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衆議院議員選挙をわかりやすく説明!

こんにちは!そーめんです!
本日は、4年ぶりに2021年10月31日に行われる衆議院議員選挙について詳しく説明していきます!

結論からの述べると、衆議院議員選挙=総選挙と取らえられ、もっとも重要な選挙と言っても過言ではありません!まずはじめに、日本の政治制度から説明していきます!
日本は2つの議会を置く二院制(衆議院・参議院)をとっており、その衆議院・参議院の議員(=国会議員)を選出することができるのが私たち国民なのです。衆議院・参議院の役割には大きな違いがあり、その1つが権限です!つまり、参議院より衆議院の方が強い力も持っているということです。(衆議院の優越) では、衆議院は具体的にどのような強い権限を持っているのか。

①「内閣総理大臣の指名」
衆議院議員全員で投票を行い、国会議員の中から内閣総理大臣を決める。
*参議院でも内閣総理大臣を指名しますが、結果に関わらず衆議院の内閣総理大臣の指名が採用される

国の1年の計画とも言える「予算の決定」する
次の年が始まる前に、お金をどこに使うのか(社会保障?防衛?国債[=国の借金]?)を決めることができる。
*予算も衆議院・参議院の両方で議論・議決されるが、優越によって衆議院の決定が採用される

「法律の制定」(少し複雑です!)
まず、法律の案(=法案)を作り衆議院に提出する。(逆のパターンもある[参議院に提出]) その法案が衆議院の賛成を多く得られた場合、参議院へ送られる。その参議院でも多くの賛成を得られた場合法案は成立し、法として運用される。
しかし、参議院で賛成を得られなかった場合、もう一度衆議院で議決されることになる。この議決では、衆議院議員の3分の2以上の賛成を得られた場合、法案は成立することになり、法として運用される。つまり、衆議院の大多数が賛成することで参議院の決定を覆すことができる

つまり、
衆議院議員選挙は、
内閣総理大臣を選ぶ選挙
国がやること(お金の配分)を決める選挙
国のルール(法)を決める選挙
ということになります!

ここで、衆議院が特別なカードを持っているという重要なお話をしておきます。それが、「解散」です!
内閣総理大臣は衆議院を「解散」させる権限を持っており、解散となれば新しい議員を決めるために選挙が行われます。これは、内閣総理大臣や与党が好きなタイミングで「解散」というカードを召喚できるということです
つまり、衆議院議員によって選ばれた内閣総理大臣は国民の支持率が高い時に「解散」でき仮にその解散によって選挙が行われて結果が前回と同じになった場合、衆議院議員がその日から任期4年ということになる。これによって、衆議院議員は上記のような強い力を再び持つことになる

このように、衆議院議員選挙は国民だけではなく、国会議員・政党にとっても重要な存在であるとわかります。正直、「衆議院議員には強い力がある」という認識を持っている国民は少ないと思います。
今回で衆議院議員選挙は第49回目を迎えます。一人の国民として、積極的に政治に参加してみてはいかがでしょうか

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