見出し画像

窓の外 No.2

2019.6.19 10日間拘留

やはり予想していた拘留延長の決定通知。

(あー、もう無理だ。)

私はもう刑務所決定と悟りました。
何せ、詐欺未遂の執行猶予中です。
人を殴っただけで懲役だとは知っていました。

容疑者になった6月19日、48時間拘留で接見した弁護士が担当になりました。

私「罰金とかですか?」

弁護士「いや、多分刑務所だよ。」

(うわ、まじか。どうするよ。うわぁ…)

出す言葉も失っている私。

弁護士「とりあえず、安定剤を飲みすぎたんだよね??」

私「はい、何か関係があるんですか?」

弁護士「精神鑑定に持ち込んでみるよ。」

私「それって…」

弁護士「もし、心神耗弱状態が認められれば無罪だから。」

(え!? まじ!? そんなことあるの!?)
 
弁護士「とりあえず頑張ってね。
今言えることは起訴は確実だから。」

私「はい、具体的にはなんて喋ればいいんですか?」

弁護士「とりあえず黙ってるか、覚えてないって言っておいてね。」

私「分かりました。」

この弁護士接見から長い「未決勾留期間」が始まりました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?