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ロンドンのコーヒー屋について-仕事始めた編-

今回はロンドンのコーヒー屋についての第三弾!!仕事始めた話にフォーカスして話していきたいと思います!

もしこの記事を初めて見る方は、第一弾第二弾があるのでそちらから見てください!

今回の記事も私が今働いているコーヒー屋の事での経験なので、情報に偏りがあるかもしれません。でも一生懸命わかりやすく伝えますのでよろしくお願いします🤲

ではいってみようー!

初出勤はバリスタトレーニング

採用されて初めて出勤した日はお客さんと関わることはありませんでした。週3日しか営業してない店舗があるんですが、その日はそこが休みの日だったのでバリスタトレーニングをその店舗で行いました。

バリスタトレーニングで何をするのか
・メニューとレシピ確認
・オペレーションルールの確認
・物の場所(特にバーカウンターの棚の中)確認
・このお店は何を1番大事にしてるかのディスカッション
・衛生面の話
・コーヒーのクオリティの話

etc

基本的にこんな感じでした。自分は日本でもバリスタをしていたので、エスプレッソマシンやグラインダーなど全部の使い方を元々知っていたのでめっちゃスムーズだったと思います。なのでこのお店が目指しているコーヒーのクオリティを私が理解しそこに寄せることを1番擦り合わせました。

方向性ってやつですね。美味しさとかの練習ではなく、このお店ではどのフレーバーの何に力を入れるか。細かいところならミルクスチームは何度で止めるかなどです。

これはお店によって違うし、自分の好みとも変わってきます。チームとしてお店を作り上げていく上でとても大切な事です。

初めてのお客さんがいる中で働く日

トライアルシフトでは数時間お客さんがいる中で働きましたが、この日は給料が発生してる中で8時間くらいガッツリ働く初めての日でした。

ワクワク過ぎて、緊張はしなかったです。でもエスプレッソマシンばっかり使うオペレーションは全然慣れてないので、疲れますし新鮮でした。エスプレッソ落としてスチームしての繰り返しは、やっぱり難しいですね。最近は慣れましたが、この日は効率の悪い動きばっかしてたと思います。

お客さんとのコミニケーションも英語の定型分を覚えればなんとかいけます。難しい質問じゃなければ質問にもある程度は答えれるし、聞き取れなくても同僚が助けてくれるから問題なし!

簡単に福利厚生の話

・コーヒーはなんでも飲んでいい
・週1で250gのコーヒー豆が貰える
・社割25%(オンラインショップも可能)
・近隣の飲食店(ハンバーガー・ピザ)なんでも無料

大体こんな感じです!

福利厚生ではないですが
友達きたらサービスしてあげたり、250gの豆以外で豆貰えたり、営業中にコーヒー淹れまくってテイスティングしたりカッピングしたり、ラテアートの練習したりと

めっちゃ自由にさせて貰ってます。コーヒー屋は大体こんなもんだとは思いますが、バリスタにとって上記のサービスは嬉しいですよね!

独り立ち早い件について

これは信頼されすぎているのか、海外だから当たり前なのか(前者であって欲しい笑)わかりませんが、独り立ちをしたのは初日から1週間経った日でした。独り立ちとはお店に自分しか居ない状況です。たった1人でお店を回し始めたのが初出勤から1週間ということです(笑)

注文をとってドリンクを作ってレジしてお会計まで1人。5人並ぶ事なんてもちろんあります。コーヒー豆も何種類か使ってるので、どんな違いがあるの?とかコーヒー器具やマグカップに関する質問やペイストリーの成分についての質問など当たり前に英語で対応します。それを1週間の期間のシフトで覚えていざ実践。刺激しか無く最高の環境ですね(笑)英語もできませんが、頑張ればなんとかなります。頑張って説明するし、英語がわかんなかったら相手が悪いスタンスで気持ちで負けません。(もちろん自分がわからないんですが笑)そのくらいの気持ちがないとお客さんにも不信感が伝わるし、せっかくコーヒーでリラックスしたい方達に嫌な思いをさせてしまいます。そんな事はバリスタとしてしたくないです。なので英語できますって堂々と接客して、わからないなら聞き返す。それでもわからないならわからないとはっきり言う。決してオドオドなんてしません。

意外とできるもんです👍

業務に関してはバリスタがお店に一人なんて日本でも当たり前だったのでなんの問題もなかったです。スピードも大事ですが、クオリティの方が大事なので自信満々のコーヒーを出せばおっけいです。それでもお客さんを待たせるなら、お店のマネージャーにバリスタ増やしてって言います。


現在の自分の状況

現在の事で話すと、業務はなんの問題もなく働いてます。なんならめっちゃクオリティのことの意見をズバズバ言ってます。

英語の接客も困ってることは無いですね。最初の頃は聞き取りが難しかったんですけど、ネイティブスピーカーのスピードでオーダーをとってると耳が慣れて来て、今はめっちゃ聞き取れるんでリスニング力が上がったんだなぁって思います。バリスタにもお客さんにも日本人はいないので、英会話も伸びていて、同僚ともお客さんともまあまあ会話できるようになったなーって思います。

グラインダー

コーヒーに関しては、とにかくエスプレッソしかないのでひたすらにエスプレッソの調整やフレーバーの出し方、質感やミルクとの相性などを学んでいます。月に2、3種類豆が変わるのでその調整が楽しいです!フィルターに関しては、クレバードリッパーを使っていてグラインドサイズを豆の種類とエイジングで調整しています。お店が落ち着いてる時にカッピングしたり、ラテアートの練習したり豆のピッキングをしたりしてます。

このお店について

今働いているworkshopcoffeeはロンドンでも1番コーヒーに特化したお店だと思います。その理由として挙げられるのが

・トイレ無し
・Wi-Fiなし
・テーブル無し(カウンターはある)

だからです。

トイレ目的やWi-Fi目的のお客さんを無くして、コーヒーを買いに来てもらう。テーブルもないので長期滞在させない様にし、コーヒーだけを楽しんでもらう。っといったコーヒーを中心にお店が作られています。このくらい尖ったのいいですよね。他の目的なら他店に行って!ってスタイルです。

ペイストリーに関しても、簡単なパンが6種くらいで全て温めはできません。そのまま袋に入れて渡します。コーヒー以外の飲み物もあるんですが、瓶に入ったジュースやお湯を入れるだけのティー。ティーに関しても、産地や素材にこだわったスペシャリティティーを使っています。チョコレートもあるんですが、これもスペシャリティーチョコレートを取り扱っています。

シロップも何も無しでブラウンシュガーだけ置いてます。ミルクはレギュラーと低脂肪とオーツの3種類。

なので本当にオペレーションがコーヒーを作ることに限られるのでクオリティを保ちやすいし、商品を全て早く提供することができます。お客さんもコーヒー好きばっかりなので、コーヒーの素材についての会話できたりと接客も楽しく為になります。そしてみんなサクッとコーヒーを飲んだら帰っていきます。このテンポの良さ日本にはないですね。長居する人はほぼいません。

コーヒー豆もブレンドは一切無し。全てシングルオリジンで提供しています。

自家焙煎をしていて、焙煎具合はロンドンでは浅煎りですが、日本基準にすると中煎りくらいだと思います。ディカフェみたいにものによっては、オイルが出るくらい深い焙煎のもあります。

最後に

どうだったでしょうか。もっと話したい事はありますが、めっちゃめっちゃ長くなってしまうのでもしブログにするなら細かく分けて書きたいと思います。こんな感じのコーヒー屋で働いています。ここで日本にはない部分のコーヒーに沢山触れていけたらな思います!!

またこれからも沢山発信するのでよろしくお願いします〜

ではまた!!

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