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キプロス:ラルナカ塩湖(2022年8月)

見出し画像、雪ではなくて、塩!
ラルナカ国際空港の近くに塩湖があると知ったので、どんなものか見に行ってみることにした。

真夏なので干上がっていて、一面真っ白。この辺りは冬場は水である。

キプロスではレメソスの塩湖に次いで2番目に大きいそうで、正確には4つの湖から成り立っているらしい。

やっと水辺まできたが、この辺はかなり塩がぐちゃぐちゃ。

冬にはたくさんの渡鳥のフラミンゴが、ここに生息するプランクトン「アルテミア・サリナ」というエビのようなのを食べに来るらしい。

アルテミア・サリナなどはエビのような赤い色素を持っている。フラミンゴがピンクなのも、この色素のせいらしい。
冬はジョギングやウォーキングができるらしいが、夏はとにかく暑い。

1980年代までは塩産業も盛んだったらしいが、現在では環境保護、そして人件費の高騰により産業として成り立たなくなってしまったようで、今はもうない。塩も普通に輸入しているらしい。

ハラ・スルタン寺院(モスク)

塩湖の見どころの一つがこのモスク。

湖の水上から見ると全景が見える。
7世紀に作られたモスク。

ムハンマドの乳母の霊廟があるそうで、イスラム教徒にとってはとても重要な巡礼地の一つらしい。私は服装に問題なかったが、夫がランニングシャツに短パン、息子たちも短パンだったので、見学不可とのことで、中には入れなかった。

カマレス水道橋

これもラルナカ郊外にあるので、見に行ってみた。
住宅街が、いきなり開けたかと思うと、突如として現れる。

オスマン帝国時代の18世紀に建造されたもの。20世紀半ばまで実際に使用されていたらしい。
上は一部歩けるようになっていた。
とても大きくて圧巻である。

塩湖は初めて見たので、おもしろかったが、とにかく暑いので長居はできなかった。春とか秋ぐらいだと、周りを散歩もできて、でも塩も見れていいのかもしれない。


キプロスの記事はあと2本アップ予定。
(つづく)

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