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◎Never End Miracle Life/Episode2-6◎

ざっぷ〜〜〜ん。(波の音)
ざっぷぅ〜〜〜ん。(波の音)
思い起こせば、私は18歳の時に、初めて東南アジアに足を運んだ。

その時のバイト(セレクトショップのバイヤー)が一緒だった年齢が
少し上の女の子。英語専攻の大学に通っていて、確か3カ国後話せる
クールな子だった。

ある時、休憩室で長期休暇の希望を出しているところに遭遇した。
私はその後、その子にこう聞いた。

私:1ヶ月もどこかに行くの? 

その子:私、大失恋しちゃって。。。
    気分転換に "パリ" に行くの!

私:え? (あの!おフランスは"パリ"♡)
  私も"パリ"に行ってみたい!

その子:じゃあ、一緒にいく? 私の妹は、旅行会社で働いてるの。
    それじゃ諸々、手配は私に任せて♡

と言う感じで、私の頭の中は、その日から、"パリ" 一色。
憧れのおフランスは ”パリ” に行くチャンスが、こんなに早く訪れた!
と思い、私は、父へ自慢の電話をかけたのを懐かしく思う。


そして。。。
出発日当日。。。
私の頭は、完全にヨーロッパの "パリ"。

父が、こっそりくれたお小遣いを握り締め、物価の高いヨーロッパ旅行の
1ヶ月の予算をギリギリ立て終わり、お金が足りなかったら、
フランスパンとバターと水で乗り切る覚悟を決め、母が "パリ" に行くなら!と
買ってくれた、赤いシャネルの口紅をポーチに忍ばせ、大きなスーツケースを、
転がしながら福岡空港のロビーで、ワクワクしながら待っていた。

そうすると、その子は、大きなバックパックにノーメイク、ビーサン、ミラーサングラスと、私とは真逆の格好で現れた。そして、渡されたチケットのローマ字を読んで見ると、Paris(パリ)ではなく。。。Bali(バリ)だった(笑)。

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人生とは不思議なもので、素敵な勘違いから、
自分の人生を大きく揺るがす体験へと繋がる事も。


そんな大昔の出来事を、思い返しながら、
私はお気に入りのタイのビーチで、ピニャコラーダを吞んでいた。

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たくさんのnoteがある中で、Never End miracle Life をサポートしていただき、ありがとうございます(^人^)♡。 ついに、第1、2章迄、完結いたしました。次は第3章へ突入です。 月1 UP予定です。末長くご贔屓くださいませ。♡。