アートのかにみそ
本日2月5日は、アートのワークショップ。
WhiteCanvasカンボジア2022のゴールド賞受賞者Touch Khchao(トーチ)さんが講師を務めてくれて、ダンボールや紙を使った作品創りをする。
ありがたいことに、たくさん人が集まってくれた。
アートとは、出来上がったものそのものじゃなくて、作る人の人となりや考え方、そして制作過程に、一番価値があると思っている。
つまり出来上がったものは、いわば単なるうんこだ。
とはいえ、やっぱりアートは出来上がったもので、評価せざるおえない。
なんだかんだと、やっぱり出来上がったものはわかりやすい。つまり、うんことはいえ、アート作品そのものが一番綺麗なのだから。
とはいえ、実は最も面白いのは、作品を作ったアーティスト自身。
そこが、蟹に例えたら、かにみそ。
作品もめちゃくちゃ素敵だが、なんだかんだとトーチさん自身がめちゃくちゃ魅力的なのだ。
何が魅力的って、トーチさんのバイクが素敵すぎる。
バイクというか、サイドカー。
サイドカーとはいえ、隣にいるのは人ではない。あるのはたっぷり緑の植木たち。
決して、トーチさんは植木屋さんではない。
言うなれば、自家用ネイチャーバイク。
そして、バッタンバンにあるご自宅も緑たっぷり。もうジブリの世界。
ネイチャーハウスと呼ばずして、何と呼ぶ?
つまり、トーチさんのクリエイティブの根源は、ネイチャー。そして、瞑想とベジタリアン。まさに、自然派アーティスト。
そんな彼女と一緒に、アートワークショップが魅力がないはずがない。
トーチさんは言う
「段ボールを指で触れて動かすことが、とても身体にとっても大切なこと。」
本来は、土や草のような自然物の方が望ましいのかもしれない。
しかし、素材を手で触れ、破り、描き、貼り付ける。
指で感じることの大切さ。
それを、改めて気がつかさせてくれた。
心なしか、今日の精神はとても澄んでいる。時間もとても丁寧に流れているような気がする。幸せだ。
大袈裟なのかもしれない。とはいえ、指への刺激は人の精神を落ち着かせる何かがあるのかもしれない。
まさにそれこそが、アート。
出来上がったものだけが価値なのではない。
『作る』ということの大切さを感じさせてくれた。
そんな、トーチさんのアートワークショップ。だから、カンボジアのアートはやめられない。
久しぶりにこねくり回した段ボールの感触は、今もなんとなく残っている。
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