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大文字を観る会 2023レポート(4年ぶりのリアル開催!!)

8月16日、京都の五山の送り火に合わせて行われるソフトディバイスの夏の恒例イベント「大文字を観る会」。コロナの5類感染症への移行を受けて、今年はなんと4年ぶりにお客様をオフィスにお呼びしての開催となりました!時期柄、様々なご事情で来られない方もいるだろう、ということで、オンラインでイベントを覗き見できる仕組みづくりも並行して進めました。

また、今年初の取り組みとして、大文字を観る会の前に、自社プロダクト「EKAKIO」を体験するワークショップを実施。

当日はワークショップに8人、パーティには約45人のお客様が参加し、楽しい時間を過ごしました。この記事では、この大文字を観る会をざっくりとリポートします!


オフィス会場と料理

メイン会場は3Fのスタジオ。サブ会場のLab.では展示やワークショップを行いました。今年は大文字を見る会ではかつて恒例となっていた3Fベランダでの流しそうめん、ここ数年は実施を見送っていましたが、12年ぶりに復活!

12年のブランクがあってもベテラン社員下村の流しそうめんの竹の組み立て技術は健在。若手社員の西川クンにも技術を伝承することができました。
会では子供達が一生懸命そうめんを流すお手伝いする微笑ましい姿が見られました。そのほか、大文字の焼印入りの煮卵や手作りシロップのかき氷など好評でした!

やっぱり竹の流しそうめんは良い!
大文字焼印入りの煮卵(中継映像より)
お料理紹介(中継映像より)

さて、大文字を観る会は、ゲストに楽しんでいただくだけでなく、社員自身が楽しむことも裏コンセプト。ここからは、弊社社員それぞれの興味関心から生まれたコンテンツをご紹介させていただきます。

遠隔操作ラジコン

お客さんがお持ちのスマホで操作できるラジコン。なんとこの会場にいない方もアクセスして、ラジコン越しの景色がみられる優れものです。ラジコンを介して会の様子や他のユーザが動かしているラジコンも見えます。

(中継映像より)

実はこの仕組み、去年はもっと大規模に展開していました。詳細はこちら↓

プログラミング教室

社員の三宮が毎年取り組んでいるプログラムを学ぶコンテンツ。子ども向けと言いながら大人もほどほどに難しいと評判、なのですが・・・・

当日、肝心の三宮が不在。前日の15日は台風直撃で、北海道函館から来る予定だった三宮が来られなくなってしまいました。ゲーム画面を共有しながら話ができる我が社自作の雑談システムを使い、三宮がオンラインで現場の子供達と対話しながらのプログラミング教室となりました。

三宮と現場が繋がるこの会話システムも我が社の自作!
子供達も参加

自分のコマを迷路のスタートからゴールまで正しく進むように、命令ブロックを組み立てていきます。自分のコマだけではなく、参加者全員のコマが見えるので、試行錯誤がお互いに丸見えなところが楽しいポイントです。

こいたきのぼれ

プライベートでアナログゲームを作る吉岡が作った「こいたきのぼれ」。
カラフルな鯉のピースから一つ選び、カードで作った滝の上に鯉がうまく乗るように飛ばし、乗ったカードにつけられた点数を集めて競うゲームです。

 カードを並べたがる子供たち

鯉の色によって、硬さが違い、飛ぶ距離も変わります。とても簡単なルールなので、大人も子供も大盛り上がりでした。

子供にも大人にも好評
鯉の得点判定がしっかり規定されている

さて、第二会場のLab.に移動します。


Lab.会場:五山の音

音響とランニングを愛する大塚が、実際に大文字の五山に登り、そこで録音された音を、ラボの階段に立体的に配置した作品。(残念ながら前日の台風のため四山分の音で展開されました。)

階段に設置されたスピーカーから、四山の音が聞こえます。それぞれの山の音は、山蝉が暑苦しくなき続け、聴き比べてもなかなか差が分かりません。Lab.の階段を登りながら聞こえる山蝉の音に、登山道を歩いているような錯覚に陥ります。

階段各所に貼られている五山を示すポストイット(ゆるい・・・)
階段各所に設置されたスピーカーから四山の蝉の音がなります

作者曰く「Lab.の階段を登るだけで、四山登った分のご利益がある」とのこと。「大」以外の山は明確なルートが存在せず、山頂に近づくと立ち入り禁止になっている山がほとんどなので、なるべく近くまで行って録音してきたそうです。

立ち入り禁止の山もある

Lab.会場:アナログシンセサイザー

ソフトディバイスで最も活動が活発な部活ク⚪︎ゲー部の部員、本多の作品。音声信号を電子回路(トランジスタ等)で増幅、制御し合成することで音色を作り出すアナログシンセサイザーを制作しました。
かっこいいノイズの多重奏にうっとりのこのアナログシンセ。ライブをしたいのではなく、シンセを作りたかった本多の作品です。

なぜか盤面の左側にはブラウン管テレビ形状の画面が付いています。「アナログシンセと並列した形でゲームができたらいいなと思ったんですが時間切れで・・・」とのこと。さすがク⚪︎ゲー部魂!

説明する本多
お客様試奏中
途中経過1
途中経過2

そして会が終わった数日後、本多のシンセを見たお客様から「アナログシンセを作っていた若者へ」と、貴重な古書が会社宛に届きました。何人かのお客様の深いところに届いた作品でした!!今後の進化に期待。

「電子展望」シンセ関連の回路の載った雑誌が届く。

続いて、オフィス会場、ラボ会場に訪れずとも会を覗き見できるオンラインサイトのご紹介です。


オンラインサイト

これまで紹介してきた大文字を観る会をオンラインからでも覗ける仕組みとして、実況中継とmiroのオンライン会場を準備しました。

入り口サイト

miro会場

オンライン開催ではおなじみのmiro。オフィスを模したマップ上に、イベント開催中に社員がどのあたりにいるのかを確認できます。そして点火時間になると、背景色が紫に変わる演出があります。(←人力です。)
miroサイトへ

miro会場(点火後)

雑談ルーム

↓miroの中には、このような雑談ルームがいくつかあります。ここに入ると、リアル会場にいるメンバーとオンラインでおしゃべりができます。

雑談ルームがいくつか点在
顔を見ながら。miroも見ながら。画面共有もしながら。

この雑談ルーム、miroを見ながら画面共有もしながら、相手の顔も見ながらお喋りできるという優れもの。会の準備のための社員同士の打ち合わせにも使われていました。

丸く切り取られた参加者のカメラ画像が自由に配置されているだけで、打ち合わせがなんとなく打ち解けた雰囲気になります。サムネイルサイズなら、オンライン会議で顔出しのハードルも低くなりますよね。

プログラミング教室の打ち合わせ風景

実況中継と大文字中継

そして、実況中継。今年はオフィス2Fより尾島と眞保がレポートいたしました。この組み合わせでの中継は2回目です。
会の様子や、コンテンツのご紹介、眞保がスマホカメラでオフィス各所に突撃取材など、盛りだくさん。

オフィス2Fより中継する尾島と眞保

オフィスベランダから見える「大」の点火も中継カメラが捉えました。

オフィスベランダから見える「大」(中継映像より)

現在も実況中継動画は公開されていますので、ぜひ、大文字を観る会の雰囲気を味わってもらえればと思います。

オンライン限定:idea room

ク⚪︎ゲー部員、夏川独自の世界観のゆるゲー「idea room」です。アイデアを100個出すと、ドアが開くらしいが、ドアを開けられた人は一体何人いるのでしょうか!?

実況中継にていじられる「idea room」

制作プロセスについては、夏川本人による記事をご覧下さい。

番外編:EKAKIO ワークショップ

今年初の試みとして、パーティの始まる前の時間に自社開発のプロトタイピングツール「EKAKIO」を使ったワークショップを開催しました。
「EKAKIO」は、ノーコードで絵を描くようにハードウェアデバイス制御をするツールです。

今回のワークショップでは、
・架空の業務機器を想定したUIを試作する大人向けテーブル
・ロボットを動かして遊ぶ子供向けテーブル
・玉転がしを作る大人も遊ぶテーブル

と、お客さんに合わせて、違ったEKAKIOの使い方が体験できるように企画しました。詳しくは後日別記事にて紹介いたします。

久しぶりのリアルな交流、また来年!

5年ぶりのリアル開催となった大文字を観る会。お客様を招くパーティの仕方も忘れてしまっていて、思い出しながらの準備、開催となりましたが、社員全員集まって会の準備をしたりと、貴重な交流の機会となったのでした。来てくださったお客様にも楽しんでいただけていれば幸いです。今年来られなかった方も、来年はぜひどうぞ!

社員で集まって開場前の打ち合わせ。こんな風景も、年に一度あるかないか。




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