歯科で働く理学療法士が教える、口呼吸改善方法
今年ももうおしまいになってしまいますね。
今年1年月末理学療法士を閲覧していただき、誠にありがとうございました。
来年も宜しくお願い致します。
どうも月末理学療法士の同級生です。
今回は、乾燥するこの時期に喉が痛くなってしまったり、風邪をひいてしまうこともあると思います。
この乾燥時期に口呼吸をしてしまうと風邪を引き起こす原因になってしまいます。
今回は口呼吸改善方法についてお伝えしていきます。
口呼吸とは、言葉の通りですが、本来は鼻で呼吸しなければいけないところ口で呼吸してしまうことです。
なぜ口で呼吸してしまうのか。
それは最近まで当たり前であったマスク生活や今現代では当たり前になってきているスマホ、
ゲームによる姿勢不良、口回りの筋力低下、アレルギー性鼻炎や花粉による口呼吸など原因は様々です。
意識的に口を開けている人はいないでしょう。
臨床で見ていても、「口空いてるよ!」と言った時は、すぐ口を閉じますが、10秒後には口がぽかんと空いているお子さんがほとんどです。
この無意識で空いてしまっている口を閉じる方法をお伝えしていきます。
原因はいくつかありますが、すぐ実践できるものとできないものがあります。
よく相談をいただき、確認すると以下の5つに絞れることがわかりました。
①歯列不良
②口回りの筋力低下
③姿勢不良
④本人の治す意志低下
⑤風邪、鼻詰まり、アレルギー性鼻炎
まず➀歯列不良です。
前歯がいわゆる出っ歯のように、口から前に出てしまっていると口をとじたくても空いてしまいます。
これに関しては、すぐに直すことができず、歯列矯正が必要になります。近くの歯医者さんで相談していただくのがおすすめです。
次に➁口回りの筋力低下、③姿勢不良です。③姿勢不良が原因で➁口回りの筋力低下が起こることもあります。
姿勢不良は、スマホ、ゲームなど夢中になると猫背になりやすく、スクリーンタイムの多さが原因のひとつです。
これに対しては今一度、姿勢を見直すことが大切です。
次に➃本人の治す意志低下です。
これは本当に難しい問題です。特に親御さんは、口呼吸を治してほしいと思っていても、お子さんが口呼吸を治そうと思ってなければ治すのはとても難しいのです。
特に幼稚園、小学校など、学校に通ってしまうとその都度注意してくれる人が近くにいないため、口は空き放題ということになります。
それだと癖になってしまい、大人になっても口呼吸になってしまいます。
なるべく自分から口を閉じる努力をしてもらうのがいいですが、難しい場合は夜間の口テープがおすすめです。
寝る時に口にテープは貼ったことはありますか?
下記のようなテープがAmazonや楽天で売っています。
この形が唾液もつかず、外れることが少ないので今回はこちらをおすすめしようと思います。
夜間の口呼吸防止には、口にテープを貼って就寝することをおすすめします。
鼻が詰まったら呼吸できなくなると思われる方もいらっしゃると思います。
口全体に貼るのではなく、口の周りに貼るテープのため、努力的に口を空けることが可能です。
口輪筋のような役割をしてくれるテープになるので、口全体が覆われてない仕様になります。
私もこれをつけて寝たことがありますが、ぐっすり朝までついていました。乾燥の時期は、口呼吸は禁忌です。
喉を傷めてしまったり、風邪をひく原因になりますので、十分気を付けてくださいね。
今回はテープをおすすめしましたが、他には食事中に鏡を用意し、食事中(無意識)の口の動きを自分で確認してもらう方法(ミラーリング)や、前の記事でお伝えした口輪筋を鍛えるあいうべ体操など、様々な改善方法があります。
無理にやらせてしまうと逆効果もあり得ます。家族で相談しながら、行ってみてください。
最後に⑤鼻詰まりやアレルギー性鼻炎の可能性です。
特にハウスダストや動物を飼っているとアレルギーを起こしやすい原因になります。
口呼吸がいつも起こっていて、鼻が詰まっている場合は近くの耳鼻科さんに診てもらうことをおすすめします。
あとは年末年始の大掃除として、ハウスダストやホコリの除去をしていただくと鼻詰まりが軽減し、口呼吸防止にもつながります。
このように口呼吸一つでも、かなり原因があり、治すのが大変ですが、物に頼るのも一つです!
年末年始風邪ひかないように、一度口テープしてみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今年も1年お世話になりました。
来年も月末投稿を頑張っていきますので、宜しくお願い致します。
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