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映画"In Time" 寿命時間が腕に刻み込まれる世界の中のロミオとジュリエット?


私たちの現実の社会は2022年が始まりましたが、しぶといコロナ禍がまだ続いてます。このワクチン、遺伝子治療じゃないの? あるいはオミクロンはもう風邪というデマなのか本当なのかわからない話が、まことしやかに市中にではじめている昨今でありますが、そういうなんだかわからない時期に見ておくといいかな? と思う映画の一つがこれです。2011年制作の近未来映画です。
名作系ではないですが駄作ほどではないので、次来る世界を考えるときの、一つのアイディア、ヒント? とでも思って斜めからこの映画は見てもらえるといいなぁ〜と。そこから派生して、老化などについて書いています。


遺伝子操作で25歳より老化しなくなった近未来を舞台に繰り広げられるストーリー。


A day. We could do a lot in a day. 「一日あれば、色々できるよな」
このセリフは、この映画を見ると本当に心に響いてくる。

この世界では時間が通貨の代わりになり、時間(通貨)を沢山持てる者は百年、千年以上のほぼ不老不死になり、一方持たないものは、25歳になると与えられる寿命はほぼ1日働いたお金の分だけ。寿命時間が腕に埋め込まれ、それでコーヒーも公共機関も払うという仕組みの世界。
腕の中に埋め込まれた余命=お金は、握手や手を翳したりして時間のやりとりができる。左腕に埋め込まれた時間がゼロになるときは、、、、死。

腕に刻み込まれた、数字が_寿命時間を表してる。

物語の概要(ネタバレ)


スラム地区に住むウィル(ジャスティン・ティンバーレイク)は、目覚めると常に余命残り24時間を切っているほどの「貧困者=時間無し」であるが、困っている人を見ると惜しげなく余命を分け与える優しい男。

そんな彼が、あるとき自殺志願の大富豪から100年単位の余命を譲り受けた事から、運命の歯車が大きく変わり始める・・・。大富豪が死んだのは彼が殺したからだということになり、警察に追われる羽目になる。やたら綺麗でセクシーなウィルのママは、物価の上昇でインフレに突然なったため、バスに乗れず、最後はあと1秒が足りなくて、あれだけ走ったのにこの世にさようなら〜。
1秒のために絶命した母の復讐をするために、彼はお金持ちゾーンに突撃する。タイムゾーンと呼ばれる壁によって仕切られている貧民街と富裕層エリア。貧民層は富裕層のエリアへ行くこともなく、貧しい人々は時間(通貨)がなくて死ぬ。ウイルのママと同様。
お金持ちはその永久とも言える時間のため、退屈しながらカジノにうつつを抜かしたりして過ごしていた。ウイルは、大富豪殺害容疑で、時間警察から追われる身のまま、カジノへ。
そこで会ったシルビアは、大富豪の娘。追い詰められたウイルは、シルビアを人質にとって逃走。シルビアはウィルの逃走に付き合う中で、彼に惹かれていき、そして彼の本当の目的にも気づく。ウィルは時間を貧困層に分け与え、全ての人を救おうとしているということに。シルビアとウイルはシルビアの父親の大富豪の時間を盗み、時間(寿命)を人々に蒔いて歩く。時間監視委員の追求が激しいのだけど、時間のなくなった時間監視局員(警察)は時間を補充してなく、(誰かからもらう、奪う、あるいは仕事で得る)二人を追い詰めあわやという時に命がつき、二人は生き延びる。その後わずかな時間を持った二人は、銀行泥棒に必要な武器を持って、巨大な建物の前にいた。



The rich can live forever.

この映画のコンセプトはアンチ資本主義? 

富を分散し、平等な社会を作る。それは資本主義社会の崩壊であるけれど・・・。この映画のコンセプトは資本主義へのアンチテーゼなのではないかと想う。
映画はSFだけど現実社会でもこういう時がやってくるのはあっという間なのかな? と、数年にデジタルマネーの時代が始まることを考える私であります。このウイルス騒ぎの後、ドローン戦争やら、自然災害が起きないとは限らない。それで犠牲になるのはお金持ち以外の全ての地球市民です。もはや格差を止めることはこのままでは無理かもとコロナ禍でより大変になった人たちと、超お金持ちが増えてる2022年の現実を見ながら考え・・・。

そうなると、ベーシックインカムを導入する代わりに、腕にチップを入れましょう、となるのか? その後、次コネやその人のやり方次第になりこの映画のようになる可能性もあるのかとかとか?・・・と映画を見た後もう妄想膨らみっぱなしになります。というわけで、、、見ていただきたいな〜と、この映画。


老化を止めることに成功


この映画の中の設定で、最初に私がついウイルのママとウイルがカップルなのかと考えてしまうのは老後を止め25歳の人間が溢れてるというシチュエーションだから。
しかしながらこの上のサイトでもわかるように、これはありありの現実になりそうです。

今回のコロナ騒動で、実際mRNAのワクチンが許可されたということは、この分野に繋がっているということです。不老不死や、またこの映画の中のように25歳で老化を止めることが普通の世の中になるのであるかもしれないのだから、この手の研究者とか製薬会社の人には、コロナ! 本当にありがとうございましたという感じなのかもです。あ〜・・・。


不老不死について。


マトリックスの世界観(仮想現実)や、メタバース(仮想空間上でアバター生活)、ムーンショット計画(アバターを何台も所有)の自分で十分満足する人がおそらくこれから多くなる。

あるいはお金持ちの中には不老不死を絶対の目的にする人は、自分の遺伝子を持つ子供をたくさん作り、何かの時のための臓器を手に入れても生きたいというと願う人もいますが、私は初めからそれには??? 

どちらかというとうまく死ねなくなった世の中では、オランダの安楽死法とかに賛成で、不老不死を望みそうまでして生き延びることの意味がわからない。死ぬときは死ぬとき、諦めます。

が、わからないので、超長生きしたい人、永遠を望む人は何を考えてるのか興味があります。この映画「IN TIME」に出てくる人たちは退廃した世界の中でゲームをしてることで喜びを見いだせるのかな? あるいはお金が増えていくことだけに、喜びが? 
そういう私でもこの映画のキャラクターで気持ちがわかるのは、ある富豪が、ウイルに時間を譲って自殺してしまう人。(ヒョエー!)いえいえ、こんな時代に生まれて、長く生きなくてはいけない状況ではそういう心境の人も出てきておかしくないような気がします。

その流れで、、、調べたんですが、こんな科学記事を読みました。フィンランドでの研究の結果が下にあります。キラーT細胞についてですが、8.9ページあたり読んでいただければと思います。あと真面目グループが早死にする傾向にあるとか、、。やっぱり真面目なわたしは案外早死に? 笑

タイトルは、「不良長寿と免疫 」順天堂大学
奥村 康

やはりこれからの私の課題は、もっと真面目に、自分の思ってることをやることに精力を使うことですね。(開き直り?)

「モモ」ミヒャエル・エンデからの一文。

有名なミヒャエル・エンデの「モモ」から。

本書は、時間どろぼうである「灰色の男たち」とモモの対決というスリルあふれる展開を通して、1分1秒と時間に追われる現代社会へ、警鐘を鳴らしている。たとえば、モモの友だちだったニノが「スピード料理」の店を始め、大繁盛しているせいで他人とわずかな世間話をする暇もないというように、時間を盗まれた人たちは、現代の私たちの姿そのものとして描かれている。昨今、モモのように際限のない時間の中で、空想をめぐらせ楽しむ生活はほとんど忘れられている。子どもばかりでなく、忙しい大人たちにも夢見ることの大切さを教えてくれる本だ。

(砂塚洋美)

この本「モモ」も、ある意味現代社会、資本主義社会へのアンチテーゼの作品だと思う。時間やお金について考えさせられるのは同じである。半分くらいの人が働いて、あとはAI化する世の中になるのだろうか。多くの知識人が言うように? 

『時間とお金』、『不老不死』を望む人についての考察は続けていこうと思ってます。



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