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夜間会議 ③/全6話【創作台本・世にもになるまで書いてみた・104作目】

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 神様 「修学旅行」の神様に目線を向ける。

修 え? 私!? 手挙げてないんだけど!

 修学旅行の神様(女・茶髪のセミロング) 神様相手に怒る。
 彼女の近くに名前テロップの表示。

白 ごめんごめん・・・
  でもあれじゃない? 
  学祭の次に告白できるチャンスって修学旅行の夜・・・
修 いやだ。私は絶っっっ対やらない!
白 どうして・・・
修 (ため息)あのねぇ。失敗した時のこと考えてないでしょ。
  もし初日に告ってフラれたら、その後の日程どうなると思う?
白 そりゃあ、もう、地獄・・・
修 でしょ?
  てか、アタシよりも卒業式の方が雰囲気あるんじゃね?
卒 え? 私・・・?

 卒業式の神様(女・黒髪ショートカット) 突然の指名に困惑する。
 彼女の近くに名前テロップの表示。

卒 えっと・・・ 確かに告白のお願いは多いけど・・・ けど・・・
修 じゃあ尚更いいじゃん! はい、けって~
卒 (大きな声で)でも!! 

 卒業式の神様の大声で一瞬静まりかえる。
 卒業式の神様 静まりかえったことを申し訳なさそうに、ゆっくりと着席。

卒 私3月の行事だよ・・・?
  この男の子は学祭で告白したいんでしょ?
白 うむ。さらに言えば、一刻も早く告白したいようだ。
卒 私より、一番日にちの近い行事の方が引き受けたらいいのではないでしょうか・・・?
白 なるほど!
  えぇと、一番近いのは・・・

 神様 学校行事表から一番近い行事を探す。

白 ・・・「定期テスト」!
  では、「定期テスト」くんが告白の手伝いを・・・
テ 嫌です。

 定期テストの神様(男・学ラン姿×メガネ・角刈り) メガネをクイッと上げ、淡々と話し続ける。

テ 大体テスト中に告白する方法などありませんよね?
修 いやいや、テスト勉強一緒にしたり、
  問題用紙配るときとか探せばいくらでもあるじゃん。
テ (ため息)
  あのねぇ。大体学校で恋愛すること自体おかしな話なのですよ。
  いいですか? 学生の本分は「勉強」です。恋愛などいらないのです。
修 はぁ~? アンタがモテなさすぎて僻んでるだけでしょ?
テ そ、そんなわけないじゃないですか失礼な! 
  私はあなたたちとは違って・・・!

 修学旅行の神様と定期テストの神様が言い争いを始める。
 周りも騒ぎ立てる中、主人公と隣の席の神様は、席に座ったまま会話を始める。
 彼の近くに名前テロップが。隣の席に座っていたのは『教科書販売会の神様』だった。

隣 なぁ。いつ終わるんだろうな。
主 さぁ? いっそのことお前がやればいいじゃん。
隣 ヤダよ! 俺が告白の舞台って一番意味わかんねぇよ!
  そんなに言うならお前がやれよ!
主 いやいやいや。一番ないから。
  お前見たことあるか? 俺の行事で告ってるやつ。
隣 いないからこそだろ! 前例作ろうぜ!
主 作らなくていいっての・・・

 時計のアップ
 テロップ『2時間経過・・・』


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