別れは突然やってくる｜激動の1ヶ月を振り返ってみた

21日は給料日。
振り込みだから、給料日という実感はありません。
そして、待ちに待った21日という感じでもありません。

えっ？もう21日？
1ヶ月が1週間ぐらいに感じます。

この34年間、月末の21日に給料日を迎えてきましたが、今回ほど激動の1ヶ月は過去に経験したことがなかったように思うのです。

なんと言っても、愛犬クッキーが虹の橋を渡ったこと。（6月23日夜）

1週後にまさかこの世からいなくなるなんて夢にも思わなかった

あれからまだ一月も経っていないのに。

今度は、お世話になっていた方が地区のサッカー協会長がご逝去。（7月11日）

私が事務局長を務める8月25日から始まる交流事業について、決裁を初め、ご指導や相談にのっていただいていた方。

2週間ほど前に、アポなしで打ち合わせにご自宅に伺った時に、隣に座って、広告協賛の件について、色々なご助言をいただきなながら、今後の確認しました。

地域の名士である会長は、財界人とのつながりも多く、いつもお願いばかりになっていたのも正直なところ。

その折に会長がふと漏らした一言。

「本当は、もっと体が動けば、色々と力になれるんだけどね」

と語る言葉は、いつになく力がなく、目にもいつもの鋭さがありませんでした。

あれ？随分と衰弱しているのでは・・・。もしや、最悪、交流事業までに命の灯火が消えてしまうのでは・・・。

不意に、そんな思いが湧いてきたのです。

いやいや、縁起でもない！
会長がいてこその交流事業なんだから。

と不吉な思いを打ち消したものの、明らかに命の輝きの色は薄くなっているように感じました。（不適切かもしれませんが、うちの愛犬の亡くなる直前の感じの時のような気配を感じたのです）

「では、また、色々と確認のお電話をさせていただきます！」

そう言って、会長のお宅からの帰り際

「1人で抱えたらダメだよ」

「はい！ありがとうございます。では失礼します！」

これが会長と交わした最後の会話となりました。

その1週間後に容態が一気に悪くなり、あっという間にご逝去されてしまいました。

たった、1ヶ月の間の出来事なのに、もう何年も前の出来事のように思える時もあるし、つい昨日のことのように思えることもある。

時間の感覚が麻痺しているような現状です。
めっちゃ忙しい現実を生きているのに、どこか夢現の中を生きているような不思議な感覚。

なんなのでしょうね。この感覚って。

私たちは、「オギャー」とこの世に生を授かった瞬間から、「死」へのカウントダウンが始まっている。
誰もが逃れられない宿命。

ただ、いつ命の灯火が消えるのか。
その日は知らされてはいない。

もちろん、病気で余命⚪︎ヶ月と言われたりすることもあるけれど、それはあくまでも予想であって、大きな誤差があります。

病気もなくピンピンしているのに、事故や災害で命を落とすこともあります。

私自身は、20歳の時の真冬の2月に、酩酊して行き倒れ、そのままだったら、朝を迎えることもなかったし、今こうして記事を書いていることもなかったでしょう。

運よく、タクシードライバーが気づいて拾ってくださり、2日〜3日の入院で住む程度の凍傷で、生き延びることができました。

現在、なんとなく後30年は生きるだろうという漠然とした思いがあります。

80歳を超えた母親は、幸いなことに今のところ元気です。

しかし、愛犬がそうだったように、肺炎にかかって、あっという間になくなってしまうということが、高齢なだけにあるかもしれない。

いつかはその日が来る。
その日はきっと近い。
でも、今日ではない。そうであってほしい。

そんな願いはあくまでも願いであって、必ずしも願った通りにはなりません。

生きることは死ぬことに向かっている。
この現実を改めて突きつけられた1ヶ月。

と同時に、故人（愛犬）への思いはいつまでも心の中にあり、心の中で生き続けることもまた事実であることを知りました。

心の中で生き続けているとはいえ、もう一度、姿形のある状態で会いたい。

このような感情が湧いてくるのも事実。
涙が滲みます。

まだまだ、心は落ち着かないみたいです。
でも、無理して落ち着ける必要もないと思っています。

湧いてくる思いを、受け止め、味わう。
時々、こうやってその様子を記事にすることで、モヤモヤしたものを吐き出しながら、現実を受け入れていくのだろう。

そんな風に感じています。
特に話のオチはありません。
最後まで話にお付き合いくださり、ありがとうございます。

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