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会社の成果・成長は誰のもの?お米一粒には宇宙の全てが関わっている

インドの学びは強烈だった。

2019年1月と2019年11月。私はインドのチェンナイにいた。(トップ写真はその一枚)
チェンナイ市内ではない。市内から3時間以上離れた所にある海に面した場所や山の中など自然豊かな場所にいたのだ。

インド チェンナイの瞑想の聖地の写真

そこは世界中の富豪や実業家/起業家が集まるちょっと有名な所だ。
俳優のヒュー・ジャックマン、歌手のアッシャー、パタゴニアの社長や日本の超有名な起業家も忍びで訪れ、ひたすらそこで学んで持ち帰り、実践するのだ。

私は幸運にもそんな環境に行く機会を頂き、自分の精神性を磨き、私自身の生きる目的を見つけるために修行をしてきたのである。それはそれは強烈な体験だった。

1日あっても語りきれないほど学び、そして毎日毎日気の遠くなるほどの瞑想を通して内観を繰り返し、自分の真実に向き合ってきた。今回はその学びの中で気づいたことの一つを共有したい。

会社の成果や成長は誰のおかげ?        そして衰退は誰のせい?

皆さんに質問したい。

あなたはある時、可能性に満ちた土地をを見つけた。


「ここに種を蒔いて、立派で実りのある木が育てば、人々の幸せに貢献できる。」
そう確信したあなたはチャンスを逃すまいとそこにすかさず種を蒔いた。
その種は予想通り立派な木と成り、豊かな実りと共に、人を集めた。やがてその木を中心として村となり、町となり、大変栄えた。

ここで質問。
「この町の繁栄は誰のおかげなのだろうか。」

それはもちろん最初に種を蒔いた俺のおかげ。
いやいや木を中心に人は集まったけど、彼が町の整備をしたから彼のおかげでしょ。いやいや彼の!彼女の!。。。

そして時間と共にその町の象徴であった木を人々は軽視し、そして木は衰退し、町の人々は険悪な人間関係を嫌がり町を離れた。やがてそのは木もろともなくなってしまった。

ここで質問。
「この町の衰退は誰のせいだろうか。」

お前たちがこの実りのある木を大切にしなかったせいだ。
いやいや、あなたがみんなの町を自分のものにして誰のいうことも聞かずに勝手なことをしたからあなたのせいでしょ。いやいや、あいつが。。。。

もうお気づきの方もいると思う。これは会社と同じだ。
質問は法律的な解釈を求めている訳ではない。
もっとエモい質問だ。

創業社長は種を蒔いた人。そして実りのある木は事業。そして実りのある木に集まった人たちは社員や関係者、そして顧客だ。村や町は企業規模を表している。

実際に会社の仕組みはもっと複雑だ。でも根本的なものは同じだと思う。

繁栄は誰のおかげなのか。そして衰退は誰のせいなのか。

お米一粒には宇宙の全てが関わっている。

人は往々にして、手柄や成功は自分のもの。または誰かのもの。失態や失敗は誰かのせい、自分のせいと思っているものだ。

確かに繁栄も衰退もそれぞれ原因の中に重要な要因が存在する。しかしその要因だけが全てということはありえない。必ずそこにいる全員が関わっているのだ。

上記は木の「実」で例えたが、皆さんは毎日食べる食事。そしてお米一粒に宇宙をイメージしたことはあるだろうか。

大袈裟見えるが、実際は大袈裟でもなんでもない。皆さんが食べているお米や食べ物には宇宙が関わっている。

お米一粒が実るまでに、太陽、水、風、生き物、たくさんの存在が関わっているのだ。宇宙、地球、そして今ある環境ががなければお米は実らないのだ。(植物工場等の科学は進化していますが)

それは今の自分もそう、あなたもそう、そして企業も全て同じように世の中全ての森羅万象と密接に関わっていると私は思う。

だからこそ想像力豊かに、感謝を忘れず、自分の力も誰かに影響与えいることを自覚し、日々精進し続ける必要があると私は信じている。

多くのビジネスパーソンにはこの考え方が伝わると嬉しい。

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