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わたしが「ミニマリストです」と言う理由

こんばんは。ソフ子です。
2歳育児中、アラフォーのミニマリストです。
生活の中の小さな工夫や気づいたことを、ささやかに気ままにnoteに書いています。

今回は、私とミニマリズムの出会い、「ミニマリストです」と言っているわけなどについて書いてみようと思います。
私がミニマリズムに出会ったのは201×年。
ミニマリストという言葉が流行語大賞にノミネートされた少しあとです。

実はきっかけは、当時あまり気の合わない知人が
「ミニマリストって、ムカつく」
と言っていたのに出くわし、
「へー、ミニマリストってなんだっけ? この人がムカつくなら、私、好きかも」
と逆説的に思い、調べたら、やっぱり好きだったという始まりです(笑)。
ミニマリズムとの不思議な出会いとなったこの出来事、
「気の合わない人っていうのはやっぱりそうなんだなあ、どっちがいいとか悪いとかじゃなくて、ただバイオリズム的な何かが逆というか異なるんだなあ、人には皆それぞれの生き様、生き方、っていうものがあるもんなんだなあ」
と、なんだか納得しました。

当時は、仕事も人間関係も割と煩雑、ごちゃごちゃなところに身を置いていたので、ミニマリズム、ミニマリストの世界観は衝撃的でした。
「うわ、かっこいい」というよりは、「これでいいんだ、そうだよね」という気持ち。
ミニマリストの方が書かれた本も何冊か読みました。

読みながらウンウン頷いた後は、実践したくなります。
もともと、断捨離という言葉が流行る前から、物の取捨選択や整理は好きだったので、その流れでどんどん身の回りの物を見直していきました。
当時、仕事も人間関係も煩雑かつ過密な状態だったので、衣類の色や商品表示の文字も煩わしく感じました。
身につけるものはモノトーンになり、部屋の中の物量はどんどん減り、遊びに来た友人に驚かれました。

当時は2dkに一人暮らしをしていたのですが、収納もスカスカ、一部屋は全く使っていない状態にまでなり、ハッと気づけば、「こんなにスペース要らないな、小さなところに引っ越そうか」と思っていたタイミングで、今のオットと出会い、結婚することになりました。
人生何があるか分かりません。
ちょうど物を減らしていたおかげで引越しが楽でした!
その後、息子が生まれ、成長と共にいろんな物が増えたり、レンタルしたり、返却したり、断捨離したり、増減する物を面白いなあと思いながら生活しています。

一人暮らしの頃と比べて、明らかに家の中のものは増えました。
それでも私が「ミニマリストです」と言っているのは、自分をカテゴライズしたいからではなくて、単純にミニマリスト生活って、めっちゃ楽しいからです。

常に現状を見て、これでいいのかと考え、都度変化していく。
時に大きく価値観が変わったりして、へーこんな生活もあるんだ! となる。
それってもう、哲学じゃないかと思うのです。

物が多いからミニマリストじゃないとか、
何々を所有してたらミニマリストじゃないとか、
そういう論争を時折ネットで見かけるたびに私が思うのは、
「うーん、ミニマリズム、ミニマリストである、っていうのは、ものの考え方、生き方のことなんじゃないのかな?」
ということです。

物にフォーカスするのではなく、人の考え、在りようにフォーカスする。
例えば、多いのがいいよね、大きいのがいいよね、という価値観に対して、本当にそうかな? と自分の頭で考える人間であるということ。
豊かさは、幸せはそういうことだけじゃないよね、と探求してゆく。
じゃあ何なのか?
それこそが、一人一人が自分で見つけていくものなのではないかなと思っています。

自分オリジナルの価値観、哲学を見つけてゆく、常に検証して、アップデートしていく、そうやって生きていくということは、一生をかけてオリジナルな自分になっていくということで、それってもうめっちゃ楽しいじゃないかと思うのです。

自分で考える、ということが、簡単そうで難しい時代だと思います。
例えばSNSや報道の影響で自分の考えとひとの考えが渾然一体となりわからなくなってしまう、影響されてしまう、侵食されてしまう、
考えたことがすぐ叩かれる、ほころびを見つけてぶっ叩いてくる人がいる。
誰だって最初から完璧ではなく誤りもある、そこをただぶっ叩くことがこんなに流行っては、何かをいうときはできるだけ当たり障りのないように、できれば何も言わない方がいい、何も考えない方がいい、と、そりゃあなるよな〜と思います。

でも、個人が考えたことって、面白い。
そして難しそうに見えるけど、簡単です。
ただ考えればいい。間違っていてもいい。発表する必要もなくて、一人で考えればいい。発表したかったらすればいい。
自分で考える大切さ、それから、それは本当に自分の考えか? と検証する大切さ。
調和や協力とは、ぜーんぶ同じ、ということではなくて、自分あっての人と仲良くだよなあと思うのです。
なので、自分の考えがある人が素敵だなと私は思うし、自分も日々それを目指しています。

「ミニマリストです」と言うのは、例えば「物が多いのはいかん!」というような分断を作っているのではなく、言うなれば「バスケやってます!」みたいなことで、「えーいいよね!」とか、「この人面白いよ!」とか、「こんな工夫あったよ!」と情報交換できるのが楽しいのです。

なので、私はミニマリストです、と言いながら、これからもささやかな日常の記事を書いて行きたいと思います。

今は単純に物を減らすということよりも(家族がいてあまり減らしまくるわけにはいかないというのもあり)、時間や思考の整理、ゴミを減らす、負担を減らす、手間を減らす、というような、生活の中の動き方の無駄を減らすことに興味があります。

お読みくださりありがとうございました。
よろしければこれからもよろしくお願いします!

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