留学から二ヶ月
こんにちは。月に一回は最低でも更新しようと思っていた留学日記ですが、二ヶ月経ってようやく初の更新です。
なぜ更新していなかったかと言いますと、忙しい、めんどくさい、ねむい、また今度でいいや、、などいろいろありますが、一番の理由は
パソコンがいきなり壊れたから です。
先日5万円強の出費と引き換えについに修理が完成しましたので、この二ヶ月間の経験を「勉強」「文化」「環境」の観点から述べていこうと思います。
なお、アメリカは広大で、全てにおいて多様なので、あくまで「現地」での「主観」であることを念頭においてくださると嬉しいです。
現地とは、ワシントン州オリンピア(エバーグリーン州立大学)のとこを指します。
現地での勉強
私は現在大学でIntegrated Natural Scienceというコースを履修しています。そこでは数学、生物学、物理、化学、地学などの知識を統合的に活用しながら、自然科学について理解を深める事が目的です。
ここでは、英語学習でこれまで味わった事がなかった挫折を、現在進行形で経験しています。
例えば、
減数分裂・制限酵素・硫酸塩・シダ植物
何個英訳できますか?
Stoichiometry, titration, chiasma, spindle apparatus
何個和訳できますか?
log x + 3∮e^2x cos x dx
って英語でなんて言いますか?
こういった、いわゆる英語の勉強をしている限りでは出会わない難題に日々ぶつかっています。
一つ課題を終わらせるにも他の生徒より時間がかかるので、早めに取り掛かるようにしています。
現地の文化
続いて文化についてです。
私が在籍している大学はもともと個性の強さで有名らしく、自己紹介時には毎回pronounを求められます。驚くべきことに3割くらいの人がthey/themと答えています。
(解説:男性ならhe/him、女性ならshe/herと答えるのが通常ですが、どちらでもない人あるいはどちらでもある人には、they/themを3人称単数の中性名詞として使う文化が浸透しつつあります。言語設定を英語にして、Twitterを開くと、誕生日を迎えた方のプロフィールにはtoday is their birthday的な事が書かれていたと思います。)
もちろん黒人も白人も、アジア系の人もいますので、学内で差別を感じたことは今のところ一度もありません。(余談ですが、私の住む寮の寮長は、父が日本人の日系アメリカ人でした)。
私のルームメイトは、引きこもって絵を描き続ける変態アーティスト、レズビアン、精神疾患持ちで定期的にカウンセラーが来る肥満女性の3人です(インパクト強すぎわろた)。
なので、外国人や、障碍のある方、巨躯な体型の方などへの侮蔑的な視線や発言に関しては、日本の方が多いと感じます。
現地の環境
最後に現地での環境について話します。
まず、こちらにきてから一番辛いことは気候です。
1週間のうち、24時間で一度も雨が降らない日は1日あるかないか程度で、毎日しとしと雨が降っています。自前のランシューもジム以外で履く事がほとんどなくなってしまいました。
また、最寄りのスーパーまで走って40分弱かかるため、買い物は数週間に一度まとめて行うようになりました。
鉄道もなく、日本にいた頃と比べると圧倒的に不便で、そこに関しては日本いいな、帰りたいなと感じることもあります。
ただ、感染症対策の観点では完全にこちらでの生活の方が快適です。
ワシントン州は民主党色が強く、シアトルでは米国有数のワクパスが導入されていますが、非科学的な政治家と民主党に傾倒する支持者を除けば感染症対策にはうんざりしている人が多く、マスクは着用が求められる特定の場所(校内では、実験室や一部の講義室。郊外では、市バスや一部のスーパー)に入る時のみ着用している印象です。
こちらから見ている限りでは、日本全土で見ても45人(11月22日)しか新規感染者がいないのに、連日4000人弱感染しているワシントン州より過剰な報道・対策しているのがなんとも日本らしく思います(悪い意味で)。
夏になれば、帰国のタイミングなども視野に入れる必要が出てくるので、日本での状況も日々追っていこうと思っています。
最後に
今週はThanksgivingという大きな祝日があり、それによる帰省の関係で授業がありません。私は当然帰省しませんので、ガラガラのキャンパスで寂しく過ごしています(友達の実家のパーティーには参加予定ですが)。
こういった会合も、今の日本ではあまり推奨されていないと思うと心が痛いですが、楽しんできます笑
次回は遅くともクリスマスごろまでに更新させていただきます。
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p.s.ホームシックなんてなるはずがないだろ
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