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ドーナツとビールで幸せな日曜日|世界一周食べ歩きの旅6日目@ポートランド

長期の海外出張で大事なのは、ときどきちゃんと休むこと。

世界一周食べ歩きの旅では、週末は仕事を入れないようにして、グルメをたのしんだり、観光地に寄り道をしています。

今日は日曜日。もう地図がなくても歩けるようになったポートランドの、島の端から端まで散歩してきました。

1. 昔ながらの製法でつくる HiFi Donuts


のんびりスタートの日曜日。

きょうは何を食べようかなぁと街の中心部まで歩いて行くと、朝からひっきりなしに人が出入りしているお店を発見。

ポートランドで人気の「HiFi Donuts」です。

地元産の食材を使って毎日店内でいちからつくる昔ながらのドーナツと、サステナビリティに配慮したコーヒーとエスプレッソを提供しています。

メニューがぎっしりのブラックボード。この後ろに厨房がありドーナツが続々と補充されます。


さっそく一番人気のフレンチクルーラーと、カプチーノを注文。

いままで日本で食べてきたフレンチクルーラーは何だったのか…
シュー生地のサクフワな食感がいきいきと主張してくる、まるであまい空気だけを食べているような味わい。


ドーナツとコーヒーのいい香りが漂う空間で、最高に幸せな朝ごはん。
カロリーはしっかりあるはずなのに、何個でも食べられそうな軽さと、ものすごく気持ちい食後感で、1日がスタートしました。


2. 消費者コミュニティが運営するフードコープ


続いて訪問したのは、ポートランドがあるメイン州の200以上の農家や生産者が参加している、消費者コミュニティが運営する「Portland Food Coop」です。

日本のコンビニよりも少し大きいぐらいの質素な店構え。


いわゆる生活協同組合のひとつで、地元での管理を徹底することで地域内でモノとお金の流れを維持し、地域経済を発展させることを目的に設立されています。

ホールフーズやトレーダージョーズには置いていないような、地元産のこだわりのオリーブオイルやピクルスをはじめ、健康にも環境にも良い昆布や海苔などの注目食材も取り扱いがあり、日本のコープよりも生活協同組合としての強い意思を感じました。

オイルやヴィネガーに並んで、左下には「たまり」の計り売りも。
色鮮やかなピクルス。より近距離の地元産商品には「LOCAL」の表示がつきます。
昆布や海苔に並んで、アイリッシュモス(藻の仲間)があるのも面白いですね。


3. 酵母が生きている GOODFIRE ブルワリー


休日なのに好きだからつい市場調査をしてしまう自分を休めるために、そのまま島の一番端っこにある「Goodfire Brewing」までトコトコとお散歩。

朝からずっと仲間と飲んでるひとたちや、犬の散歩途中で休憩しているひとまで、みんなが思い思いにビール片手に時間を過ごせる、醸造所に併設されたバーで水分補給。


ポートランドに来てからいろんなクラフトビールを飲みまくっていますが、ここまで酵母が活き活きとして白濁しているビールは初めての体験。

あんまり飲むと歩いて帰れなくなるので、いちばん小さいサイズで楽しみましたが、どぶろくのように飲みごたえのある、お腹が弱い人だとゆるくなるぐらい酵母たっぷりな、おいしいビールでした。

7日目に続く)


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