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キプロス:古代遺跡テンタとヒロキティア(2022年8月)

前回の更新からだいぶ時間が経ってしまったが、キプロス島の旅行記をいい加減終わらせようと思う。
この記事ではラルナカから車で回った2ヶ所の古代遺跡を紹介。これは日本のガイドブックには載っていなかったのだが、現地でもらったガイドブックと地図に記載されていたので、行ってみた。

古代遺跡といっても、ヨーロッパでも例が少ない新石器時代の遺跡である。私はおそらく学生時代に勉強したにも関わらず、あまり古代のことはよくわからないのだが、キプロスの新石器時代というのは、無土器時代とも呼ばれ、この2ヶ所は土器が使われるようになった紀元前5000年ごろに、なんらかの理由で放棄され、そのまま残っているらしい。

テンタ

ラルナカから高速を走っていると、突如としてこの屋根が見えてきた。

遠くからでも目立つ遺跡を覆っている屋根

次に行くヒロキティアの遺跡よりも、規模は小さいが、より古くて紀元前8000年ごろに作られたもの。

周りに通路があって、いろいろな角度から見られるようになっている。
1940年代に発見された。
緩やかな丘陵地帯にある。
磨製石器や、お墓からは人骨なども発見されたらしい。

ヒロキティア

こちらの方が規模が大きく、ユネスコの世界遺産にも登録されているので有名。

復元されたヒロキティアの円筒形住居
住居の中。
この遺跡はとても広くて、丘を登って上の方まで行き、下りながら遺跡を見学できるようになっている。
ここではさまざまな大きさの円形住居跡が残っており、より大きな集落であったのがわかる。
農耕や牧畜の跡も見られるらしい。

遺跡見学の後は近くのパノ・レフカラという村へ行ってみた。刺繍博物館などもあり、ちょっとした観光地であった。

メイン通り。ただ、暑くてあまり人が歩いていない。

ちょっとよく覚えていないのだが、写真が残っていないので、おそらく食事などはしなかったんだと思う。ぶらぶらと可愛い、細い通りを散策してラルナカに戻った。


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