【セレッソ分析速報!】VSサガン鳥栖戦 第20節
こんばんは!ご覧いただき、ありがとうございます。この記事では、2024年に行われたJ1第20節、セレッソ大阪対サガン鳥栖の一戦を、セレッソ目線で分析していきます!
目次の気になるところだけでも、ぜひご覧ください!!
スタメン
両チームのスタメンは、この通りです。
[セレッソ大阪]
先発
GK 21 キム・ジンヒョン
DF 14 舩木翔
DF 16 奥田勇斗
DF 24 鳥海晃司
DF 33 西尾隆矢
MF 7 上門知樹
MF 10 田中駿汰
MF 25 奥埜博亮
MF 27 カピシャーバ
MF 77 ルーカス・フェルナンデス
FW 9 レオ・セアラ
控え
GK 1 ヤン・ハンビン
DF 28 ジャスティン・ハブナー
MF 4 平野佑一
MF 8 香川真司
MF 19 為田大貴
MF 48 柴山昌也
FW 35 渡邉りょう
[サガン鳥栖]
先発
GK 71 朴一圭
DF 2 山崎浩介
DF 3 木村誠二
DF 16 上夷克典
DF 42 原田亘
MF 5 河原創
MF 7 手塚康平
MF 13 横山歩夢
MF 23 菊地泰智
MF 88 長沼洋一
FW 99 マルセロ・ヒアン
ゲキサカWebより引用
試合内容① この試合、勝利できた理由🏆
勝利できた要因の一つとして、サガン鳥栖がつながらない配置でのビルドアップをつづけてくれたことは大きいです。下の図1をご覧ください。
サークルで囲っているところが、プレスにはまりやすい、サイドフロントというエリアになります。ビルドアップしているチームにとっての、サイドの低い場所ですね! このサイドフロントがなぜ、ビルドアップにはまりやすいの?と興味を抱いてくださった方は、↓の記事の「試合内容①ボール保持時のポジショニング」 をご覧ください。
このサイドフロントを使ってビルドアップする鳥栖に対し、セレッソは前線から誰もさぼらず、プレスに行きます。セレッソのすごいところは、
守備強度です。
鳥栖のビルドアップに対してのセレッソの守備強度が、今日の勝因の一つといえます。
外国人といえば守備をさぼりがちですが、カピシャーバやルーカスやレオセアラは非常に献身的。この献身的な選手を獲得してきたスカウトや、モチベーションを維持する監督はすごいと思います。
ただ、その守備強度を生かせる守備戦術が足りません。
セレッソが今すぐ強くなれる方法 同サイド圧縮の徹底!
セレッソはおそらく、ゾーン守備で、後手後手に回っているところを選手の守備強度で何とかしているのが現状です。
守備強度を生かした、きちんと勝率を上げる守備が必要で、それができていれば、高い位置でボールを奪えるので今日も複数得点できていたはずです。
それが、同サイド圧縮です。
先ほど、サイドフロントが出てきましたが、そこに追い込み漁のような形でチームでプレスをしてボールを奪いきることです。
↓の図は、浦和戦のマッチレビューの時に、私が作った同サイド圧縮を可視化したものです。
逆サイドを捨てて、同サイドへ追い込みます。
1この図のようにFWが、一方のcbへのコースを切りながらプレスに行く
2流れの中で相手sbがサイドフロントでボールを持つ
3FWとトップ下で相手cbを抑え、ボランチ二枚が相手ボランチをピン止めし、相手sbをフリーにさせることでパスを出させる
[手順]
①上記1,2,3どの方法でもよいのでサイドバックにボールを低い位置で持たせ、
②図のように、逆サイドは捨てた状態でマンツーマンでマークつく
③余ったcbやsbは、リスク管理
④ボールを奪いかかる
この同サイド圧縮は、ヨーロッパサッカーでは主流の守備戦術です。特に、アーセナルなんかは徹底されていて、とても参考になります。
この時に忘れがちなのが、追い込むほうと逆のサイドのウィングに絞らせることです。図でいうと、ルーカス選手のところです。ここを絞らせないと、
相手にとって出口ができてしまい、状況が一変します。
今日の試合でも、ウィングが絞っていれば、というシーンがありました。
前半34:50のシーンです。
サイドフロントに追い込むセレッソですが、中央、河原選手のところをあけてしまい、最終的にそこを使われてしまいます。
このシーンで同サイド圧縮できていれば、ボールを奪えたかも。
このようにウィングが絞り、
チームで連動してボールを奪いに行くのが、同サイド圧縮です。
自分の語彙力、説明力不足でわかりづらければ申し訳ありませんが・・・
この、同サイド圧縮を徹底するだけで、セレッソの選手の質なら、確実に勝率が上がります!どうか、実践してくれることを願います。
試合内容② 上門の裏抜け意識の高さ
この試合で光ったのは、上門選手の、裏抜けの意識です。
今日の試合も、トップ下のポジションで先発出場しましたが、二列目から果敢に裏に飛び出すシーンの多さがとても目立ちました。
裏抜けをすることにより、相手の最終ラインが下がって間延びを生み出すことができたり、最終ラインの選手が、自分の視野の前だけでなく裏も気にしないといけないため、負担になります。
ぜひ、ユーロ開幕戦、ドイツ対スコットランドをご覧ください。ドイツのチーム全体の裏抜け意識が非常に高く、それに対応しきれないスコットランドを粉砕しました。
勝利したうえでの課題 カピシャーバのポジショニング
カピシャーバが、サイド突破という武器を持っているにもかかわらず、最近の試合で内に絞っている現象はこの試合でも継続していました。
三笘をサイドに張らせないくらいもったいないです。
カピシャーバの武器、サイド突破ができないだけでなく、絞るのは、周りの選手との相性も踏まえてよくありません。
興味を持ってくださった方は、ぜひ下記↓の記事をご覧ください!
前節、磐田戦の記事です。
最後に
ご覧いただき、ありがとうございました。
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