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子犬を砂浜に放すように その2

私が読んだ小説の中から、好きだなと思った言葉やシーンを紹介する「子犬を砂浜に放すように」。前回からしばらく時間が経ってしまいましたが、今回は第2回です。
このnoteの趣旨などは前回の記事に書いているので、ぜひそちらもご覧ください。

さて今回は、というか今回も村上春樹さんの作品から紹介します。

「遠くから見れば、大抵のものは綺麗に見える。」

村上春樹『1973年のピンボール』

これと似たような文章は、彼の他の作品にも登場します。

遠くからみればおおかたのものごとは美しく見える。

村上春樹『騎士団長殺し』

それから、椎名林檎さんの曲『人生は夢だらけ』にはこんな歌詞があります。

近寄れば悲しく 離れれば楽しく見えてくるでしょう
それは人生 私の人生

椎名林檎『人生は夢だらけ』


離れることで楽になることもあれば、近づくことができなくて苦しむこともある。生きていると、いろんなことがありますね。

それでは、また次回。

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