見出し画像

自分が感じるロンドンのコーヒー文化について(現在:滞在約2ヶ月)

今回の記事では、私が2ヶ月ちょっとロンドンのコーヒーに触れて感じたことについて話していきたいと思います☕️また何ヶ月か経った後に新たな発見とかもあると思うので、今の感じることとして理解してください!
またスターバックスやコスタコーヒーなどの大手チェーン店の話ではなく、自営のコーヒー専門店やカフェでの話
です!

ではいってみよーう!

まずはどんなコーヒーが良く飲まれるか

これはダントツでフラットホワイトです。

フラットホワイト(英: Flat white)はオーストラリアやニュージーランドで一般的なエスプレッソベースのコーヒーである。エスプレッソにきめ細やかに泡立てたスチームミルクを注ぎ、エスプレッソとミルクがよく混ざり合った飲みやすいコーヒーである。カフェラテやカプチーノと比べるとフォームの量が少ない。
【ウィキペディア】より

こんな感じで書いてありますが、ほぼラテと一緒です(笑)もちろんフォームはラテより少ないですが、カプチーノ程の差は無いですね。しかしロンドンのコーヒー屋でのラテとフラットホワイトには大きな違いがあります。それはカップの大きさです。フラットホワイトの方がラテより小さいカップで作ります。エスプレッソの量はどっちも同じで作るのでミルクの割合が変わり、フラットホワイトの方がコーヒー感が濃いです。

フラットホワイト


ロンドンの人たちはコーヒーが少し濃い方が好きみたいです。更にミルクの割合を減らすコタドっていうドリンクもあるんですけどこれも意外とオーダーされる。エスプレッソとミルク同じくらいの割合で作ります。

ラテやカプチーノはそれに続いてオーダーされるドリンクで、エスプレッソやアメリカーノやロングブラックがその後に多いですかね。フィルターコーヒーは滅多に出ないです。自分は働いてるコーヒー屋はロンドンではフィルター好きがくるお店なのでぼちぼち出ますが、ロンドン全体で言えばフィルターコーヒーは日本に比べてまだまだ馴染みの無いコーヒーです。

簡単に結論を言うとミルクを使ったエスプレッソドリンクが大半です!

ミルクについて

ロンドンでは普通のレギュラーミルクとオーツミルクがとても多くオーダーされます。オーツフラットホワイトって単語を何回聞いたことか、、(笑)その他にもソイミルクやアーモンドミルク、ココナッツミルクがあるお店もあります!しかもミルクの変更はどこも無料です!日本では有料カスタマイズってとこ多いですよね!

それには理由があります!vegan(肉を食べないベジタリアンの人)の存在です。ロンドンでは当たり前にビーガン専門店やビーガンカフェなど沢山あります。レギュラーミルクは牛から作ってますよね?なのでビーガンには飲めないミルクになります。沢山の文化が入り混じるロンドンでは皆んなに対応できるようにミルクに限らず沢山の選択肢があるわけです。

次はコーヒーを飲む時間帯

ロンドンで1番コーヒーが飲まれるのが午前中です。朝ごはんにコーヒー、仕事前や仕事しながらに一杯のコーヒーって人が沢山います。なのでコーヒー屋さんはどこも朝の7時や8時にはどこも開いてますしめっちゃ混んでます。逆に午後は空いていて、15時や遅くても18時には閉めます。午後は皆んなアフタヌーンティー行ってるんです(笑)

バッチブリュー


ここからは少しコーヒー専門的な話に入っていこうと思います


ロースト具合(特に浅煎りについて)

ロンドンのコーヒーは最近浅煎りのコーヒーが増えてきた段階みたいです。(まだ滞在2ヶ月なので聞いた話によると)ですが自分の飲んだ感じで感想を言うと中深って感じです。あくまでも自分の主観です。中深なので甘さはしっかりありますが冷めてくると酸が強くなってくるものが多いと感じます。浅煎りに出会っても浅煎りは浅煎りなんですけど、どうしてもクリーンさに欠ける。なんならコーヒー豆の真ん中まで火入ってないやつもよく見かけます。こっちにいる日本人のバリスタとも話したんですが、ロンドンのコーヒーの良しとしているロースト具合が今の中深くらいでもっと浅煎りなのは美味しくないと言われてるみたいです。日本のロースターの浅煎りを一回飲んで欲しい!っと思っちゃいます(笑)後は基本的にエスプレッソ用の焙煎を沢山してるから、フィルターで使うコーヒー豆も中深くらいのロースト具合なのかなと。国によって焙煎の特徴は様々だし、どれが良い悪いはありませんが私はもっと浅煎りが好みなのでイギリスのロースターやバリスタには自分の意見をぶつけていこうと思います。結局好みなんで、みんな違ってみんな良いです✊

ロンドンのバリスタ

ロンドンでお店に立ってバリスタをしている方々でコーヒーパッションを持っている人は少ないと感じます。と言うか実際にとても少ないと言い切っていいです。皆んなお金を稼ぐ為にバリスタをしています。それはどんなバリスタでも同じだと思いますが、ロンドンの方々はなるだけ仕事をしないが基本です。何しても同じお給料なら必要最低限をすれば良いってスタンスです。海外らしいといえばそうなんですが、私は日本で出会った方々の様に何をやるにでもやれることは全てやろう精神が好きです。

ロンドンのバリスタをコーヒーから遠ざけていると感じる事はまだあります。基本的にですが、コーヒーの知識を持ちコーヒーパッションを持ったバリスタは店頭に立たず、裏でオフィスワークをしています。新しいコーヒーを探したり、焙煎チームにいたり、コーヒー器具を決めたりと事務作業などをしているのでイベントじゃないと会うことも難しいです。またお店のコーヒーのレシピはそのバリスタが決めます(ヘッドバリスタと呼ばれる役職)。店舗に立ってるバリスタはそのレシピを基本いじれません。(自分の働いてるコーヒー屋は店舗のバリスタが毎日いじって最適なレシピに修正してます)なのでロンドンのコーヒー屋で店舗に立っているバリスタは言われたレシピ通り作ればいいってことです。

エスプレッソマシン

更にコーヒーから遠ざけていると思う事はコーヒー関連の機械のハイテク化です。これは本当にすごい。お金がめっちゃかかってる。1番ハイテクだったお店のエスプレッソを作る時を例にすると

豆が自動で挽かれて
レシピ通りの量で出てくる
タンピングも機械による全自動
スチームミルクも機械から勝手に出てくるのでスチームする必要なし
エスプレッソもボタン押したら自動で出てきます
後はミルクを注ぐだけ

本当に何もしなくていいし、誰でもできます。

もちろんお店によって様々なので、全部こんなハイテク化されてるわけではありません。でも基本的にこんな感じです。私が働いてるところは全てマニュアルなので、何もかも自分でしないといけません。それが魅力的で応募したんですけどね(笑)その話もおいおいしようと思います!

逆に日本では見たことの無い機械が沢山あります。それに関してはめっちゃめっちゃ興味があったし、勉強になりました。ハイテク化の事を知れたので更にマニュアルがいいなとも思えました!しかしここまで何もせずにコーヒーが作れてしまうと、コーヒーって簡単だなってなっちゃうし誰もバリスタとして成長できません。コーヒー未経験であっても、そこ何日間か練習すれば店舗でコーヒー作れるんですから。

便利って怖いとはこの事。

やっぱり誰がコーヒー豆を作り、誰がコーヒーを焙煎して誰がドリップするか、、。コーヒーと人の繋がりを私は大切にしたいし、コーヒーを焼いたり淹れる人によって味が変わるのもコーヒーのいいところだと思います!

最近気づいた事

これはめっちゃどうでも良い事なんですけど、こっちのコーヒー屋さんはドリップバックが無いんです!ちょっとお試し感覚で手土産に!って事ができないのが辛い(笑)またコーヒー豆の販売量も250g〜が基本的なので消費に時間がかかります!コーヒー器具も日本製ばっかなのでこっちはめっちゃ高いし、電動グラインダー買おうもんならコンセントがこっちのタイプだから日本じゃ使えないしー!ってこっちきて気づく小さな発見が最近ちらほら出てきました(笑)これから暖かくなるけど、水出しコーヒーはあるのかな?気になる。って感じです!

ここまで読んでくださりありがとうございます!

ここまで沢山話して来ましたが、全部書き切れているか不安なので追加したい事を思い出したらまた書こうと思います!また何ヶ月か間隔でイギリスコーヒー文化についてのブログは更新しようかなと思いますのでお楽しみに!今回はロンドン全体的な文化を自分なりにまとめてみました。別に今私が働いてるコーヒー屋主軸から見たロンドンのコーヒー文化も書けたらいいな!まだまだブログは始まったばかりですが、こんなの書いてって事あったら遠慮なく言ってください!私はロンドンで元気にしてますよー!

ではまた次の記事で👋


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?