものが入ってこないので、ずっと脳がすっきりしている。
と、同時に、刺激を欲した。
私はツイッターで、タバコと同じような快楽物質を浴びていたことに気づいた。
というのも、ツイッターにおすすめされるのは意見が分かれるセンシティブなツイートが多い。
なぜなら、人々が自分の意見を表明し共感を得ようと共有が活発になるからだ。
「説教するってぶっちゃけ快楽♪」とはよく言ったもので、人は何かを批判したり、自分の意見を垂れ流すことに快感を覚える。説教もツイートも、話の途中で遮られることはないので、気持ちいいのだ。
ツイッターの狙いとは
「おすすめ欄」をデフォルト表示にしたツイッターの狙いとはなんなのか。
おそらく「滞在時間の増加」だ。
ツイッターはTLに広告枠を設け、その広告収益で利益を得ている。
「滞在時間」つまり人々がツイッターを見る時間が多いほど、広告の表示回数やクリック率もおのずと増加する。
ではこの「滞在時間」を増やす手っ取り早い方法が、さきほど言った「説教するってぶっちゃけ快楽♪」を利用したんだと思う。
相手を言い負かすのが気持ちいいのはもちろん、反論が来るとイライラする。悲しいことに、このイライラもクセになる。信じたくないけど、人はこの「イライラ」を無意識に欲しているのだ。
そして、レスバの末に相手が「あなたの言う通りでした」と言ってくれたかどうか気になって、またツイッターを開いてページを更新してしまう(まぁそんな結末にはなり得ないんだが)。
結果、私の1日のツイッター閲覧時間は1時間にも及んでいた。
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そしてツイッター最適化後は、私のツイッター閲覧時間もだいぶ減った。
リストを開き、前回のツイートから最新ツイートまで見終わったら、その場でアプリを閉じる。実に1分程度。
こりゃあセンシティブなツイートを目に触れさせたくもなるわな、と思ってしまった。
ツイッターはオワコン化するのか
結論、「ニコ動みたいに一部ファンが残って棲み分けされる」と思う。
最近、インスタグラムに逃避行しているが、インスタは違う方向で快楽をくれる。
かわいいデザイン、おしゃれな写真、ためになる旅行情報、美男美女。
私の心の安寧を取り戻しながら、適切な快楽をくれるサービスだと感じている。
さらばだ、ツイッター。
とはいえ、ツイッターに残ってセンシティブなツイートを共有し続ける層も一定数いるだろう。
ニコ動のコメント職人やMADファン、コアなオタクたちのように、一部の層はツイッターに残り、私のようにメンタルケアの必要性を自覚した人は他サービスに移るだろう。少なくとも若者はもうどんどん新しいサービスに乗り換えていくだろうね。
トレンドを終えなくなる問題
さて、10年間もTLに流れるツイートでトレンドを追ってきた私だが、そんな唯一のニュースに触れる機会を失って世間においてかれないだろうか。(TV見ないの民)
結論、おいてかれるけど、問題ないと思う。
先述の通りツイッターはリストで見ているし、自分的に信頼できるニュースアカウントはフォローしている。
最近の「スシロー事件」や「奢り奢られ問題」「蛙化現象」なんて、別に知らなくても問題ない。いや、そんなもの知らない方が心が平和だ。
大人なので、作為的な煽りに負けず、自分のメンタルケアは自分で行いたいね。
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