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2号ファンド(80億円)のファイナルクローズと新たな決意表明のお知らせ

2020年9月30日、総額80億円にて2号ファンドのファイナルクローズを完了しました。

コロナ禍もあり、想定より少し時間がかかりましたが、私たちのビジョン・ミッションに共感いただき、for entrepreneursの精神でスタートアップとの共創に積極的に取り組まれている、とても素敵なLPのみなさんにご出資いただくことができたと感じています。合わせて、1号ファンドに引き続き、2号ファンドにおいても、日本を代表する機関投資家の方々にご参加いただくことができました(プレスリリースはこちら)。

2016年8月末にジェネシア・ベンチャーズを創業し、はや丸4年が経過しましたが、1号・2号合わせて総額120億円の資金をお預かりするベンチャーキャピタルとしてチャレンジする機会をいただくことができたのも、ビジョンの実現に向けて日々挑戦 & 切磋琢磨しているチームジェネシアの仲間や支援先のみなさんはもちろんのこと、さまざまな形でご一緒させていただいている投資家・事業会社・ビジネスパートナーのみなさんのお陰です。本当にありがとうございます。

また、このタイミングでジェネシアのウェブサイトを一部リデザインしています。

私たちのビジョンである「すべての人に豊かさと機会をもたらす社会を実現する」ためのベンチャーキャピタルとしてのあるべき姿や、ミッションである「アジアで持続可能な産業がうまれるプラットフォームをつくる」を実現するためのステイクホルダーとの共創のあるべき姿について、日々内省するとともに、チーム内で継続的にディスカッションすることを通じて、私たち自身が向かうべき世界観について、その奥行きや深みが増してきたので、いくつかのことについて改めて決意表明しています。

■ベンチャーキャピタルとしての、私たちの6つの挑戦

これまでジェネシアでは、投資対象領域として、

1)デジタル・トランスフォーメーション(DX)
産業のビジネス・ストラクチャーをアップデートするXaaS、多重構造を解消するプラットフォーマーなどのデジタル・トランスフォーメーション周辺領域
2)ニューエコノミー
個人のエンパワーメントや顧客体験の最適化、循環型経済を実現するOMO、C2C(EC、SERVICE)、シェアリングエコノミー、非中央集権型プラットフォームなどのニューエコノミー周辺領域
3)メディア・エンターテインメント
個人の興味関心が多様化する中で、人々の心を動かす体験価値を提供するメディア、コンテンツ、VR/ARなどのメディア・エンターテインメント周辺領域

の3つを掲げていましたが、これらにクロスオーバーする形で、「すべての人に豊かさと機会をもたらす社会」の実現に向けて、私たちがベンチャーキャピタルとして挑戦する6つの命題を新たに言語化しました。

私たちは、これら6つの命題の実現に向け、高い志を持って全力でチャレンジしているスタートアップに全力で伴走することを通じて、「すべての人に豊かさと機会をもたらす社会」の実現にコミットしていきます(詳細はこちら)。

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■産業創造プラットフォームの実現にむけて

私たちは、私たちのビジョンの実現に向けて、「アジアで持続可能な産業がうまれるプラットフォームをつくる」というミッションを掲げています。

私たちのビジョンは、私たちだけでは到底成し遂げられるものではありません。起業家を発掘・投資し、支援先の企業価値の最大化にコミットするというベンチャーキャピタルとしての役割を超え、社内と社外という垣根をなくし、同じ志を持った人同士が一つのチームとして有機的につながり、共創の機会が最大化されることでようやくその実現に向かうことができます。

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私たちはあくまで、持続可能な新しい産業を創造するプラットフォームの一員であり、ベンチャーキャピタルとしての役割を超えて、社会全体/全てのステークホルダーを一つのチームとして結ぶHUBとなり、プラットフォーム=全身に血液を循環させる役割を果たすことを通じて、そのビジョンの実現に向かうという決意表明であり、アジアにまたがる産業創造プラットフォームの実現に向けて、今後さまざまなチャレンジをしていきます。

■最後に

私たちのビジョンである「すべての人に豊かさと機会をもたらす社会」の実現に向けて、ベンチャーキャピタルとして私たちはどうあるべきか?

この問いに対して、日々向き合ってきましたし、これからも問い続けると思います。そして、このビジョンは、一朝一夕で成し遂げられるようなものではありません。5年、10年、100年と続く持続性のあるシステムのようなものでなければならないと考えた時に、サステナビリティ(持続性)の源泉とは何か?ということを深く考えるようになりました。

私は、あるべき姿やなりたい姿(To be)と現状(As is)とのギャップこそが強い欲求や情熱を生み出し、その欲求や情熱がサステナブルに社会をあるべき方向に向かわせる、大きく、強い衝動になると考えています。これは、個人はもちろん、チームで行う経済活動も同じです。また、既に存在している価値を維持し、その価値を人から人へ移動させる経済活動だけでは、社会はあるべき方向には向かいません。社会をあるべき方向性に向かわせるには、これまでにはなかった、新たな価値を生み出し続けることが大切だと考えています。

だからこそ、ベンチャーキャピタルとして、高い志を持った、新たな価値の創造に挑戦する起業家に伴走し続けること。新たな価値の創造に挑戦する人を増やすこと。そういった人同士が出会う機会を最大化すること。これら3つの活動を通じて、世の中にできるだけ大きなGood Impactを残して人生を全うしたいと考えています。この想いは、ジェネシア創業の時から何も変わっていません。

これからも、志を同じくするジェネシアのかけがえのない仲間とともに、ビジョンの実現に全力で向かっていく所存です。引き続き、チームジェネシアをぜひ応援してください。よろしくお願いいたします。

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ジェネシア・ベンチャーズからのご案内です。もしよければ、このリンクの下部にあるTEAM by Genesia.にご参加ください。私たちは、このデジタル時代の産業創造に関わるすべてのステークホルダーと、一つのTEAMとして、本質的なDX(デジタルトランスフォーメーション)の実現を目指していきたいと考えています。TEAMにご参加いただいた方には、ジェネシア・ベンチャーズから最新コンテンツやイベント情報をタイムリーにお届けします。

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