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【週刊ボーンマス】新シーズンに向けて本格始動! -#3

こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
白熱のEUROもついて決勝戦まで来ましたね!我らがイングランドは苦しみながらもなんとか決勝に辿り着き、迎え撃つは近年最強クラスのスペインですね。この試合も日本時間の朝4時と極めて早い時間のキックオフですが、見逃すわけにはいきませんね!
そんな中の今回の記事では、新シーズントレーニングの開始、コパアメリカで選手の躍動、ライバル候補の動き、そして最新の移籍情報について書いて行きます。今回も内容が盛りだくさんなのでぜひ最後までお読みください。

新シーズントレーニングがついて始動

新加入のポールセンは初のトレーニング参加

さて、最初は新シーズントレーニング開始の話題です。ファン・サポーターの全員が楽しみにしているであろう新シーズンに向けて、ついにチームが動き始めました。エメラルドグリーンの新トレーニングキットに身を包んだ選手、監督、コーチ陣がトレーニングセンターに姿を現しました。その中には、主力選手であるソランキタヴァ―ニアネトらに加え、昨シーズンフルないしは後半戦をローン先で過ごしたアンソニー、ブルックス、ロズウェル、そしてトラオレの姿もありました。もちろん契約延長をしたクックとセメンヨもいます。一方でザバルニーとケルケス、クリスティーはEURO明けの休息中で、シニステラは現在コパアメリカで奮闘しているため練習には参加していないようです。新たな幕開けで選手たちもフレッシュな様子を見せていたのはサポーターからするととてもいいですよね!特に昨シーズンローンで移籍していた選手たちの中でも満足とは言えないシーズンを過ごしていたトラオレやアンソニーなどが笑顔でトレーニングに励んでいるのはとても嬉しいものです。また、Development Squadはスペインでキャンプを行い、今月の17日と21日それぞれFC カルタヘナとノッティンガム フォレストBと対戦します。

コパアメリカで新旧チェリーが活躍

レルマが値千金のゴール

続いてはコパアメリカで活躍するボーンマスの新旧選手たちの話題です。
ブラジルがウルグアイに敗れ、そのウルグアイも準決勝で姿を消すという波乱が巻き起こっていますが、その中でも番狂わせを起こし決勝の地までたどり着いたのがコロンビアです。そんなコロンビアでは、現在ボーンマスでプレーするシニステラと、元ボーンマスの中心選手で現在はクリスタル パレスで活躍するローカルマンことレルマがメンバーに選ばれています。シニステラは主に途中出場ですが、レルマは全試合にスタメン出場しています。準決勝の対ウルグアイ戦では、ボランチのレルマがなんと今大会決勝トーナメントで2ゴール目となるヘディングを決め、結果的にこれが決勝点となりコロンビアは勝利しました。また、シニステラに関しても途中出場から果敢なドリブルで相手を脅かしています。決勝の相手は現在世界最強軍団の一つといってもいいアルゼンチンです。厳しい戦いにはなると思いますが、彼らとコロンビアの奮闘、そして彼らがイングランドの地にチャンピオンとして帰ってくるのを願いたいですね!

積極的な動きを見せるライバル候補たち

チャンピオンシップの目玉選手グリーヴスはトラクターズへ

次の話題はライバル候補たちの夏の移籍市場における動きについて触れていきたいと思います。ここまでボーンマスは中心選手を動かしておらず、主力選手の獲得どころか有力なうわさもほぼない静かな状態です。一方でライバルとなり得るクラブは多くのクラブが積極的な動きを見せています。昨シーズンを16位で終えたブレントフォードはイゴール ティアゴをブルッヘから獲得し、現在EUROで活躍するトニーが移籍した場合の後釜候補を大金で手に入れました。昨シーズンの終盤、ともにトップ10争いをした三苫薫所属のブライトンは、ニューカッスルのプロスペクトFW ヤク ミンテをはじめ、フェイエノールトの24歳 ワイファーやノアシェランのオスマン、そしてアーセナルからフリーになっていたコザイアー=ドゥベリーなどの若手選手を着実に補強しています。そんなブライトンと激しいライバル関係にあるパレスも、市場開始直後に獲得したリヤド、そしてフリーで鎌田大地を獲得。エバートンはヴィラとの実質トレードでウインガーのドビンを放出し、イロエグバナンを獲得し、加えて元ブレイズでマルセイユに所属していたチャンピオンシップの怪物アルマン エンディアイエを獲得しました。その他にもイプスウィッチはハルからグリーヴス (とデラップもほぼ確定)、チェルシーから昨シーズンローンで活躍したハッチンソンを獲得し、レスターはボーンマスらとのケレブ オコリ獲得レースに勝利し契約。フォレストは高額でニューカッスルのエリ アンダーソン、そして超高身長GKのミゲルも獲得しています。このように、現状だけを見るとボーンマスは後れを取っているように見えますが、チームの現状から考えてあまり積極的に動いていないだけ、そして実は内密に移籍交渉を進めてるのではないかとも考えられます。前者に関しては以前にも述べた通り基本的に昨シーズンの主力を変えないのがいいということに加え、ここ数年であまり売却益を出せておらずPSR抵触を避けたいという狙いがあると思われます。また、後者に関しては後述するジェビソン獲得の際に全く話が漏れず、初めて彼に関する報道が出てから1日で公式発表と内密に交渉をしていたことがうかがえます。そのため、急に獲得間近という報道が出てくる可能性も十分にあります。どちらにせよ、移籍市場はまだまだ始まったばかりなので、シーズンでライバルたちに勝てるようなチーム作りのための市場の動きが楽しみです。


本格始動したスカッド整理

ジェビソンはヨーロッパ中からオファーを受けていたようだ

さて、続いては今週の移籍情報です。今週はここまでの数週間に比べて、噂以上に進んだ交渉や正式発表が多く、特にスカッド整理の面で本格始動している様子がうかがえます。ケルケスなどの中心選手の動きはありませんが、スカッドプレイヤーや若手選手の動きが多くみられました。

▶ボーンマスはフラメンゴのブラジル人サイドバックであるウェスレイにビッドをし、却下された。ビッドはあっさりと断られてしまったが、交渉は継続されている (Tom Crocker:とても信用できる)。実際にビッドを行っているというのはとても前向きです。恐らくイニシャルビッドなので拒否される前提のものですが、このポテンシャル抜群に見える攻撃的フルバックへの関心は本気のなので、ここからの交渉の進み具合にも注目しましょう。彼については、前回の記事でやや詳しく書いているのでそちらもぜひ参考にしていただきたいです。(続報:フラメンゴは€15M以上を要求し、ボーンマスもオファーの額を上げている)
▶ボーンマスはシェフィールド ユナイテッドからフリーエージェントになっていた20歳のストライカー ダニエル ジェビソンを獲得 (チーム公式)/(彼はフリーエージェントながら20歳であり、規則によって前所属チームに補償金が渡る。そのため、ボーンマスはシェフィールド ユナイテッドに£1.5Mを支払う)。将来有望なストライカーでプレミアでの出場経験もあるストライカーを£1.5Mで獲得できたのは非常に優秀な取引と言っていいでしょう。世代別代表に選ばれたこともある彼は、身体能力に優れてるストライカーで、スピードだけでなくフィジカルも兼ね備えており、将来的にややスピード型のソランキのようになってくれることも期待できるかもしれません。来シーズンは一旦チャンピオンシップにローンされるようなので、さらに実力をつけてくるのが楽しみです。
▶ボーンマスの若手で評価の高いMF チャーリー オズボーンがオーストリア ブンデスリーガを戦うTSV ハルトブルクに加入 (チームユース公式)。サイドバックもこなすことができる万能でクレバーなセントラルミッドフィルダーは先日新たなプロ契約を結んだばかりで、チームの首脳陣からの評価も高いようです。昨シーズンはU18カテゴリーに加え、Development Squadでも18試合に出場し成長を見せています。今回挑戦するのはオーストリア1部リーグと、これまでの彼の所属カテゴリーと比較するととてもレベルが高く、荒波にもまれるような経験をしながらもさらに成長し20歳になる来シーズンにはさらに上のレベルやトップチームに絡んでいけるようになるのが楽しみですね。
▶ボーンマスのウインガー マイケル ダコスタ=ゴンザレスがクロウリーに加入 (チーム公式)。公式発表が出ました。チームのトッププロスペクトの中でも一際期待の大きい選手で、楽しみでしかありません。また、同じくプロスペクトのアドゥ=アジェイやランダなどの来シーズンの行方も気になります。
▶サウサンプトンはボーンマスのRB マックス アーロンズに対して£10Mを要求されたことで他の選択肢に移った (Nick Mashiter:信用できる)。結局サウサンプトンはAZの菅原由勢を獲得することになりました。ローマなど他にもアーロンズに興味を持っていたチームはありますが、最も強く関心を寄せていたサウサンプトンが手を引いたこととオーナーの発言を鑑みると、彼は来シーズンもチームに残留することが濃厚になってきました。その場合、っまずまずな活躍もけがで離脱を余儀なくされた昨シーズン以上の飛躍を期待したいです。
▶ジェノアがボーンマスのキーパーであるマーク トラヴァーズに関心を寄せている (Nico Schira:信用できる)。これも金額次第ですがありな移籍だとは思います。現在スカッドレベルのキーパーが多く、整理が必要となっているため、新しいキーパーを獲得するにせよ誰かを放出する必要があります。絶対的な守護神 マルティネスをインテルに放出しまずまずの移籍金を得たジェノアは、ポジションの特殊性からもある程度の金額を出しても一定レベル以上のキーパーを確保する必要性に駆られています。まずまず将来性を見込めるトラヴァーズはまさにぴったりなのではないでしょうか。私自身好きな選手ですし地元のサポーターからも愛されている選手ではありますが、この移籍が成立した場合、すべてのパーティーが得をするように感じます。
キーファー ムーアがシェフィールド ユナイテッドへ£2Mでの完全移籍に近づく (Alex Crookなど:とても信用できる)。プレミアでは印象を残すことができなかったウェールズの大型フォワードが、自らを証明し続けてきた地であるチャンピオンシップに復帰しようとしています。昨シーズン後半のイプスウィッチでの活躍を見て分かる通り、チャンピオンシップの中では間違いなくトップストライカーの一人でありそのことは疑いの余地がありません。もちろんチームに大きく貢献してくれた選手を放出することは残念ではありますが、貢献してくれた選手だからこそ彼が一番輝けるカテゴリーでプレーできるのは喜ばしいことです。一度はハルへの移籍に近づいているといわれていましたが、ここで一転シェフィールド ユナイテッドへ、という半ハイジャックのような形になりました。シェフィールド ユナイテッドは昨シーズンをプレミアで過ごすも一年で降格してしまい、チームの前線を支えてきたマクバーニーと若手ジェビソン(上記)はフリー退団、10番のアーチャーは降格条項によってアストン ヴィラに復帰し、エースのブレルトン=ディアスも複数チームのターゲットになっており移籍の可能性が十分と前線のグレードダウンを免れない状況ですので、彼のようなすでに同一レベルで実力を証明してきた堅実なストライカーの獲得はとても大きいと思います。カルトヒーローの新天地での活躍が楽しみです。
▶ボーンマスのCM ジョー ロスウェルがリーズに1年間のローンで移籍したました (チーム公式)。買取オプションはついているようで、昨シーズン後半戦のサウサンプトンへのローン移籍に続いて来シーズンもチャンピオンシップの上位を争うであろうチームでプレーすることになります。ボーンマスにはプレミア再昇格の22-23シーズンの夏に加入し、本来のインサイドハーフやトップ下などの攻撃的なポジションから深いラインでボールを持つボランチに転向し、序盤はレギュラーとして試合に出場していましたが、抒情に出番を失ってしまいました。それでもチャンピオンシップでは有数の実力者の1人であり、持ち前のボールコントロール技術とキックの正確性を活かして輝きを取り戻してほしいです。
▶ボーンマスアカデミーが、ポーツマスを退団していた16歳のST コビー モットーを獲得 (チーム公式)。若干16歳にしてトップチームで5試合に出場 (カラバオ3/EFLトロフィー2)し、後者の対ウィンブルドン戦ではフル出場も果たしています。14歳まではアーセナル アカデミーの所属しており期待のストライカ―でした。ポーツマス入団後もマンチェスター シティなどから関心を集めており、そのポテンシャルの高さがうかがえます。どうやらドリブルが武器で1vs1の対人が得意のようで、積極的にゴールにも関与していくようです。22-23シーズンにはポーツマスのU18で18試合15ゴールとかなりの数字を残しました。これからが楽しみな選手です。

いかがでしたでしょうか。移籍市場の動きも徐々に本格化しており、プレシーズンマッチも刻一刻と迫ってきています。ついに全サッカーファンが待ち望む新シーズン開幕で一歩づつ近づいている中、ここまでは比較的"静か"なボーンマスのこれからの動向が楽しみですね!
最後までお読みいただきありがとうございました!次回もお楽しみに!


【SNS情報】
X (旧Twitter):@timo_afcb

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