「団地のもともと」を活用する
団地の元々の設備を使う、ささやかな工夫について書いてみたいと思います。
1.はずしたふすまは全6枚
3DKの我が家では、
・ダイニングと洋室の仕切りのふすまを2枚
・寝室としている和室の押し入れのふすまを2枚
・ストックルームとして使っている部屋の収納のふすまを2枚
合計6枚のふすまを入居時にはずしました。
押し入れの天袋などに収納できれば良かったのですが、古い物件なので少し押し入れの間口が小さいのか、サイズ的に入る場所がなく、家具の後ろなどに布をかけて置いていました。
これらをただ保管して置くのではなく、何かに転用できないかと考えました。
賃貸物件なので、現状復帰は必須です。
特に変わった使い方ではなくて、毎日の暮らしの中で、大きな板状のものが必要に感じられたときに、これで代用できないかと、使える場面を探ってみました。
2.防寒ボードとしてふすまを使う
団地はやはり冬は窓からの冷えが厳しいです。
窓ガラスに防寒シートを貼っているものの、それだけでは冷え込みが厳しい日には間に合わず、立てかける防寒ボードのようなものが必要だなと感じました。
色々と検索していたところ、立てかけるだけで自立する、しっかりした、軽い、大きな板がいいんだよな〜……そうだ、ふすまがあるじゃん、と思いつき、夜になってカーテンを閉めた上から、横に倒したふすまを立てかけてみました。
(カーテンと窓ガラスの間に入れると、結露で湿ってしまう可能性があるため。)
かなり冷えをブロックしてくれています!
日中は壁際に立てかけておけば違和感無く、何より軽くてしっかりしているのがありがたいです。
3.防音ボードとしてふすまを使う
ストックルームとして使っている部屋に、書斎のような小さなコーナーを作っています。
壁際に1人がけの読書用ソファを置いているのですが、接している壁が冷たく、お隣の部屋とも接している部分で、音も時々聞こえてくるので、防音ボードを入れたいなと思って色々と探していたところ……そうだ、ふすまがあるじゃん、と思いついて、ソファ横の壁際にふすまを横置きにして立てかけ、布をかけました。
何かを一つ挟むだけで安心感がありますね。
ふすまのサイズに若干の差があるので、高さが低いものを壁際に置くことで、読みかけの雑誌を置ける凹みを作っています。
3.和室のふすまは冬場は復帰させる
和室の押し入れの2枚のふすまは、寒い時期は復帰させることにしました。
暖かい時期は湿気を溜めないという目的もあり、押し入れのふすまをはずして鴨居フックと布でカーテンにしていたのですが、冬場は乾燥しているのと、空間を区切った方が暖かく感じられるので、ふすまを戻して良かったです。
4.他、例えばドアストッパー
ふすま以外にも、古い団地ならではの建具のちょっとしたへこみやへりや、備え付けのパーツが好きです。
例えばドアストッパー。
あちこちのドアにかなりしっかりとしたスチールのドアストッパーが付けられています。
ふすまをはずしているので、そのストッパーが当たるところがなく、ストッパー機能が不要なところもあります。
例えばそこに、その周辺で使うちょっとしたものをかけています。
ストッパーが歪んでしまってはいけないので、軽いものだけをかけて、時々歪みが出ていないか様子を見ていますが、今の所は大丈夫そうです。
リビングにかけているこの時計は、プラスチック製で軽く、特に安全面から、カバーがガラスではなくプラスチックのものを探していたので、とても良かったです。
時計自体も読みやすく、息子が時間と時計に馴染むきっかけになりました。
以上、我が家の、団地ならではの暮らしのささやかな工夫でした。
お読みくださりありがとうございました。
どなたかのご参考になればうれしいです。
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