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これからの取り組み(防災)について

せんだい・みやぎソーシャルハブ(以下、ハブ)では、今年度からさらなるネットワークの強化と新たなつながりを育むために、誰もが当事者になる得る「防災と自治」をテーマに活動していきます。
今回はハブのこれからの取り組みについて、簡単にご紹介します。


これまでの活動について

ハブは、仙台・宮城の社会課題の解決策を「ともに考え、ともにつくる」ことを目指したプラットフォームを目指して、セッションやラボ活動、プロボノコーディネート、情報発信等を行っています。

2020年度から始めた情報交換会(今はセッションと呼んでいます)では参加者のみなさん同士の情報交換や「私たちの知らない世界」と題したセッションのようにゲストを招いての話題提供等、場の在り方はいくつかありますが、2023年度までの4年間でのべ608人の方々の参加がありました。

課題解決のために活動をしている方が、セクターを越えて集まり情報収集や相談、連携が生まれる場としての広がりを実感しています。
ハブは、新しい人とつながり、知り合いを増やす場になることを目指して、いざという時に頼れる先を増やしていければと考えています。

これまでのセッションの内容については、noteをご覧ください。

仙台・宮城×防災を考える

今年の2月15日に「私たちの知らない世界~能登半島地震から学ぶ 私たちのまちは何をしておく?~」を開催。仙台市職員の佐藤さんから長町ー利府断層による地震被害想定について話題提供していただきました。

仙台は長町ー利府断層があるため、震度6強以上の直下型地震が発生する可能性もあります。

仙台は人口が110万人近くある東北地方最大の都市ですが、令和2年の国勢調査のデータを見ると、仙台市の転入者は16 万 5356 人、転出者は14 万 9183 人となっており、約15%の人が5年以内に入れ替わることが分かります。

参考:令和2年国勢調査 移動人口の男女・年齢等集計結果 宮城県の集計結果 結果の概要(2022年).「表10 転入者数,転出者数,転入・転出超過数及び転入・転出超過率 -市町村(平成27年,令和2年)」.宮城県.
https://www.pref.miyagi.jp/documents/39767/kekkagaiyou.pdf(参照 2024.06.24).

防災は地縁組織をベースに成り立つものです。
そのため、転出入者が多い仙台では地縁組織と繋がっていない人も多くいるのではと思います。そこで、血縁関係や地縁組織に限らず、いろいろなタイプの「共助の輪」の入口や拠点をつくれたらと考えています。

これからの取り組みについて

これまでの活動や仙台・宮城の防災について備えるためにも、今後ハブでは「防災と自治」をテーマに、市民が自ら発見した地域課題や、課題だと思う種を持ち寄り、情報を共有し、課題解決へ向けた連携を生み出す場として継続していきます。

そのために、防災の観点から地域の共助力・起動力を高めるプロジェクト実施の支援を受けられる「地域の共助力・起動力を高める防災・災害支援事業」に応募をし、このたび採択(今年度から3年間)されました。

この支援を活用し、ハブでは、仙台市内で災害時、共助の輪から外れてしまう可能性がある移住者や単身者、および地縁組織が高齢化するなどして機能が落ちている地域に居住する住民が共助の輪に入れるように既存のコミュニティの再発見をしていきたいと考えています。

また、平時においては、市民が社会課題や地域課題に取り組むことができる基盤が整えられた地域であり、転入者が地縁組織に関わりやすい地域になることを目指していきます。

移住者や単身者(※仙台に転入して5年程度以内)の方へのお願い

移住者や単身者の転入者の方が普段の生活において地域との関わりをどのように考えているのか知るためにアンケートを実施しています。
数分(6問程度)で回答できる内容となっています。みなさまのご協力よろしくお願いいたします!

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeYjHD8uOEk0XVwbh7X4cyRhuvgwnzTSBKjr4BypA9FBknmuw/viewform


これからのハブの活動については、noteやホームページ、Facebookのグループページで発信していきます。

▶ホームページ

▶Facebookグループページ

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