起業家がシリーズAの資金調達を目指す前に見るnote

FoundXの馬田さんが以下の「資金調達を始める前に知っておきたいこと」という素晴らしいスライドを公開されてます。

あなたがこれを読めば、シリーズAを含む資金調達に費やす時間が100分の1になります。

起業のピッチ大会は出る意味がある

ところで、以下のコーラルキャピタルというVCが、2021年3月8日に発表した記事があります。

記事の結論は以下2つです。

結論1. ピッチ大会で優勝したチームが事業継続をしている比率が高い。

事業継続率のグラフは以下です。

1位は4%は事業継続が確認できません。

ただ、2位の11%と、1位・2位以外の15%より明らかに事業継続しています。

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結論2. 資金調達額も、ピッチ大会で優勝したチームはその他の企業と比較し2倍程度と多い。

資金調達額は、以下のように明らかな差があります。

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ピッチ大会で優勝すると資金調達が容易になる理由は「錯覚」

私の予想では「錯覚の効果」が要因です。

「この起業家はピッチ大会で優勝したから、成功しやすいだろう」と投資家が錯覚するのです。錯覚の解説noteは以下です。

PMFを達成した起業家だけピッチ大会に参加しよう

記事には、以下の4つのピッチコンテストが紹介されています。

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PMF(詳細note)を達成した起業家だけ、上記のピッチ大会に出ましょう。

PMFを達成してない起業家は、ピッチ大会への参加は不要です。そもそも、PMFを達成しないとピッチ大会で勝ちにくい。

また、ピッチ大会に出るには資料を準備し、ピッチの練習します。起業家が本気で大会に出るには準備に何十時間も必要です。

PMF達成前なら起業家は客先に訪問し、自社の製品の仮説検証をすることに時間使いましょう。

起業家はピッチ大会に逃げたらダメ

当たり前ですが、ピッチ大会で優勝しても、起業で成功できません。

起業家は、大会の参加などに逃げず、地道に客のことを考えて売上を増やしましょう。

起業に関する問題の全ては、「売上」が多くなれば解消します。ピッチ大会で優勝しても起業に関連する問題は解決しません。

起業家が「売上の向上」以外のピッチ大会入賞など「偽の成功」に逃げがちなことを書いたnoteは以下です。

私は、起業家として「偽の成功」を求める起業家の気持ちは分かります。

しかし、起業家は売上だけが「本当の成功」です。売上以外は成功と無関係です。

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