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歯科で働くPTが教える舌の理学療法について

こんにちは、2022年ももう終わってしまいますね。
寒い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?

はじめまして!
私は理学療法士4年目、歯科医院の理学療法士になって2年目になります。主に歯科ではMFT(口腔筋機能療法)を指導しています。
月末理学療法士そうとは大学時代からの付き合いになります。
今回は、歯科で働く理学療法士が教える舌についてお話ししていきますが、基礎的な口腔内と舌の解剖に絞りお話をしていきます。
(今後、舌と姿勢の関係についてもお話ししていきますので、お楽しみに!)
今まで臨床に役立つような内容だったのに、いきなりなんで舌?と思う方も多いかと思います。
臨床で舌の勉強している人はだいぶコアですよね、、笑
私は舌の機能解剖や作用の勉強をしたことで、舌の機能を向上するだけでなく、顔がパッと明るくなったり、頭頸部の位置、姿勢不良がよくなるなんて事もありました。
臨床で息詰まった時は舌からアプローチするのも良しです!
ちょっと一休み感覚で見てみてくださいね。

これから私たちが食べる時に使っている、お口の中=「口腔内」から話していきたいと思います。

まず人間の口の中はこのような構造で成り立っています。


続いて舌の解剖についてです。
舌は「ベロ」とも言いますが、歯科や臨床では「ゼツ」とも呼びます。
舌とは、筋肉をさまざまな方向へ動かし、形や位置を自在に変えることができます。食べ物を飲み込む際や発声時などに使われ、運動器、消化器の働きもあります。



舌の部位によって名前があり、舌の先のことを「舌尖(ぜつせん)」、舌全体を「舌体(ぜつたい)」、舌の根元を「舌根(ぜっこん)」といいます。
舌の筋肉は、内舌筋と外舌筋に分けられます。このような画像見てもあんまりイメージが湧かないかなと思います。。私もそうでした。。


内舌筋とは舌の「形」を変える筋肉
外舌筋とは舌の「位置」を変える筋肉と覚えましょう!

内舌筋・・・上縦舌筋、下縦舌筋、横舌筋、垂直舌筋
外舌筋・・・オトガイ舌筋、舌骨舌筋、茎突舌筋

舌は人間にとって生まれてすぐに必要な部位になります。
なぜかというと赤ちゃんには栄養補給のための授乳があるからです。では舌はいつ頃形成されているんでしょうか。
舌は、胎生10週間目から形成されていきます。これは赤ちゃんが生まれてから直ぐに授乳ができるように母体内で授乳の練習をしておく必要があるから早く形成されるのです。
生まれて直ぐに赤ちゃんの舌は口蓋と接触し、鼻呼吸を促します。
そして舌には正しく位置する場所があります。そこは上顎、前歯の後方膨らみです。どこ??って思いますよね(笑)
正式名称は上部切歯乳頭(じょうぶせっしにゅうとう)といいます。ここを今後「スポット」と呼びます。
このスポットは大人になってもとても大切な場所なので、必ず覚えておきましょう。

このスポットは大人になっても、無意識化で舌尖がスポットに位置していなければいけません。なぜこの位置に舌を置いておかなければいけないのでしょうか。
舌には、かなり大きな力があります。このスポットに舌尖を置き、吸い上げることで口蓋にすっぽりハマり鼻呼吸がしやすい環境になるのです。
赤ちゃんの舌写真を載せておきます。


このように赤ちゃんのときから舌は吸い上がっているのです。
舌がスポットより違う位置にあると、歯を押してしまうこともあります。そうすると、歯は骨に埋まっているとは言え、少しの力で歯は押されてしまい、出っ歯の方向へ歯が向いてきてしまいます。
そのため、小さいときも大人になっても舌尖はスポットに位置しなければいけないのです。
今までの話を踏まえて今、自分の舌尖はどこにありましたか?
スポットでしたか?それとも歯を押していましたか?

上顎骨の成長を促すために、舌はスポットに位置していなければなりません。また舌の位置関係で頭頸部の位置関係も変わってきます。
最近はおうち時間が長くなってしまい、スクリーンタイムの増加が問題視されていますが、ボーーーっとテレビ見ている時に口が空いてしまっていたり、舌が落ちてしまうことがあります。(低位舌)
赤ちゃんでも生まれてすぐに鼻呼吸を促すために舌の挙上をしているのに、大人になっても口が空いてしまっていると、口腔機能が低下している証拠です。
適切な位置に舌を保つには、舌の耐久性をあげるのが1番効果的です。
口が空いているとウイルスや細菌がそのまま体内に入ってきてしまい、乾燥状態になり口臭にも繋がります。
鼻呼吸をして、鼻でウイルスや細菌をキャッチしてもらうためにも、舌トレをして舌の筋力を上げて鼻呼吸を促してみましょう。

誰でも鼻呼吸できる舌のトレーニング!
①舌を吸い上げる
舌を「コンコン」と鳴らしてみましょう。鳴らしたら、なる前の舌で止めてみましょう。このように舌が吸い上がりましたか?


このように舌が吸い上がったら、口で呼吸してみてください。できませんよね。
このように舌が口蓋に押し当てて吸い上げることで鼻呼吸を促すことができます。
喋るとき、食べるとき、飲むとき以外はこの吸い上げをしておきましょう。
年末年始、おうちでゴロゴロするのが定番ですが、舌は是非吸い上げといてくださいね!

最後に2022年4月から始めたこのNoteですが、沢山の方に見ていただき、ご愛顧いただき誠にありがとうございました。2023年も月末更新していきますので、今後とも宜しくお願い致します(^_^)

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