映画「COUNT ME IN 魂のリズム」(ネタバレあり感想)
近頃は色んなアーティスト、特に世界的レジェンド
大物アーティスト達の映画が数多く上映されています。
自分は、リアルに知らなかった人達も含め
何人かの映画を観に行きました。
今回のは映画というよりは
インタビューと過去映像中心の
ドキュメンタリー映画です。
ドラムとドラマーの映画なので一般的ではなく
偏っていてあまり興味がないかもわかりませんが
音楽好き、バンド好き、楽器をやってる方
なら興味を抱いてもらえるかもわかりません。
ですが、この映画を通して好きな事を
ずっと一つの事をやり続けて、今も尚
影響を受けた頃、やり始めた話し等は
中々良い映画だと思いました。
インタビューでは
世界的な有名なドラマー達が
どういうきっかけでドラムを始めたかを
技術的な事よりも、誰に影響受けたとか
目をキラキラと輝かせながら
なかば興奮気味に話す姿は
こちらにも熱いものが伝わってきます。
なかでもレジェンドと呼ばれる方が
いつまでもドラムが好きで
その頃の思いが今でも色褪せないんだなぁと
まるで子供のように話す姿は驚き感激しました。
また影響を受けたドラマーの過去映像だったり
子供の頃に憧れあバンドとドラマーの欠場により
その代役を勤めツアーを周った女性ドラマーが
ライブ前は冷たい声を浴びますが
ライブ後は観客から最高だ!と認めらます。
その影響を受けたドラマーの映像を見て
自分と同じ感想を持った人が
いたなんて共感と嬉しさで一杯でした。
特に女性ドラマーは世間からは
本当に出来るのか?とか色々厳しい事を言われる
そうで、現実には未だこのような偏見や差別が
あるのが現状のようですが演奏で覆してやるそうで
す。
偏見のつもりはありませんが
女性のチカラとは思えない
スティックが折れんばかりのパワフルな
サウンドで圧倒されます。
音楽は聴く専門なのでわからないのですが
映画に出てくるドラマー達はロック
以外にジャズドラマーに影響受けてる人が
多い事に驚きました。
自分はギターリストやエレキギターの音が
大好きなのですが、ドラムの音が映画館で
響くと、思わず身体が動きそうになりました。
それぐらい気持ち良いです。
最近は、スピーカーに凝った映画館で
ミュージシャンの映画はよくやるので
より効果的なのかもしれません。
勿論!ライブでも、ドラムソロなんかは
最高です!!
そして最後の方でインタビューを受けた
ドラマー達が何人も同時にドラムセッションを
します。
大物ドラマーとやるのに、まるで子供のように
緊張しながら一生懸命、それでいて
楽しそうに演奏してるドラマーの様子も
こんなに同時にドラムセッションをやるのを観たの
は初めてで、凄いですし、楽しかったです。
まるで音で会話してるようでいいなぁ
なんて楽しそうなんだろうと思いました。
先程も書きましたが、あのキラキラして
楽しそうにドラムの話しをするミュージシャン達を
観て、ドラムやってみたいって思う瞬間って
こんな感じなんだろうなぁとか
音楽やってたら初心にかえろうとか、
原点の気持ちが蘇るんだろうなぁと思いました。
映画館を出た後も暫く頭の中で
ドラムのリズムが鳴り響き、
まるでセッションしてるかのような余韻に浸りなが
ら帰りました。
No.32.2024.4.21.
No.33.2024.4.21.
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