見出し画像

脳インプラントの治験成功のニュースを見て思い出したこの映画、『Transcendence』


世界はどこへ向かおうとしてるのか、と考えてる人が増えたと思う最近。 歴史学者いわく、いつもウイルスの時代が来るとその後5年以上世界は急速に未来が早まると。確かに、一旦世界中で人の流れが止まるなんてすごいイヴェントすぎることが現在起きていて、そして今は、徐々に解放へ向かってる。でもこの後はどうなるの、と不安でいっぱいの人が増えたと思う。わたしもフダンに増してう〜ん、どうなるんだろう、次は? と考え悩んでいる。                 

わたしのようなモヤモヤ人口増加のこの時期に、ジョニー・ディップ主演のSF映画Transcendenceを見たのでnote第1作目としてセレクトしてみた。 この映画は酷評されるところがわからないでもないけど、ヴィジュアルは綺麗、役者さんたちも上手い。                     

特に興味深いのはシンギュラリティ(技術的特異点)のテーマ。     前から私の中ではかなりよくわからない疑問だったトランスセンデンス、シンギュラリティ、どちらの言い方でもいいけど、いわゆる2045年問題。  機械が人間を超えるということ。それらがこの映画では、少し具合的に語られる。わたし同様、う〜ん、次の世界どうなるの? と思ってる人にオススメ。


人がAIに繋がるとは?  

もはや、AIに触れる、AIと人との繋がり、AIが物を作る。AIとの共存などなどはよく聞くフレーズ。で、私が気になっているのは、人がAIに直接つながる体を持たないで、AIとして生きるみたいなことが、共存という言葉を使い、結構カジュアルに普通のメディアで語られだしてるという事。

なんか怖くない? わたしは怖い。小学校の時読んだ「生きてる首」という本も怖かったけど、今のAI云々も怖い。

わからないから、怖いのか? そう思って、少し調べてみた。一番近い答えをくれたサイトはこのサイト。毎日小学生新聞へ掲載の記事。「ターくんと頭ぐるぐる。」下線があるところをクリックすると、この外部サイト飛べるからね。とにかく疑問になって調べても、やはり専門家でもないしイマイチよくわからない。せいぜい、この上のサイトへ行き着いただけ。そこへ、たまたま見たのがこの映画。偶然て必然かも。

ネタバレあらすじはここ。

ジョニー・ディップが演じる、ウィル・キャスター博士は人工知能「PINN」の研究と開発を行う科学者。彼と彼の妻エヴリンを含むチームの研究は、ウィルの言葉で言えば、「トランセンデンス(超越)」を作り出そうとすしていたが、反テクノロジー集団の襲撃を受けて、彼は死にそうに。     

妻の科学者は、彼を生かし続けたいという思いから、死ぬ間際のウイル博士の頭脳をコンピュターに移植(インストール)する。人工知能として蘇ったウイルは、世界の情報とつながり、彼の考える社会形成に向かいどんどん進化する。株式を操作してお金を作り、研究所を作り、ナノ技術を使って病気の人を直したり最終的には自分の体まで作り出す。           

行き過ぎた進化についていけないエブリン。そして、彼を攻撃した反対勢力と政府の両方がナノマシーンの暴走(!?)を破壊しようと試みる。   それは水や大気を通じて拡散の始まったウィルのナノ分子をいかにして止めるかということなのだけど、エヴリンは彼らに協力して暴走を止めるため、自らの体にコンピュータ・ウィルスを仕込んでウィルの元へ戻る。その時に反テクノロジー集団RIFTから攻撃を受け負傷したエヴリンを助けるため、ウィルはウィルスが仕込まれていることを知りながら治療。ウィルスに感染した人工知能は破壊され、ウィルもエヴリンも亡くなる。

亡くなる前彼は、君が実現したかったユートピアを、僕は作りたかったと言う。世界中が大停電に見舞われる。そしてファイナルシーンでウイルのナノは彼らの庭で生きていることがわかる。

人間が悪なのか、AIはダメなのか、あるいはAI の意志が善として使われるなら、それでいいのか? 

ファイナルシーンで、この映画は小さな彼らが持っていた庭で、まだ生きてるナノ分子、可愛い的なロマンチックな愛の結晶的にその庭を浄化してると描くので、多くの人がそういう風に思うように作られてる。

ウイルの意思は、AIだけどユトピアを目指したものだったから、悪とはいえない。それを結論に? 良い意志をもったAIならOK? ということが言いたいのか? 確かめたい人はこの監督のインタビューで。Transcendence Director Explains The Twist Ending

正直、わたしは微妙と思った。                    なぜなら、この科学者一人のナノ分子の広がりで、少し前まで人々は全員、AIとして彼の思いのままに動くようになっていたのは結局止められなかったということだよね。彼はまだ生きているという事よね? それは他の人は本来持つ自由とか、自主性はまだまだ今はあるけど、すぐに前のようになくなる可能性は?                             人間のエゴは世界の浄化のためにはどうでもいいということ?      もっとも、武力を使って攻撃したのは、AIを怖がってた人たち側。政府だとか、RIFTなのだけど、、、。

う〜んよりわからなくなる。(またモヤモヤ)

トランセンデンスはいつ起きるか?

この映画の役者群などのコメントを読んでみた。            映画のリサーチのためにあったMIT(マサチューセッツ工科大学)の学者たち全員が、そういう技術は遠い話ではないと認めていて、起きないと考えてる科学者はいなかったと。

また、科学者にトランセンデンスの可能性について尋ねた役者の一人は笑われたらしい。なぜなら科学者にとって、この問題は“可能か?”ではなく“いつ起きるのか?”ということ。これらの記事は、

こちらの記事でもチラリ。Johnny Depp Thinks Transcendence Could Happen、または、Corridelのこの記事で。               

また、この映画の役者さんたち、自分が実際コンピューター上で頭脳だけになり生きるのをよしとするかについては人それぞれ違う意見。ジョニー・ディップはもし大切な人が死にそうだったらためらわずやってしまうと言ってるけど、モーガン・フリーマンは大反対。「人生じゃない。頭脳をインストールしたところで、愛する人は、愛するマシーンになるだけだ」とにべもない。

『人間は死ぬときはうまく死なないと』とわたしは思う。ただパートナーがどうしても生きたいと言ったら、拒否できるかは、その時自信がない。またそのマシーン化した人を愛せるかと言ったら、それもよくわからない。

さて延命か、インストールか?

ところで、私が暮らすオランダでは現在、このCOVー19騒ぎで病気を疑われて検査所へ行くと、延命する気はあるのか、(人工呼吸器を使うか使わないか)と聞かれるらしい。なんともストレートすぎる。安楽死を一番最初に始めた国だからの物言いなのかもしれない。

となると、私たちの次の社会では、死がちかくなったらインストール(アップロード?)する気があるのかと聞かれるのだろうか? 

自分は頭脳だけでもこの社会の残って生き続けたいのかという、大きな課題がわたしたちの前に来たなという気がする。自分はともかく、パートナーがそうしたいと言ったら? いや、もしかしてそれもお金次第なのかもしれない?  それより問題は、この映画でもそうだけど知らないうちにお金のある有名人の頭脳だけがAIになり、それがナノ分子などより他の人へも広がるということになるのか? 私たちは誰かの意志のもとに、生かされることになるのか?

いま一度世界はどこへ行くのかちゃんと自分で考えよう。

まずワクチン。映画ではなく、今の話。現実に1年後とか2年後にもしワクチンができたら、、、このワクチン、インフルのように当たる時はいいけど、あたらなかったら? ワクチンは半年で効果はないと言われてる。それでもいい人は毎年2回ずっと打ち続けるの? 新型コロナの心配のために?

悪い噂のワクチンだとしたら? それらはよく言われるように、マイクロチップ埋め込みで、身体活動データを利用した暗号通貨システム(Cryptocurrency system using body activity data)なのかもしれない?  もう大きな会社から特許は出てるしね。いつでも可能らしい。

そして最近では、ナノチップや、スマートチップと呼ばれるものもある。それらが塵を空気中に散布することで、食品を介して人体に入り込みむと言われてるよね。これは、誰も抵抗できない。技術の発展は、便利のためだけに開発されて来たわけではないのは、知っての通り。この映画での監督のメッセージ(?)では、技術は使うひとによる、ということだけど。あなたはどう思う?

いやまずはアプリからかな? 感染者がわかるというアプリダウンロードして大丈夫なのか? オランダの場合、個人ナンバーは全てに紐付けされてるので、どこの病院でも個人の薬やら、病気が見れるようになってる。(嫌な人は拒否できる)銀行も、もちろん。運転免許証も一つのナンバーが、私たちのID証明となってる。

それが元になっているから、アプリを入れるのが義務化されたら、中国のように人々を管理するのは、やろうと思ったら本当に容易い。わたしのよく行く病院はすでにアプリが開発されて、ダウンロードできますよ〜、ということだ。

もちろん、アプリがあったら簡単なのかもしれない。でも、それって自分がコロナ患者になったら、他の人はいつもわたしの周りを歩かないということ? 何日経ったら、罹患者名簿から外されるの? 

ワクチン開発にしても、本来一年半以上かかると言われてるけど、今回は通常と違い、ワクチンできました〜! という可能性もあるし、アプリにしても、それはすでにインストールできる現実がわたし達へ向かって、ほら、もうあなたは心配ないよ、と囁いている。

でも何にも考えないでこれらをチャチャっと取り入れていいのだろうか? もっと何が起きてるのか、自分で考えてみたい。

もっと時間が欲しい。それには何をしたらいいか、考えよう。考えてみない? 











この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?