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トップダウンでも考えることをやめるな!

「どうして現場で血が流れなきゃならないんだ!室井さん!」

踊る大捜査線の有名なセリフ。

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警察の名誉を守るためのガチガチのトップダウンに反旗を翻し、所轄のヒラの刑事である織田裕二の活躍が爽快な映画。

このトップダウンの指揮系統は、警察はもとより、大きな組織で見られる指揮系統です。

公務員はガチガチのトップダウンです。

その結果、命令が発令されるまで、何ひとつ決まらない。

進まない。

現場の要望に臨機応変に対応できない。

組織が大きくなればなるほど、現場の裁量は小さくなり、トップからの命令を待つことになります。

なんで、こんな簡単なことを現場で決められないの?

そんな疑問を持つ、あなたと一緒に

トップダウンの組織下においても自ら考え、自主的に動けることが大切。

ということについてのお話です。

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トップダウンのメリット

ちなみに、トップダウンが採用されているのには、メリットがあるからです。

トップの意思決定が組織の意識決定となります。

「ああだ」「こうだ」と議論せずに、速やかな意思決定ができることがメリットです。

また、トップの決定は絶対なので、組織の混乱もありません。

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トップダウンのデメリット

しかし、先に述べたメリットは、そのままデメリットも抱えています。

・意識決定が早い
・トップの決定が絶対

いずれも、トップ1人の判断(もちろん腹心の意見は聞いているとは思うが)に頼るため、判断を誤るリスクを常に抱えています。

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トップダウンにより教育現場で起こっていることへの疑問

現在、コロナに関する通知が

文科省→都道県教育委員会→市町村教育委員会→学校

と流れてきます。

私の務める自治体は8月27日(金)に緊急事態宣言が発出されることが決定。

既に学校は始まっていたのですが、

部活動をどうするか?

などについて、管理職に尋ねても、

「まだ通知が降りてこない」

の一点張り。

生徒に指示を出すことができない状況にありました。

でも、既に都道府県教育委員会のホームページには高校への対応が明確に指示されていました。

つまり、市町村教育委員会は都道府県教育委員会の通知を受けてから、各学校に通知を出すために、タイムラグが生じていると考えられます。

しかし、既に高校への対応が示されていること。

前回の緊急事態宣言の時よりも状況が悪いことを考えたら、自ずとどうすべきかぐらいは、想像がつきます。

そんな声が職員室で大きくなりました。

しかし、教育委員会の通知が来てから出ないと勝手に対応することができない。

これが、とっても疑問なんです。

それでもうちの学校では

「正式な通知はまだ来てはいませんが、本日(27日)の対応は、部活動は中止で、放課後の活動も一切中止とします」

と妥当な対応になりました。

特に、コロナのような今までに経験のない事態もあり、教育委員会の通知が来ないと動けないことが今までに何度もありました。

その度に、不足の事態、想定外の事態が発生したときに、生徒の命は守れるのか?

素朴な疑問が湧くのです。

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東日本大震災の明暗

トップダウンに慣れているとどうしても“指示待ち“になりがちです。

そんな時に想定外のことが起こるとどうなるか。

東日本大震災で、児童教職員に大きな犠牲者の出た

石巻の大川小学校の事例をどうしても思い出してしまうのです。

50分もの間、校庭で待機し、ようやく移動した矢先に津波に巻き込まれてしまった。

なぜ裏山に逃げなかったのか?

シンプルに考えれば、裏山に逃げるでしょ?

実際に近隣の学校は、裏山に逃げているのに。

もしかすると、トップダウンの弊害が出ているのではないか。

あくまでも私の想像ですが、どうしてもそう思えて仕方ありません。

コロナの対応も命に関すること。

“命を守るため“を最優先すれば、自ずとやるべきことの優先順位も見えてくるはずだと思いませんか。

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トップダウンの組織下でも主体的に動けるようになるためには?

トップダウンの組織下でも主体的に動けるようになるために大事なことは

何のためにやるのか?を常に自問することです。

“学校の常識は世間の非常識“なんてよく言われます。

それは、“何のためにやるのか?“

という目的が曖昧だったりと形骸された中で、

“例年通り“やっているからです。

珈琲タイムさんのこちらの記事では、そんな学校の??部分を鋭く指摘されています。

学校教育は、最終的には子どもたちの自立を目ざすものです。

そのために、様々な教育活動があるのです。

それらは“子どもの自立につながるのか?“

そんな視点を大事にしなければなりません。

珈琲タイムさんの記事では、

そんな共感と自責の念を持ちながら読ませていただきました。

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まとめ

トップダウン下においても、自ら考えて自主的に動けることの大切さについてお話でした。

✔️トップダウンのメリット
▪️意思決定が早い
✔️トップダウンのデメリット
▪️1人の決断によるリスクが高い
✔️トップダウンにより教育現場で起こっていることへの疑問
▪️教育委員会の通知が来ないと意識決定できないこと。
✔️東日本大震災の明暗
▪️トップダウンの組織下でも主体的に動けるようになるためには?
✔️何のためにやるのか?を常に自問することが大事

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