ひみつの本屋、はじめます。
前回までの話はこちらに。
気になる方は読んでみてください。
「ひみつの本屋」という不思議な本屋
ー熱海のまちで本が読める 鍵のかかった古本屋ー
ジョージは、「ひみつの本屋」という本屋を、熱海ではじめることになりました。
誰にも気づかれないような裏路地でひっそりと。
どうしてはじめることになったか、については今後のnoteで書いていこうと思いますので、マガジンフォローお願いします。
カギのかかった古本屋
何を思ったか。新しく作る本屋にはカギをかけることにした。
いつも店主が留守にしていて無人だから。
しかもそのカギを、まちのお店に預けてある。
「地図を見て、本屋のカギを探して、それから自分でカギを開けて入る。」
そんな面倒な本屋、きっと他にはないだろう。笑
入場料500円で 1泊2日 3冊まで
本屋に入るのにお金がかかるのはどうでしょう。
でも、
「熱海にいるあいだ(1泊) は、3冊まで持って出ていいです。」
って言われたらどうでしょう。
重たい本を持って熱海に来なくても本が読めるし、
持って帰らなくてもいいし。でもちょっと持って帰りたい気もするし。笑
気軽に本を読んでもらいたいなぁと思って考えた仕組みです。
さぁまちで本を読もう
熱海のまちは、とても心地のいい場所がいっぱいある。
至るところに温泉が湧いているのは言うまでもなく、温泉の後の休憩室でゴロゴロするのはとても気持ちがいい。昔ながらの純喫茶にいってプリンアラモードでもつついて、夕方には海を見に行って。
そんなときに片手に本を持っていたら、とても良い時間が過ごせるのではないでしょうか。
旧映画館の入り口から始まる物語
今回は熱海の映画館「ロマンス座」のチケット売り場ではじめることにしました。もともといろいろな物語が始まった場所。
そして、実は僕の設計したホテル「ロマンス座カド」のすぐ横の物件で。
ここからあたらしい物語が生まれたらワクワクするな。と、直感的に思ったわけです。
映画館自体は閉館してもう10年くらいかと思うのですが、ずっとこの場がこのように残っていたのはとても驚きました。
子どもの頃のドキドキを
だから、熱海の子どもたちには無料で自由に読んでもらいたい。
子どもの頃にドキドキしながら行った、不思議な本屋さん。
彼らが大人になった時、そんな思い出が残っているとうれしい。
そんなことを考えながら、僕たちがまちで本屋をやる意味についていろいろと考えているのです。
熱海のまちに本がある風景を
別に本に限った話ではないのですが、食べたり飲んだり以外にも楽しいことって色々ありますよね。観光と一口にいってもイロイロ。
でも、僕は観光と旅って似ているようで違う気がするんです。
ガイドに載っているようなことだけじゃなくて、
せっかくならもう少しドキドキして、もう少しワクワクして。
そのきっかけが本だったら面白いなぁなんて。
次回はこの話をもっと深く掘り下げていこうと思います。
おたのしみに。
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