マガジン

  • Can’t Sleep Light rays

    写真。眠れぬ光たち。気張らず背伸びせずゆるく記録。

  • Songs Of Live Forever

    音楽。僕のお気に入りにの曲について。

  • Can’t Be Forever Young

    日記。いつか時計は止まってしまう。言葉は千年生きるだろうか。

  • Great Escape from Reality

    エッセイ。陶酔できるくらいの言葉と君。統制され続けたビートそれで十分。

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「変わり続けることを変えず、作り続けることをやめない。」

 知らないことを知るのは楽しい。まだ、渋谷ストリームやスクランブルスクエアが完成する前の渋谷で初めてHTMLでメーリングを作成した時の気持ちを思い出した。歳を取るのは悪くないよな、っと思いながら、でも、心老いるのは怖い。って話を英語の先生と話した今日でさえ、一瞬で過ぎ去ってしまって、きっと一瞬で老いぼれてしまう。歳を取るにつれて「変化」を嫌って、「移動」も億劫になって、老いぼれきているのだけれど同じことの繰り返しが心地よくなったら、老いぼれていることにも同じ繰り返しの日常にも

    • 記憶は実在するか (2)

       東京高速道路の土橋入口から日比谷・赤坂方面の20時の流れる夜景。高層ビル群の航空障害灯の赤いランプがゆっくり点滅しているのをロードスターの車内から見て都市がまるで大きな生き物のように呼吸した日は映像的に鮮明に記憶している。 朝か夜か夢か現実か境界が曖昧になってる時だけ生きてる感じがした。何もかも忘れてしまうけどそれは祈りに近く古い記憶に接続できた時全部の境界線が曖昧になって新しい現実が滲み混じり合って溶け出した。散歩しながら何を考えていたか記憶が無く抜け落ちていて夕景が好

      • 鉄道と国内線でゆくインドネシア・バリ島 首都ジャカルタから一千キロ横断旅 (2023)

         軽装に、サンダル、黒いバックパックに7kg以下くらい最低限の荷物を背負って、2023年8月3日 特急 成田空港行きに乗車した。最後部車両で待ち合わせをしていた友人と合流し、お互いの高揚感を確認するように車内であれこれ話しながら我々の長い旅がはじまった。友人とは10年来の仲だ。  往路は、成田からマレーシア[クアラルンプール]経由、インドネシア[ジャカルタ]行き。保安検査場を通り抜け、店内からガラス張りの先に滑走路が見える座席を確保して搭乗までの時間、タリーズでホットコーヒ

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          紫陽花探しの水無月

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        「変わり続けることを変えず、作り続けることをやめない。」

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        • Can’t Sleep Light rays
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          5本
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          10本
        • Great Escape from Reality
          6本

        記事

          2024年5月の日記

          1日 ☔︎ 渋谷。恵比寿方面に15分くらい歩くと落ち着いた感じの路地裏に海外チックなピザスタンドがある。ヒカリエ裏のオフィスに出勤した日のランチ、ひとりで散策している時に見つけた。そこで今日も休学時代に出会った友人と4,5年ぶりに再会。仲間と3人で会社を創業したということで、お祝いというか話を聞きに行った。ガールズバンドみたいで素敵だと思った。困難を乗り越えて挑戦している人の姿はある人や角度から見ると滑稽に映るかもしれないが、私はそういう人間味が格好良いと思う。いい刺激をもら

          2024年5月の日記

          バンドという生命体。キラキラの灰。

          オーディエンスがほぼ地蔵のように固まって手を挙げる人なんて誰もいなかったあの時から、超満員のオーディエンスに大歓声で迎えられて終始会場が熱気に包まれた今日。インディーズからメジャーへいってバンド結成10周年。 19時ほぼきっかり、SEと共に上手から二人が登場した。そこにドラム・ゆきやまの姿はなかった。二人がギターとベースをそれぞれ担ぎスタンバイすると、いつもみたいにゆっくりと小さいけれど逞しい右手を緩くあげて、裸足のほのかちゃんが笑窪を見せながらに少し表情を緩めて、今日は優

          バンドという生命体。キラキラの灰。

          2024年4月の日記

          3日(水) 三軒茶屋。Blue Bottle Coffee. 帰りがけの東京駅前にて。 4日(木)☀︎ 自宅。下北沢で買った桜と雪柳。デスクに生けて9日目。満開を過ぎて少し葉桜になっていた。一瞬の美しさと儚さは長く続かない。 6日(土) 深夜25時をまわっても横たわりながら音楽を聴いて考え事をしていた。世界が寝静まった後の自分だけの深い時間に黙々と作業するのが好き。「春はあけぼのがいいね!」と枕草子で清少納言も言っていた。やうやうしろくなりゆくビルぎわが、すこし明るくなっ

          2024年4月の日記

          あえて空路で行く、成田✈︎セントレア経由 名古屋への旅

          3月28日(木) ☁︎ 08:11発 特急成田空港行きに乗車。8割が空港へ行く人と思われ割と混雑していた。空港第二ビルで下車し、ターミナル3階の国内線日本航空カウンターへ向かった。国際線と比べてカウンターも保安検査場も簡素でしょぼい。グランドスタッフの女性(たぶん同年代の)方に搭乗手続きをしていただき、「新型機は乗ったことありますか?」「国際線、別のエアライン(ローマ✈︎羽田便)でA350に乗りました。」「いつかJALの新型機エアバスA350-1000にも乗りたいですね〜」

          あえて空路で行く、成田✈︎セントレア経由 名古屋への旅

          冬の日本海廻りで行く、東日本一周秘湯巡りの旅

           予め決められた旅程やツアーで行くよりも、自分の地理感覚と時刻表を頼りにつくるオリジナルの旅が好き。 12日深夜家を出る。快速電車で日付まわって翌13日水曜日。東京駅八重洲口。深夜、喫茶店で珈琲とホットサンドを注文。仕事をしながら始発の新幹線を待った。 駅まで少し歩いて05:30に指定席券売機できっぷを発券。一つ目の改札を抜け、05:40頃に新幹線改札を通り、エスカレーターを上がって、20・21番線ホームに着くと、ホームは人々でごった返していた。3月の少し肌寒い風を感じなが

          冬の日本海廻りで行く、東日本一周秘湯巡りの旅

          2024年3月の日記

          2日(土) ☁︎ 自宅。11時起床。シモキタで買った珈琲を淹れて飲みながらスタンディングで作業。iPad Proのウィジェットを変更し、notionよりGoodなカレンダーApp見つける。サブスク雑誌届く。カメラ欲しくてネットサーフィン。 5日(火) ☔︎ 町田。ひさしぶりの現場撮影。7時早起。行きのグリーン&新幹線で仕事。新車は電源あり⚪︎ 早着、ルミネのタリーズでモーニングと作業。北口(東京都)から合流して現場までタクシー。フードコーディネーターさんの昼飯。 7日(木

          2024年3月の日記

          2023年12月の日記。

          6日☀︎ 六本木。後輩と再会。 4年ぶり。一緒にドキュメンタリーをつくっていた。当時は10代だったからすっかり大人びていた。 10日 ☀︎ 新宿。リーガルリリー “cell, core” in Zepp Shinjuku(TOKYO). ライブハウスが出来てから初めて。ほのかちゃん誕生日。毎年ライブ。来年はついに結成10周年。インディーズからずっと聴いている。バンドがずっとずっと続いてほしい。 13日 ☀︎ 日比谷線神谷町。できたばかりの麻布台ヒルズへ。妹と。京都のアラビ

          2023年12月の日記。

          2024年2月の日記

          1日 ブックオフでレアなブルーレイをゲット! 2日 インスタライブを見た。 5日 東京駅。レッスン。 8日 いい感じのセットアップとスプリングコートを買った。すっかり春のラインナップだった。はやくあったかくなってお気に入りの街を歩きたい。 9日 Starbucks reserveでNo.10のマイクロブレンドを飲んだ。 10日 隣の芝生が青く見える世の中で、誰かをそっと肯定するように撮る。鏡だ。頑張る人はえらいけど、頑張れない人がえらくないわけではない。 11日

          2024年2月の日記

          寝台急行はまなすで行く、夏の北海道への旅

           2014年の夏、北緯35度で夏の終りっぽいプレイリストをApple Musicで作りながら半袖にカーディガンみたいな装いで身支度をしていた。北海道・石狩平野を目指し旅に出た。約1000kmの旅。  上野駅に友人と集合し、東北本線をひたすら各駅で北上した。早朝に出発してほぼ予定通り、22:00前に青森駅に到着した。道中、何回も乗換し第三セクターも経由した。深夜、22:30定刻通り赤いディーゼル機関車に牽引された増結12両の青い客車が入線した。たぶん、4両は増結されていた。真

          寝台急行はまなすで行く、夏の北海道への旅

          記憶は実在するか (1)

           300mlくらいのビーカーに古い記憶の断片が入っている。水滴がぽつぽつと落ちるように溜まっていく。ゆっくり溜まっていく。ふとした瞬間に突然溢れ出す。いったん溢れ出すと止めどなく溢れる。減ったりはしない。その液体の色は無色透明だったり、珈琲色だったする。無理に溢れるのを止めようとすると、余計に溢れたりする。何かしらの信号を送ったり、外部と接続しなければならない気がする。ビーカーを逆さまにして液体をぶちまけてみる。記憶の断片がそこらじゅうにバラバラに散っていく。空間と時間は現実

          記憶は実在するか (1)

          快速急行、運ぶ春の風。

           この街に住んで2回目の春が去った。他人の人生を生きるほどの暇はない。反対してくる人、トヤカク言ってくる人、冷笑する人たちを押し退けて、心で「うるせぇ!」と言い放ちながら、逆方向に全力疾走し、書面にサインした日から休学2年経った。自分を肯定してくれる人は、誰ひとりとしていなかった。でもいま、周りにはたくさんの友人や仲間たちがいる。1年間に何百人もの人と会って話をした。仕事をした。様々な場所へ行った。連れて行ってもらった。夢のような場所まで行った。ものすごい成長を実感した。

          快速急行、運ぶ春の風。

          『デカメロン』ってデカいメロンじゃない!

           COVID-19によって世界で感染者数が502万人,死亡者は33万人を超えた.(5/22:日経新聞) 日本においては東京圏を除く地域などで緊急事態宣言の解除があった.それと同時に,内閣による国家公務員法の改正案(検察官の定年延期を含む)」はSNSによる国民デモによって廃案まで追い込まれた.  かつて14世紀頃のヨーロッパ大陸では,ペスト(黒死病)の爆発的感染,貨幣市場経済の停滞,凶作による食糧不足などによって,全人口の1/3にあたる4300万人まで激減。15世紀末までに

          『デカメロン』ってデカいメロンじゃない!