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【エセー】軽やかな心で

今週、久しぶりに髪を切りました。

本当は先月がいつものタイミングだったのですが、演奏の撮影とその後の発表という大きな仕事を抱えたままでは、のんびりと髪を切るような気分にはとてもなれませんでした。

よく願掛けで、願いが叶うまで好きなものを断つ、というような話がありますが、今回私もそんな気持ちでした。

大切な事柄をすべて何とか終えて、やっと落ち着いて髪を切れるようになったと思えば、今度は美容院の予約が中々取れず、待たされりもしましたが、ようやく今週、無事に切ってもらうことができました。

帰りに寄ったファミレスでは、隣のテーブルのカップルが、お店に用意された間違い探しに、ふたりして熱中していました。

じろじろ見るのも失礼だと思ったのでよくは見ていないけれど、明らかに成人はしているであろう男女のそんな姿には何だか好感が持てて、気分が和みました。

大小様々のストレスに見舞われることは、残念ながら生きている限りなくならないでしょうけれど、伸びた髪を切ると頭がすっきりと軽くなるように、心もよく手入れをして、軽やかさを失わずにいたいなと改めて思いました。

そんな初夏の一日のお話でした。

見出しの写真は、お店を出たときに見た夕焼けの空です。

私に魅力をお感じ下さるそのお心を、もしサポートとしてもお伝え下さいましたなら大変幸せに存じます。体質上、生きるために私にはどうしても日々必要な、保険適用外の医療を含め、制作に充当させて頂きます。より美しい作品、演奏をご披露することで、頂戴したお気持ちにきっとお応え致します。