【随筆】作ること



いいねを貰うと嬉しい。不思議なことで結構うれしい。でも、もっと読まれたいとかもっといいねが欲しいみたいな気持ちを強くし過ぎないようにしたいと思っている。


僕は文章を書くのが下手だと思う。自分でも良くわかる。そもそも文章を読むのが下手なのだから。書くことも同程度に下手なのだ。絵も詩も小説も写真も、全部上手いか下手かで言ったら下手の部類だろう。けれど、もっとうまくなりたいともあんまり思わないようにしている。

義務感を覚えるというのは、自分を追い込むということなのだろうけれど。そうすると自分で自分を苦しめていくことを知っている。プロフェッショナルでは無いのだから、自分で楽しめる範囲で楽しみたいのだ。

お金を稼ごうと思ったら、すごく考えないといけないんじゃないかなと、勝手に思っている。やったことないから分からないけれど、多分そうなんだと思う。それで、お金を稼ごうと思って稼げないときは本当に苦しいんだろうと思う。どうすれば、お金を稼げるか、どうすれば人に見てもらえるかってことを考えるんだと思う。審査員にどう思われるかとか、採用担当者にどう見られるかとか、そういうことだと思う。

そういうことを気にすると、恐らく”衝撃”としての面白さを追求していってしまうのではないのだろうか。それこそ、広告とかポスターとか、そういう方向に似てきてしまうのではないだろうか。
だけど、そういうことを気にしないで”興味”としての面白さを感じ取りたいのである。”衝撃”と”興味”は共存しうるのだけれど、社会とかマジョリティとかマイノリティであっても、集合内の評価を考えると”衝撃”としての面白さが伴うのが世の常である。

別に、”衝撃”を否定しているわけでは無く、”興味”をもっと評価してもいいと思うのだ。

興味とは疑問だ。

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