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岸岡智樹のNZ留学日記 DAY2

昨日からNZに1週間だけですが武者修行に来ています!
その様子を日記に書き綴ります! 

DAY1を見逃した方は先に見てください。


〇2日目

2日目にしてかなり変化したこと、発見したことが多くありました。

・練習量
・選手、コーチとの距離感(英語について)
・基礎スキルの重要性
・通用する部分
・ミーティングでの違い

以上のことが2日目にして感じたことです。


Instagramにて1日の振り返りを動画にしているのでそちらも見てみてください。

〇午前


おもわずすべてのセッションが終了してツイートしてしまいましたが、今日は4部練習でした。

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1.Weight Max 測定 + yo-yo テスト
2.Unitに分かれて確認
3.ハンドリング(Unit別)
4.Decision Making

という練習構成でした。


●練習量
2日目からもこんなにも練習するのかという感想です。
練習といってもひたすら練習するというよりも確認作業を繰り返すという練習をします。
なぜ同じことをなんども繰り返すのか?と感じることが多い午前中でした。
Team Attackの練習も同じサインプレーを何度も行います。
もちろんコンバインドチームというハンディキャップがありますが、なによりチーム全員が同じ方向に向かうことの大切さを学んだ気がします。


●選手、コーチとの距離感(英語について)

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2日目にして良くも悪くも英語が苦手な日本人だという認識をもってもらえました。
もちろんこの現実に妥協することはありませんが、この認識のおかげで話しかけやすい雰囲気ができました。
都度都度僕に「OK?」と聞いてくれますし、わからないことがあればなんでも丁寧に説明してくれます。
日常会話に関しては正直もっとうまく伝えたいし、すべて話していることを理解したいと思いますが、ラグビーをしている中でできるだけ短く、相手にわかりやすく伝えるということは言語が変わっても変わらないことでした。

実際に実践してみると、コミュニケーションをとれる幅が増えたと感じています。
まだまだ残された時間があるので実践あるのみです!


〇午後


●基礎スキルの重要性
午後は基礎スキルであるハンドリングのトレーニングを行いました。
日本とは違いボールを上手く飛ばそうという視点でハンドリングは行っていませんでした。
ボールの持ち方、握り方、投げ方などパスという動作にはいくつものキーワードがあると思いますが、全くといっていいほどパスの投げかたについてのコーチングはありませんでした。
ですが、「相手にいかにボールを届けるのか」に焦点を当て説明してくれました。

●通用する部分
上記のことにも通じますが、今日のメインであるハンドリングについてはとても通用したという感覚を得ました。
いかにして相手にボールを届けるのかというエッセンスを加えたことによってパスに対する考え方にも変化があったように感じます。
日本語が通じないので日本でプレーしているときよりもコミュニケーション量ははるかに劣っていますが、ただボールを投げるということに関してであればコミュニケーションはなくてもできると気づきました。
「相手が手を出したところに投げる」が今日のモットーでした。
それは達成したように感じます。
SOとしてパスに信頼を持ってもらえると自然と走りこんでくる選手も増えますし、プレー中に僕の名前を呼んでくれる選手も増えます!
短い時間だからこそ使えるコミュニケーションすべてを駆使します!!


●ミーティングでの違い

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練習の途中には必ずMTGがあります。練習中は円陣ですし、練習前後はMTGです。
今日は栄養講習会すらありました。
日本だと授業中もそうだと思いますが、あまり発言に対する意欲が少ないように思います。
ニュージーランドだからなのか、その他の国もそうなのかはわかりませんが、ここでのMTGではかなりの発言量があります。
選手皆が物事を自分事としてとらえ、わからないこと、もう少しこうしたらいいことなど思ったことはすぐ口にします。
コーチの質問に関して間違ったことや、変なことを口にした場合でもみんなで笑ってあげられる良い雰囲気があります。
だれでも発言できる空間。わかならいことをそのままにしないという理想に近い空間があります。


〇日本とニュージーランドの違い

・パス
パスの考え方についてはかなり違いがあるように感じました。

日本でパスといえば投げ手の重要性に目が行きがちですが、今回教わったのは受け手の重要性でした。
パスをうまく投げるのではなく、いかにうまくキャッチするのか。
次のパスのためにいかにボールをとるのか、そのためのポジショニングやランコールまでコーチングを受けました。
SOだからなのか普段から意識していることではなかったのでとても参考になりました。


・アンストラクチャーに強い
ニュージーランドのラグビーの特徴といえばなんといってもアンストラクチャーからの得点力です。
これはどこの国や地域にいっても言われることは同じです。
ではNZではなぜアンストラクチャーが強いのでしょうか。
僕なりの答えは「ミスが多いから」だと思います。
今回の練習でもかなりの数ミスがあります。
ですが、その理由を話しミスを減らす努力をしていますし、事後処理のことまで考えていました。
攻撃側がミスをすると防御側に攻撃権が移行するのでそのチャンスを見逃さないという意識はかなり感じました。


明日も頑張ります!!



いつも読んでいただきありがとうございます。 一人でも多くの方に読んでいただき、ラグビーをより楽しんでいただけるようこれから頑張っていきます。 コメントお待ちしています!! よければスキもお願いします。