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生まれてこの方、身長が全く伸びていない人います?

いる訳ないですよね。

同じように、心も成長してますよね?

って聞くと、

「いやあ、こちらはなかなか進歩なくて・・・」
と頭を掻いてしま人とも多いかもしれません。(私もその一人です)

私は中学校の教員で、思春期真っ只中の生徒たちと日々接しています。

彼らの変容は、それはもうすごい。

1年生の時にはまだまだ小学生っぽかった男子が、3年生には声変わりをし、髭も生えて、何ならおっさんぽくなってたりします。

体の成長も著しいのですが、精神面の変容もこれまたすごい。

今日は、特性の強い、Aと小学校からネガティブな引き継ぎを受けていたBの嬉しい変容についてお伝えします。

ケンカを未然に防止したAとB

ちょっとしたことで、すぐカッとすることが多く、1年生の時には、叱られると
「俺だけじゃない!」
「俺はやってない!」
と自己保身に走ることの多かったA。
ちょっとくせの強い子で、スイッチが入ってしまうと、指導が通らず、担任が手を焼くこともしばしば。

一方のB。
ちょっとだらしなく、服装や、時間のことで指導を受けることが多い。
指導については、素直に受け入れるものの、同じことを何度も指導を受けることが多かった子。
小学校の引き継ぎでは、ネガティブな事をたくさん聞いていた子でした。

そんな彼らと、授業や部活動で触れ合ってきた2年間。

Aは何かをやらかし、指導をされても言い訳をすることがなくなり、何がダメなのかも理解できるようになりました。

Bは自分だけでなく、周りに対しても、ポジティブな働きかけをするように変化してきました。

そんなことを感じていたおり、事件が起こったんです。(その事件現場に居合わせた先生が状況を詳しく教えてくれたのです)

放課後の居残学習でCとDが小競り合い。

次第に、ヒートアップして胸ぐらを掴みそうな勢いになった時に、

AとBが間に割って入り、クールダウンを促したのだそうです。

AはCの不満を聞いてあげる。
BはDの不満を聞いてあげる。

その上で、
「お互いに、自分の主張ばかり言い合っても、キリがない人じゃないの?どこかで折り合いつけないとさ!」
とBがナイスな提案をしたそうです。

CとDは、胸の内に抱えていた不満を、AとBにに聞いてもらったことで、気持ちが楽になったのか、Bの提案を受け入れて、その場は丸く収まったのだそうです。

一年前には、他人にちょっかいを出し、相手を怒らせ喧嘩に発展していたAがケンカの仲裁に入る。

ネガティブな面で影響力が強いという引き継ぎを受け、注意深く様子を見守ってきたBがケンカの仲裁に入る。

なんか、嬉しすぎます!

人って成長するんですね!

ダメなことはダメと指導する。

良いことは良いと褒める。

嬉しい時は共に喜び、

悲しい時はそっと肩を抱く。

一人一人に寄り添ってきた、私たち教員の関わり方は間違ってはいなかったのかな。

手前味噌な話かもしれないけれど、そんな事を感じました。

教員をやっていてよかったな!

と思える出来事でした!

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