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自由を得て、いざトリノの街へ。Ep6


そう言うわけで、義母とその友人がマスク姿で抱き合ってるのを見た後、(EP5) やってられないよと夫に言う、わたし。夫も思いは一緒だったらしく、すぐ次の日、わたし達はトリノのセンターへ出かけた。なぜかこういうところの一致はやたら早い。

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それにしても多くのイタリア人が顎の下にマスクをつけたまま歩いてる様は、仕方ないとは言えとてもじゃないけど見られない姿。イカサナイ!

お店の中に入る時はマスクが必要だからそのままマスクをつけたまま動きたいのはわかるけど、これはないじゃないか、イタリア人。
美的に優れたイタリア人はどこへいった? 


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友達に会ったり、出かけたりの自由の大切さ。


夫と出かけてウロウロした次の日は、友達とお茶もできてようやくホット息。

と言っても、美術館に行ったりする時間は案外なかった。大勢の場所はとりあえず、イタリアにいる時は暗黙的に禁止場所になった。

それでも、久しぶりに会った友人たちの顔を見たり、FBだけで知り合っていた、生FBFとも会うことができた。もう嬉しい。身体も喜んでいるのか、腰痛も感じない。友達は家の近くまで来てくれて、本当にありがたかった。感謝!

やはりみんな元気でまた会うことができる幸せを、つくづく感じたのだった。

非常に慎重なイタリアと、「夏だ、今の内に遊んでおかないと」のオランダ。

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人口率からしたらオランダの方が、感染者数が高い。現在もよくないけど赤レベルで保ち中。死亡者数は実際はベルギーと同じと見たほうがいいとオランダの政府はちらりと言っている。(はじめの方で統計に入らなかった人が多いため)そこからすると、数的にはイタリアより高いのだ。

でも2020年の初めに起きた、コロナ死亡者のあの大衝撃の映像でミリタリーが次々とコロナ患者を運んでいく姿を見せられたイタリアの人々は、どうしたの? というくらいのマスク信望者に。そして死を恐れたようだった

家族にも最期の時も会えない、あるいは葬式もあるかないか、それを怖がっているのだろう。そしてそれはわかるんだけど、、、。それは他の国も同じだったし、あの映像は見た人が世界中に多いけど、なぜこんなに大勢の人が?

今年になってからは、このような怯えとでもいえる人々の様子はオランダでは少ないのであった。国民性かな? ワクチンの進み具合? 
イタリアの方がこういう場面や状況になると日本と似てるのをつくづく感じた。やはり、情が強い国だからなのかもしれない。

ちなみにオランダはマスクは感染予防にならないという政府が流した都合のいい話をみんな信じ、2020年のの10月まで、公共機関だけしかマスクはしてる人はいなかった。それはそれで困ったことであった。

それぞれの国がテレビで流す話、政策は、それぞれの国が埋めている政府の失策や無策の結果でもあったりしないか?

オランダがやたら勧めたのは、コインを触らないようにとか、ソーシャルディスタンスとか、そういうことであった。スーパーは99%現金の取り扱いはなくなった。

デジタル化、キャスレス化はわたしの住んでる市など進み過ぎて、カフェやレストランにメニューもないところも多いし、それはめちゃ高齢者に優しくない。

挙句に、命の選択を政府が去年した。ベッドがいっぱいの時は、年齢の若い人が優先されることになった。

それぞれの国の、コロナ対策とディストピア、、、。

去年の私は、日本やイタリアにいる人同様、気をつけることに慎重に慎重を重ねてほぼ動かないでいたのだけど、今年ときたら、まさかのオランダ人化。EP1でも書いたけど、今動かなかったらどうなるのと焦り出し、夏はイタリアの義母を訪ねる旅に出かけた。普段は飛行機なのになんと車で。それも他の国の実態を知りたかったから。で、イタリアではシニョーラ、マスクをお忘れですよ、と言われる羽目に。オランダ化が進み過ぎている自分に気づいた。

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トリノの街の中


はっきり言って、いつもより断然観光客がすくない。でも歩きやすい。これはどの観光場所でもそうであるのと一緒。 

それでも、イギリス英語とか、フランス語は多かった。あまり来てないのはドイツ人とかオランダ人の周辺国? こちらは、ギリシャやスペインなどの島に出かけた人が多かったからだろう。

子供達はセンターの中で、大道芸人さんたちの周りにたむろして、大騒ぎ。

一瞬まるで何事もないかのようであるが、一旦お店やパーキングに入る時は、顎にしていたり、手にかけているマスクをするのが、このコロナ禍を表していた。なんども言うようだけど、オランダはマスクを着用してないから、それもなし。

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ep7へ続く。

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