見出し画像

「壁の意味」

こんばんは。

最初にひとつ報告があります。
自分のnoteを読んでくれている人のほとんどが知っていると思いますが、ついにトップチームで背番号をもらうことができました。
46番を選んだ理由は甲南のユニフォームのなかで一番でっかい番号だったからです。いわば”最後の番号”。なんか響き的にもかっこいいなと思って気に入ってます。笑



思えば東福岡での3年間、一度もトップチームに上がることなく終わってしまった。なんなら3年の7月までDチームにいた。それでも俺ならできるって自分に狂ったように言い聞かせ続けて3年の7月末にBチームに飛び級で昇格した。そこから冬の選手権のメンバー入りを目指して頑張ったけどバックアップメンバー止まりで終わって最後までトップチームで背番号をもらうことは叶わなかった。
この借りは大学で全部返してやろうと誓って入った甲南大学。スポーツ推薦で入ったわけではなかったけどそんなのは関係ない。1年目からAでスタメン取ってやろうと思ってた。あっという間に1年目が終わって振り返ってみたらほとんどの期間をCチームで過ごしてた。2年目に入って4年生だった先輩がいなくなってBでプレーする時間が増えてた。少しずつ良くなってきてる感覚があった中で4月になって初めてAチームに入れてもらえた。けど何もできずに1ヶ月くらいですぐにBチームに落ちた。そこから泥沼にハマったかのように失敗が続いた。ゲームキャプテンやらせてもらった試合でサッカー人生で初めて試合中に足攣って途中交代してその次の週での試合では相手にPK献上して決められてその失点のせいで引き分けてさらにその次の週の試合では自分のゴール前でのクリアミスを相手に合わせられて失点してその失点が相手の決勝点になってしまった。その次の試合は当然メンバー外になった。久しぶりにめちゃくちゃへこんだ。でも同時にどん底にいた自分に思ってもみなかったチャンスが来た。Aチームの練習試合で自分と同じポジションの人数が足りないからという理由で自分も参加させてもらえた。「メンバー外になってしまったのはピンチやけどこれはある意味チャンスやな」と思った。結局その試合でアシストして(正直アシストかどうかは怪しいけど笑)さらに無失点で終われた。その次の週もBのメンバー外でAの練習試合に行くことになった。けど今回は前回とは違って先週のパフォーマンスが良かったからって言って呼んでもらえた。その週の相手は関西でもトップレベルに強い大学だった。しかも高校時代に全く歯が立たなかった先輩がマッチアップだった。でも実際に試合に入ってみたら当たり負けしなくなってて突破できて守備の1対1では綺麗に体入れて奪えて、、全体的なプレーは決して良かったわけじゃなかったけどそれでも個人的には成長を感じまくったし自信を得られた充実した試合だった。幸運が重なってその次の週からはBチームからAチームに入れてもらえた。その週の終わりに背番号をもらうことができた。めちゃくちゃ嬉しかった。


高校からいままでをざっと振り返ってみましたが、良い思いができたなと感じた時間はほんの一瞬でした。それ以外のほとんどの時間、僕は「壁」とひたすら戦ってました。

スポーツにおいても学問においても前に進もうとする人、成長しようとする人の前には必ず「壁」が現れます。その壁というのは捉え方によって大きく左右されると思います。多くの人は「上手くいかない。もう嫌だ。辞めたい。」とネガティブに捉えてしまいがちですが、それだとめちゃくちゃ損しているなと僕は思います。なぜなら、壁は必ず自分に「今」必要な成長すべきところを教えてくれるからです。そしてその壁を乗り越えた時には今までとは違う、成長した自分に出会えるからです。

『壁は邪魔をするために現れているんじゃない。本気かどうかを試すために現れているんだ。』
この言葉は元サッカー日本代表監督の岡田武史氏の言葉です。僕はこの言葉にハッとさせられました。

ひとつひとつ現れる壁にはそれぞれ意味があると僕は思います。
壁にぶち当たって。試行錯誤を重ねて乗り越えて。乗り越えた先でまた新しい壁にぶち当たってそれをまた乗り越える。この繰り返しです。なぜなら
壁というのは成長しようとしている証だからです。
前に進もうとしている証だからです。

ひとつひとつ試行錯誤を重ねながら乗り越えた先には必ず成長した自分が待っています。僕はそこの旨みを知っているからこそ、苦しい時間がほとんどでもその苦しい時間すらも楽しんで取り組めています。長い目で見れば僕自身、あり得ないほど成長してきました。だから高校の頃敵わなかった先輩にもこの前は互角に渡り合えたんだと思います。

当然ですが、今も自分の実力不足が故に壁にぶち当たっています。でも、コーチ、トレーナー、先輩、上手い同期や後輩に聞きまくってたくさんアドバイスをもらいながら毎日ほんの少しずつではあるけど成長できている実感があります。だからこそ、壁にぶち当たりながらも今を最高に楽しめています。

「トップチームでスタメンを取る」という目標にまた一歩近づくことができましたが、まだまだ長い道のりにはなると思います。
それでも毎日少しでも成長できるように試行錯誤を重ねながらひとつひとつ壁を乗り越えていけたらと思います。

「お前には無理だ。」聞き飽きるくらい言われました。
なので、残念ながらその言葉、僕にはもう効かないです。
「俺なら絶対出来る。」って狂ったように言い聞かせ続けて壁を乗り越えてお前には無理だと言われるようなことを今まで何度も実現させてきました。
なので、これからもひとつひとつ実現させていきます。

   『意思あるところ道あり
          努力に勝る天才なし』


もっともっと頑張って必ず目標を達成させてみせます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?