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BUSTAFELLOWS_真相ルート/全体 感想

この乙女ゲームほんとに良作だな!最後のルート終わった後の余韻がすごい。もうしばらく何もしたくないってレベルの余韻。最後のエンディングで泣かせにくるし、ラスト数分画面見えなくなるまでギャン泣きしてしまった。(アラサーなのに)




紹介スライド
※以下ネタバレあり

共通ルート
リンボ
シュウ
ヘルベチカ
モズ
スケアクロウ


共通ルートで残された謎

・ルイロペスとは誰か
 誰がその権力を利用しようとしているのか
・カルメンさんが開発した料理の権利について
・ルカは誰に殺されたのか
・テウタの兄の死の真相


FULL CIRCLE

共通~各個別ルートで明言されていた組織"ルイ・ロペス"の正体に迫る真相ルート。

カルメンは自分のことマイノリティって言ってたけど、要はそういうこと?!ニューハーフってことかしら。声優さん男性だから最初?!って思ったけど、2週目プレイの時には慣れ過ぎて普通に女性だと思ってたよ。声優さん凄いね。
君さぁ。そんな可愛い顔してすっごい怖い顔で銃持つのやめて~~~。もう怖かったよ!!

実質カルメンルートだった。
共通ルートでルイ・ロペスについてわかってたことは以下の通り。

・秘密で繋がった組織
・ルイ・ロペスはとある兄弟が作った
・兄が弟を殺そうとして、逆に弟が兄を殺した

このルートは全然大丈夫!スカッと爽快な、いつものバスタフェ節だから!
初回は気になりすぎてサクサクプレイしてしまったけどもう少し推理してからプレイすればよかったなぁと後悔した。
脱線だけど後悔を活かして今プレイしてるカラーマリスはちゃんと推理しながら進めてる。プレイメモが過去最大www

回収された謎

・ルイ・ロペスのボスは誰か
→ アレックス(幼いのは死にかけて手術で継ぎはぎのように身体を再生したから)
 アレックス(本名:アレクセイ)の兄、テオと共に自分たちと同じ不法入国者を救うため作った組織
・誰がその権力を利用しようとしているのか
→ヴォンダ 秘密で繋がったネットワークを使って自身の出世に利用しようとした(文字にしてみるとちょっと小物臭いなwww)
・共通ルートでのルカは誰に殺されたのか
→言及はされていないが恐らくルカの上司
 ルイロペスの一員で、ルカに調査されることを嫌がったため?

結局ヴォンダの手のひらで組織が転がされてて、組織のトップのアレックスが全然手綱を握れてなかったのよね。アレックスがお兄さん(カルメンの彼)を殺したのもヴォンダに唆されてだし…

クロちゃんが組織の構成員を解析してくれたおかげで共通ルートの事件の殆どがルイ・ロペス関係の事件だということが判明したし、色々と明らかになった気がする。

・チャプター1の犯人の銀行の頭取
・チャプター3の事件があった製薬会社の重役
・ルカの上司
 共通ルートでルカを一度殺害したのはコイツだったってことよね
・アカデミアの理事長
 製薬会社と共同研究してた件とモズルートでの生徒失踪事件に関与してたってことよね、トロイに遺体捨てさせたのたぶんコイツでしょ

感想

カルメンがただひたすらにかっこいい真相ルートだった。
愛する人を殺した人を養子として育てるって、どんだけ人間出来てても難しいよね。そして死んでいく恋人の最後の言葉が、カルメンを想う言葉でなく自分を殺そうとした弟の名前って…それを聞いてるカルメンの心情たるや…それでも育てる「家族はいいことも悪いことも責任を持つこと」ってカッコよすぎないか。この台詞めちゃくちゃ好きだ。
アレックスはこれからどんな気持ちでカルメンの元にいることになるんだろう。アレックス自体もカルメンのところにお世話になってた理由は兄を殺した贖罪の気持ちからだったけど、これからはもう少し前向きな理由で一緒にいれるといいね。バスタフェロウズ2が楽しみ!


AULD LANG SYNE

タイトルの意味:スコットランドの民謡曲("蛍の光"の原曲)

アダムって共通でもそうだし、個別ルートでもそうなんだけどテウタのこととっても大事にしてる感が凄いじゃない?ルカも大事にしてくれてるんだけど、アダムはなんていうか、プラスアルファ要所要所でグッとくる言葉をくれるじゃん。攻略できないのはわかってたからなんかやってくれるとは思ってたけど、アダム~お前ほんともうアダム~!!!

ただ大事にしてるだけではない、テウタのこと女の子として見てそうなところもあるのにアプローチかけたり、他の男とくっついたことに苛立ったりしないとは思ってたけど、そういうことか~…
ルカぁ絶対辛かったやん テウタのこと大事に思ってるが故言えなかったのはわかるけど、私なら辛くてテウタと距離置いちゃうのにそれでも一緒にいるって、もうそれは愛だよ
なんか複雑だよ、ドラッグで頭おかしくなってたとはいえ、ねぇ

アダムの視点で物事が進むんだけど、ずっと不穏なのよね。このルート…
画面の端がずっとぼやけてるの、まるでアダムの視界の端がぼやけてるようで…それに死んだはずのゾラの幻覚が見えてて…

結局テウタの兄、ゾラを殺したのはアダムで殺害理由はルカに乱暴をしているところに出くわしたから。そのあとゾラがテウタにも同様のことをすると言われ思わず殺害した。

んだけど、色々思うところはあるよね。この乱暴ってのが婦女暴行なのよ。

まずルカ目線からなんだけど親友の兄貴に襲われるって、恐怖だよね。大好きな友達の家族なんて、無条件に信頼する対象やん。親友ごと嫌いになってもおかしくないのに、ルカはテウタのことすっごい大事にしてくれるし。あとルカが不正捜査働いた事件も、婦女暴行じゃなかったっけ(ちょっと記憶曖昧)、そりゃなんとしても女の子を守ってあげたくて、犯人を捕えるために不正しちゃうのも納得。ルカが警察官になったのも自分みたいな思いをさせないためとかなのかな。

で、アダム目線。こっちもこっちで辛いな。アダムはずっとテウタのこと好きだったんだよね。だからプロムにも誘ったし、アダムのことだからプロムの後告白とかしてくれるんだろうね。テウタが当時アダムのことをどう思ってたかはわからないけど、もしかしたらくっついたかもしれないよね。
今もテウタのこと好きな気持ちは変わってないだろうけど、他の男くっついてもヤキモチ妬いたりそういうそぶりがないのは自分じゃ幸せに出来ないって気持ちがあるからかね。テウタの大好きなお兄ちゃんを殺してしまったから、自分じゃダメだって、親友として側にいれればいいって気持ち。
アダムは脳腫瘍が出来てたのに、治療しなかったのは死ぬのも受け入れてたんだろうね。自分を痛めつけて、苦しめることで自分が犯した罪と均衡を取ろうとしてるのかも。

最後にテウタ目線。
テウタのすごいなって思ったところは、アダムがゾラを殺したことを自白した後、アダムのこと一度も責めないの。差し迫った危険があったんだよね、だから仕方なかった。って供述させようと、共通ルートでリンボがイーディに諭してたのと同じように。自分のことよりアダムのこと。

アダムとルカがこんなに辛い思いをしながらもテウタを想って、秘密を抱えて、側にいたのはたのはテウタが本当にいい子だからなんだろうな。どのルートやってても、どの男目線でもそりゃテウタに惚れるわって想ったのよ。見た目とかじゃなくて、性格がかつ言葉がグッと心にくるもん!一緒にいたら楽しそうだし。

最後の終わり方はアダムが死んだようにも、ただ眠りについただけに見えるプレイヤーの想像にお任せします的な終わり方だったんだけど、どっちだろ。テウタを想って死んでしまうのもアダム的には綺麗な終わり方だと思うけど、やっぱ生きてて欲しいって思っちゃうよね。

サウリ先生はちょっと一旦どうでもいいや。傍観者気取ってなんかやってたおっさん。もうこっちはアダムのことで頭いっぱいなんだよ。ヘルベチカのこと思うと悲しくなるけど、それを通り越してアダムのことで頭いっぱい!!!

乙女ゲームでたまにいる自分は幸せになっちゃいけない系のキャラ、共感できないこと多いんだけど(罪は罪で一生背負うのはいいけど、主人公ちゃんのことは関係ないだろって思ってしまうことが多くて…)アダムの場合は納得できた。テウタが大好きな兄を殺してしまって、テウタとお付き合いは無理よな。しかもアダムの優しいところがテウタの兄貴ドラッグ中毒でクソヤローになってたのに、テウタの思い出のまま綺麗な兄貴として覚えてて欲しくて、悪く言わないの。それはもう優しさなのか?もうわからんよアダム〜。

全体感想

キャラクターについて

顔そんなに好みいないなぁ、強いて言うならシュウとモズかな、って思ってたけど顔なんてどうでもよくなるくらい中身が魅力的な男たちだった!!!

ルートが一番面白かったのは
ヘルベチカ>シュウ>スケアクロウ>リンボ=モズ

・ヘルベチカ
出自がブラックホークなのは予想出来てたけど、思ったよりも悲惨且つ残酷で驚きの連続だった。あとモテキャラだけどくそデカ感情があふれ出してるのも面白かった!
・シュウ
言わずもがな大人の男の甘やかしルート純粋に楽しかった!

■推しキャラクター
シュウ>>>スケアクロウ>モズ>ヘルベチカ>リンボ
男としてなら
シュウ>>>リンボ>モズ>スケアクロウ>ヘルベチカ

・シュウ
これはずるいよ。シュウルートの感想でも書いたけどこの人ちゃんと対話してくれるの。お前には関係ないだろほっとけ系の見た目に見えて、どう思ってるのか、だからこういう行動をとる悪いけどわかってほしいって全部言うの。ホウレンソウできる男はいい男!!!
あとタバコやめるんだ!?吸ってても好きだけどやめてくれるんも嬉しい。
・スケアクロウ
こういうタイプのキャラクターでこんなに好きになったのクロちゃんが初めて。可愛いよ!愛おしいよ!一緒にばかやって毎日笑って過ごしたいよ!
出来る男じゃないけど、頑張ってるところも、ポンコツなところも全部まとめて好きだよ!あと下心隠せてないのも可愛い!!!
・モズ
冷静だけど冷たいわけじゃなくて、言葉選び独特だけど優しいモズが大好き。あとSIDE:Bのデートクッソ楽しかった!プロムのやり直し!アダムには聞かせたくないけど、いっぱい調べてくれてデートしてくれてるの可愛い。
「僕を好きになるしかないよ」の破壊力たるや…
・リンボ
エスコートの神。育ちの良さとスクールカーストトップ層で育ったんだな、ってのがよくわかる女慣れ具合。ただリンボと付き合っちゃうと金銭的に甘えることが多くなりそうなのがちょっと不安。テウタは絶対自分で払うタイプwww
・ヘルベチカ
君もいい男なんだけど、他がいい男過ぎてこの位置に…。あとSIDE:Bでテウタのこと滅茶苦茶悲しませたの、根に持ってます。依存したくない気持ちはわかるけどやっていいこと悪いことあるよね?!でもクソ重ヘルベチカめっちゃ良かったから全然好き!

■カップリングとしてテウタとの組み合わせが楽しいキャラ
スケアクロウ>>>ヘルベチカ>リンボ>モズ=シュウ

・スケアクロウ
ダントツでクロちゃん!大人と子供の中間みたいな2人がキャッキャ言いながらデートしてるのが愛おしいよ…
・ヘルベチカ
クソ重感情はね、テウタに受け止めてもろて…
・シュウ
シュウとのカップリングも楽しいんだけど体格差で萌えれるから、でもこいつは私が好きなので!!!ちょっとテウタにはあげれないwww

好きなところ

■主人公の性格
テウタの性格大好き!お友達になりたいくらい!乙女ゲームは主人公が合わないとほんとにイライラしちゃうから…

■攻略中以外のキャラの距離感
乙女ゲームって攻略対象のルートに入るとそれ以外の男空気になりがちじゃん?これ全然空気にならん!ちゃんとみんなで協力して事件解決に向かうの!それぞれの強みを活かしてサポートしてくれるのが本当に楽しかった!

■弱みを見せてくれるところ
基本皆弱いところがあるのよね、それをちゃんとテウタが支えたり、背中を押したりしてあげるんよ。かっこいいだけのヒーローよりずっと好き!

■挨拶
「いってらっしゃい」「おやすみ」を全員がちゃんと言うところ
しょうもないことかもだけどこれ一番プレイしてていいなぁって思ったポイント。ちゃんと全員が言うのよね!

■台詞
好きな台詞が多いこと!特にテウタ/アダム!
・リンボ
「誰かを幸せにしたいなら、自分がまず幸せになるべき」
・テウタ
「頼んでなくても助けてくれるのが友達、断られても助けちゃうのが親友」
・アダム
「いつでも君を助けてあげる、なんてことは出来ないけど、僕もルカもいつでも君の味方だから。それを忘れないで」
・ヘルベチカ
「見た目はすべてじゃないし、本当は中身がすべてなんです。でも中身は他人には伝わらない。自分自身だってわからない。自分のことですから他人に伝わるわけないんです。だから伝えたいものを表現するのが外見だと、僕は思いますよ」

ピックアップしきれない!!!特にリンボの台詞は私にグッと響いた~

まとめ

真相ルートだけ重くて余韻が凄いけど、それ以外のルートは気軽にプレイできるのが良かった!
キャラ・恋愛過程・ストーリー全部が最高な乙女ゲーム!
まだ20本程度しか乙女ゲームプレイしてないけど、その中での暫定トップゲーム!

カラーマリス丁度プレイし終わったから、バスタフェ2始めようかな…
とはいえ、記録まとめたいのは他にもあるし…
育休中にやりたいことが多いwww

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