じわーっとあたたかく、懐かしいビーフンは祖母の味
疲れた〜とか、胃腸の調子が完全じゃない…という時に食べに行くのがとあるお店の「汁ビーフン」。
化学調味料なし。醤油ベースの和風な汁に、ごぼうとにんじんのきんぴらと、葉物野菜、そして炒めた挽肉とビーフン。
じわーっとあたたかさが体にしみてく。
先週の胃腸不調直後も、今日も食べに行く(スパンが短いのは私の慢心ゆえ…)。
ビーフンは、結婚前に台湾(←当時は日本統治してた)に住んでいた祖母の唯一の得意料理だった。
祖母は家事全般、もちろん料理も得意ではなかったが、職人の祖父とそのお弟子さんたち、自分の子どもたちのために懸命にご飯を作った。
失敗も多々で、私も度々その不器用さに遭遇した。
そんな祖母がここイチバンで作るのが、ビーフン。
玉ねぎ、にんじん、桜海老と肉も入っていたかな?油はたっぷり、塩味強め。
このビーフンだけは失敗しない。
ご近所にも好評だった。
すぐ近くに住むドイツ出身のゲルダさん(ドイツ語と英語の先生)と祖母は仲良しで、パーティー好きなゲルダ先生が必ずリクエストするのがこのビーフン。
ちなみに、ゲルダ先生の日本語はカタコト、祖母はバリバリの日本語なのにフィーリングで会話が成り立つ2人だった。
そんな祖母の思い出があるから、ビーフンはホッとするのかも。
高校1年の時、祖母が急に入院し予想外に早くお別れしたので、ビーフンの作り方を聞けず仕舞い。
もう25年以上食べていないので、うろ覚えで再現もできないのが残念。
またおばあちゃんのビーフンも食べたいんだよなぁ。
▼汁ビーフンを食べに行くお店「晴れ屋」さんで、仕事ではなく趣味で突撃質問したのはこちら。