大学卒業前にシリコンバレーで感じたこと
今日から社会人、堀口です!
2/2~3/18まで約1ヶ月半シリコンバレーに行ってきました。
このnoteでは自分自身の振り返りとして、またシリコンバレーに興味があるという人に向けて、自分がやったことと気づいたことを綴っていきます。(データなど雑ですが、大目に見てください、、、)
なぜシリコンバレーに行ったか
行くまでの思考の過程は、このnoteの通りです。
要約すると、GoogleやFacebook、Appleなどの本社があり、「世界を変えている」シリコンバレーで、自分自身のビジョンの「世界を変える」ってことに対する解像度を高めたかったからです。
なにをやったか
2月は、サンフランシスコ市内から車で約1時間南に行ったクパチーノという都市で、3月はサンフランシスコ市内のホテルで生活しました。
クパチーノでは語学学校に通い、英語を勉強しつつ、企業訪問のためのアポ取りや、Meetupのリサーチをしていました。
アポ取りの方法に関しては、LinekdInで興味がある会社を検索し、自分自身英語が拙いため出来るだけ日本人の方を探して、友人申請を送りまくりました。
(これは頑張って英語、、、)
承認をしていただいた場合、メッセージを送り、お話を伺うことの打診をしました。
Meetupは、EventbriteやMeetup.comを使い、興味があった、ピッチ系のイベントやネットワーキング系のイベントを調べては応募しまくりました。
2月中に下準備をして、3月に実際にお話を伺ったり、Meetupに参加した形です。
(Goole本社、大きかった、、、)
シリコンバレーでの気づきと学び
ここからは、いろんな方にお話を伺ったり、イベントに参加する中で、気づいたことや学んだことを書きます。(完全主観です、、)
①日本人は日本を変えることを考えている。シリコンバレーの人間は、世界を変えることを考えている。
これはGoogle本社の方が仰っていた言葉です。
ビジョンやスケールは大きく持つものだなと思ったと同時に、The Breakthrough Company GO 代表でクリエイティブディレクターの三浦崇宏さんの「日本の7割よりも世界の2割を獲りにいく」という記事を思い出しました。
②自分の未来を切り開くための機会が多い
サンフランシスコでは、ほぼ毎日ビジネスとかテクノロジー系のMeetupが行われています。
(サンフランシスコ、今日、ビジネスでフィルターかけても370件出てくる。)
残念ながらコロナの影響で多くが中止になり、僕が参加したのはピッチイベントとネットワーキング系のイベント、後はPMに関する勉強会でした。
ピッチのイベントでは、僕とほぼ同じ年で、UC Berkeleyを卒業し起業した方が、投資家を前に自分の事業に関するプレゼンをして、投資が決まったり、
ネットワーキングのイベントでも、僕が参加できるようなフランクなイベントにも関わらず、ハーバードビジネススクール卒でVCをやっている人が、投資の種を探しに来ていたり、そこでリクルートしているスタートアップもあったり、
勉強会では、体系的にPMに関するレクチャーを、現在Twitter本社でゴリゴリPMとして働いている方が、無料で提供してくれたりと、
自分の人生を変えるための機会がめちゃめちゃ多いなと感じました。
(ピッチイベントの様子、テーマはマリファナスタートアップ。笑)
③VC/スタートアップ・ベンチャー/大学のエコシステム
上述したものと被りますが、VCと起業家が多い印象を受けました。
グーグルの元CEOエリック・シュミットの言葉の「Fail fast, fail cheap, and fail smart」ではないですが、挑戦を奨励するカルチャーがあり、VCも数打って当たればOKって感じなのかなと思いました。
(出典:Bloomberg Opinion)
かつ、スタンフォードやUC Berkeleyの学生たちも在学時代から、起業することが推奨されているそうです。
なぜなら、起業して事業を売却し、億万長者となりリタイアしたアルムナイが、エンジェル投資家として、自らのコミュニティーに恩を返すというサイクルが機能し、リスクが低いから。
実際にスタンフォードの学生は、全卒業生にOB訪問システムのようなもので、連絡を取ることができます。
(出典:Pitchbook)
④いつの時代も「世界を変える」のはスタートアップ
これは、Yahoo本社で働くエンジニアの方が仰っていた言葉です。
今、世界を変えている、GoogleやFacebookも元々はスタートアップだったと。
そして、近年もモビリティーを変えている、UberやLyft、社内コミュニケーションを変えている、SlackやZoomなど、新興のスタートアップが世界を変えつつある。
⑤物価は日本の2倍、給料は日本の4倍
物価は物によるし、給料は人によりますが、やはり日本よりも高いです。
お金がない僕は、家で毎日パスタを茹でていましたが、国としては経済が成長している証拠。
日本で約1000円で食べれる一風堂のラーメンが、2500円弱して震えました。
(サンフランシスコの一風堂。クオリティー高く、現地でも人気)
お給料に関しては、実力がある人材には、きちんとお金を払うって文化を感じました。
社員さんも、今の待遇に満足いかなかったら、他の会社から高額のオファーをもらい、給料をあげてもらえないか、自社と交渉するらしいです。
だからこそ、テックカンパニー(GAFAも他のスタートアップも)で働く人は、30歳で4000万とかざらにもらっていたり、大卒1年目でもエンジニアで2000万もらう人もいるらしい。
企業としても、国としても国際競争力が高い理由の一つだなーと思います。
⑥壮大なビジョンがない人も全然いる
スタンフォードの学生に夢はなんですかという質問をしてみました。
My dream is to be happy. I do not care about my job or how much money I make. Rather, I want to find happiness in my hobbies and my family and friends.
「自分の事業で世界を変えたい」とか「社会にインパクトを残したい」とかみんな答えるかなと思いましたが、「仕事よりも家族や友達との時間のなかで幸せを見つけたい」など、全員が全員、壮大なビジョンがあるわけではなかったです。
まあ、普通なのかもしれませんが。笑
社会人の方でも、ビジョンはないけどめっちゃ成果を出している方とか沢山いらっしゃいました。
だからこそ、ビジョン持つだけではダメで、思考とか口で止めずに、成果で示さなければいけないと痛感しました。
⑦日本は先進国の中で、経済の面では「終わった国」という認識
高度外国人材の受け入れは議論されているテーマですが、日本で働きたいと思っている、外国の方は少ないな思いました。
Meetupで出会った方に、「日本についてどう思う」と投げかけた時に、出てくる答えは、寿司、コミック、アニメ、治安いいとか。
みんな口を揃えていうのは、「旅行では、行きたい。」
日本の企業に関してはどう思うか聞いたら、「残業時間が長い」「給料が安い」「無駄な会議が多い」「英語を喋れる人が少ないからコミュニケーションが取りづらい」などなど、、、
現在、Yahoo株式会社のCSO(Cheif Strategy Officer)を務める安宅さんが最近執筆された、『シンニホン』の中で、生産性に関するチャートが載っていて、
確かに低い、、
ただ、安宅さんも生産性に関しては、「伸びしろ」と仰っていて、「やるべきことをまだやっていないだけで、まだ着手できていない宿題がたくさんあるということだ。」と紹介しています。(引用:同本のp73より抜粋)
もちろん、生産性だけが課題ではないですが。
⑧日本で野心を持ち続けるのって大変
上記のように、経済の面での日本のプレゼンスは薄れてきていますが、サンフランシスコに比べて、日本は安全だし、綺麗だし、安く美味しいものを食べれるし、野心がなくとも、ある程度幸せになれる環境があるなと思います。
ある程度お金稼いで、30歳くらいで結婚して、家庭を築いて、、、
もしかしたら、お金稼がなくても、家でNetflix見て、漫画読んで、飽きたら友達と松屋の牛丼を380円で食べて、200円のスト缶飲んで酔っ払って、語って、、、
十分これでも一定の幸せの感覚は持てると思う。
(経済が現状維持だった場合、、)
ただ、僕はどうせ一回の人生だし、野心を持って生きたいなと思いました。
特に20代前半、ここの頑張り次第で、しょぼい人生で終わるか、何か成せるか大きく方向性決まると思います。
なので、口だけじゃなくて、言行一致。
成果で示します。
まとめ
コロナの影響で、3月は思うように動くことができず、日本にいるときからもっと動いとけばよかったー涙
という反省はありますが、卒業前に行ってよかったです。
「世界を変える」ってことに対する解像度を高めるという目的で渡米し、
一度はこっちで勝負したいなという気持ちが増しました。
「気持ちが増した」という思考で止めずに、行動と成果で、自分のキャリアを切り開いてきます。
▼参考になる記事
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?