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ただいま創元社では『エピグラフの本』(仮題)を制作中です(2023年4月刊行予定)。出版に先行し、ウェブ連載を開始いたします。毎月15日は、編著者の山本貴光さんによる「異界をつな…
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【連載】異界をつなぐエピグラフ 第5回|人文界のスターたちをお迎えした強力な弁護陣、あるいは護符型エピグラフについて|山本貴光
第5回人文界のスターたちをお迎えした強力な弁護陣、あるいは護符型エピグラフについて1.どこへ連れていかれるのか 世にヘンテコな本は数あれど、18世紀英国のお坊さん、ロレンス・スターン(1713-1768)が書き継いだ『紳士トリストラム・シャンディの生涯と意見』(全9巻、1759-1767)ほどヘンテコな本となると、そうそうお目にかかれるものではない(★2)。 などと申せば、「またまた大袈裟なんだから」とおっしゃる向きもあるだろう。私自身はどちらかといえば物事を大袈裟に言う