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私だって、「話せる」って言いたいから。

※主催者とは別の、参加者による記事です※

「英語、話せるの?」って質問に、
「ん〜得意ではないけど、好きだよ」なんて。

超遠回しに『自分は英語に自信がないけれど、人よりは興味があるし、話そうと思っている』というニュアンスを醸し出してきた。

自分の慣れ親しんだ会話を吹っかけられたら話せるけれど、
突然「喋ってみて」なんて言われたらたまったもんじゃなかったから。


「英語ができる」その牙城はいとも簡単に崩れ去った


高校までは他より少し頑張れば理解ができて、検定だって合格できた。
「あいつは英語ができる」という言葉を思いのままにして。

大学に行ったら、絶対に留学するんだ。

そんな想いを掲げて入学した瞬間、私の英語を固めていたセメントたちは、あっけなく崩れ去っていった。 

今でも覚えている。
入学してすぐに教科書を買いに行った時、国際系の学部の同い年たちが "what do you mean" を誦じて歌い始めた時。

大学には、なんだかよく分からないけれど「考えずに口から英語がサラリと出てくる人」がいたことを、その時初めてしった。

かっこいいな…と思いながら、一気に劣等感に苛まれたことも。
だって、私はYoutubeで歌詞つきのものを見ながら歌わないと、意味だって分からない。歌うことができても「どんな曲なの?」その一言が怖かったり。

とにかく「人種が違うんだ」そんな風に自分を無理やり納得させなきゃ、その場をやり過ごすことなんてできなかった。
その人たちと話したわけではない。「ただ同じ空間を共有しただけなのに」


「できる」ためのたった一つの方法が、取れなかった


どうすれば自分も同じように喋られるようになるのか。

その答えくらい、私にだってあった。
だって、今は超情報社会。

Instagram 開けば「3分イングリッシュ」のような投稿記事があり、
海外と日本の違いや日本人が間違っている英語を教えてくれる動画があり、
テキストでも、インターネットを開けばいくらでも出てくる。

「英語が上達する方法」は私にだってたくさんある。
むしろ、上達する方法は私だって教えられる。情報を持っているから笑

肝心なのはそこじゃない。
「上達する方法」を知っているのではなく、自分が実際にやる必要があったのだ。


でも、私には唯一取れない、最も効果的な上達方法が取れなかった。
それが「英語 "で" 話すこと」。

留学生と友達になるときも、気付いたら日本語が喋れる子が周りにいた。
恋人ができても、「何語で話してるの?」と言われて、
「んー、相手が日本語喋れるから日本語かな〜時々英語。」
なんて言いながら、"本当は英語で会話していると言いたい自分" を黙らせてきた。

外国人と距離が近くなれば近くなる程、
英語が喋れない自分を馬鹿にされるのではないか…そんな勝手な恐怖心が私を英語から遠ざけてきた。


みんな、英語を話そうとやってくる。その安心感。


だから、自分は安心して「失敗できる場所」が欲しかった。

万が一間違っても、誰かに影で笑われるんじゃないかと怯えなくて良くて、
むしろお互いに「話せるじゃん!」なんて、励まし合える仲間が欲しくて。


英語が嫌いなわけではないのだ。

話せるようになりたくて。失敗をして後ろ指を指されたくないだけで。
そんな後ろ指を指してくる人なんて、いないのはわかっていて、
でもまだそこに怖気付いてしまう人、結構いるんじゃないだろうか。

それを気にしなくていいんだったら。
むしろ、「なんだ、自分話せるんだわ笑」なんて、少し自分を見直せたりなんてできたら、その次の日から突然人が変わったように英語を使い始めてしまうんじゃないかと、杞憂でしかないような心配が頭を過ぎる。


この時代だからこそ。環境に左右されない存在に。

私たちは、これからさらにグローバル化が進む環境で生きていく。
これまで、国籍や性別、年齢、学歴、身体的特徴など「属性で区切られる世界」に私たちは生きていたが、それがもっと流動的になって、もはや「一人ひとりで違うよね。グループで囲ってあえて違いをはっきりさせる必要なんてないよね。みんな違ってみんないい」みたいな世界になってくる。

もちろん私は、どの言語をとっても滅びていいとは思っていない。

その言語を使ってきた人たちの、文化が根付き、その言語を使うことで自分が落ち着くようなアイデンティティーを感じられる。そんな安心感が、言語や、さらに細かく方言の中には、内に隠されていると思う。


でも一方で、言語は通貨と違って、自動翻訳機はいまだ主流ではない。

通貨なら、両替してしまえば問題ないから、普段から気にせず日本円を持ち歩けるし、そこまで海外通貨に換金せずとも、その国に飛び込んでいける。

ただ、こと一転、言語は違う。もちろん通訳の人をつけることもできるが、四六時中一緒にいるのは考えにくいし、お金もかかる。多言語に対応している翻訳機・通訳機もないわけではないみたいだが、なんせ周りが使っているのはあまり聞いたことない…

ならば、英語が好きなのならなお一層、その安心を掴みに行こうじゃないか。自分の "好き" を思い切って叫べるくらいの自信をつけて。

自分の人生を変えるなら、早い方がいい


2020年も、残り40日。

あと一歩、自分の人生を変えてみようか、私よ。


▼ イベントの詳細はこちら

社会問題 Roundtable in English

英語を勉強している皆さん。
実際に、外に出て、人にあって、英語で話しているでしょうか?

机に向かってばかりで、実践はあまり…
人と英語であまり話せていない…

そんな現状があるのではないでしょうか。

「英語で、深い話がしたい」
「旅をして、そこで出会った人と英語で多様な価値観を共有したい」
「世界で何が起こっているかを知るために、英語が必要だ」

という強い思いを持っていても、机に向かってばかりでは、
英語で深い会話をする、英語で議論する、深い情報を得る・発信するということは中々出来るようになりません

それでは、自分の世界は広がらないはず。

DMM.comのデータによると、
「英語学習に挫折した経験」は、回答者600名の内 84.7%が「ある」と回答。
・学んでいるけれどもしゃべる機会がすくない
・学習方法が分からない
・出来るようになる気がしない
など、他様々な理由で、大多数の英語学習者は挫折を経験します。

こんなに、「話せるようになりたい!」と思っている人は多いのに、話す環境が遠すぎるせいで続かない。非常にもったいない!ということで、皆で楽しく乗り越える場所を用意しました。

「社会課題」という、難易度の高いトピックを扱い、英語で学び、英語で議論をする体験をしてもらいます。
イベント内は日本語の使用は禁止。オールイングリッシュで進めます。
英語を本気で話せるようになりたい方へ。
挫折するのはまだ早いです。まずは、オールイングリッシュの環境へ、飛び込め!

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