見出し画像

岸岡智樹のNZ留学日記 DAY3

2日から始まったNZでの生活も3日目になりました。
2日分はnoteのマガジンにしているのでそちらから見てみてください!


〇スケジュール

今日は2部練+座学2回でした。

1.Tackle/Defense
2.Attack
3.Inner fit
4.Inner fit

午前午後1セッションずつあり、練習が終わってから夕食前後に1回ずつ座学(Inner fitness)がありました。

午前午後の練習、座学の風景をそれぞれインスタグラムに投稿しているので、その練習の方法、キーポイントを紹介していきます!


〇午前

投稿にもあるように午前はTackleとTeam Defenseについての練習でした。
インスタグラムの動画の最初にあるのは個人練習の時間です。

チーム練習の前に1時間ほど各自で練習する時間があったため、練習に向けてストレッチをしました。
その後、キックオフ、タッチキック、グラバーキック、ゴールキックなど様々な種類のキックを練習していました。
IRANZに参加している選手と共に、お互いに指摘し合い良い刺激をもらいました。


●Tackle
個人練習が終わると、全体でタックルの練習をしました。
コンタクトレベルは比較的低く、タックルに入るまで、入る瞬間、入ってからの3つのタイミングについてコーチングを受けました。
かなり参考になったのは手の位置です。
簡単に説明すると、相手に近い手はおなか、遠い手はおしりにタッチするイメージでタックルに入る。
実際にはおしりの手が膝裏のイメージにするとより相手を倒しやすいとも言っていました。
個人的には日本で受けたタックルについてのコーチングとは異なり、教わったことのない角度から教わることができたのでとてもためになったなという感想です。
個人のタックルの基本は日本だけでなく、世界共通だなという実感がありました。
また、ニュージーランドでのDefenseはこうなんだという観点からも指摘をいただき本当に価値のあるインプットとなっています。

画像2


●Defense
インスタグラムの3つ目の動画について詳しく説明します。
上記にある個人のタックルの応用編で、隣の仲間と連携を取ったうえでスキルを使ってタックルをしようという練習です。

マーカーにセットし、コーチのコールで右(左)に動き、一番端の人からUpコールと共に、自分の番号を口にしてからタックルをします。
このときに注意しなければいけないのは隣との連携です。
自分一人ではDefenseはできないので、両サイドの仲間を感じながら守ることが必要になります。
番号を口にしてタックルに入るタイミングなど、この後に行ったチームディフェンスにつながる要素がちりばめられていました。

この感想はあくまで僕の想像です。
実際にコーチの方々がどういう意図をもってこの練習を取り入れているのかは聞いていませんが、練習を行っている身として一つでも学べることを探したときに気づいたことです。

画像3

動画にもありますが、この後は実際に相手にプレッシャーを与えるという中でのチームディフェンスを行いました。
実際に人数が揃っているあるいは優位である場合、数的優位を作られているときにどうすればよいのかなど確認しました。
どのメニューにせよ自分たちはなにをすべきなのかなど、細部にわたって確認していました。
DAY2にも書きましたが、わからないことがゼロになるまで確認する習慣は本当に見習わなければと感じました。



〇午後

●午後練習
投稿にもありますが、午後はチーム単位でのAttack/Defenseでした。
明日に試合を控えているので、その確認をしました。
3日目の午前までは個人のスキルにフォーカスしたような練習でしたが、試合前日という事もありどういう風に戦うのか。
戦術の確認をミーティングを交え行っていました。


●座学

画像1

Inner(心などの内側)についてでした。
簡単にまとめると「なぜラグビーをするのか」のようなマインドセットについてです。
自分自身がラグビーをすることの意味合い、今後ラグビーを続けるとを決意したルーツを思い出したり本当に深く考えさせられる時間でした。

How do I win the game of life?

話の中にこんな質問がありました。
ラグビーにおいて試合をgameととらえ、今までいかにそのゲームに勝つのかを考えていた僕としては人生とスケールが大きくなった瞬間思考が止まりました。

ここでのwinとは人生の勝ち組になるという意味合いではなく、人生を豊かにするには、であったり人生をどう過ごしていくのかという考えです。
幸せな人生を送るためにすべきことはなんなのか。なんのおかげで幸せを感じることができるのかなど、この質問1つだけでも本当に深く考えることができました。


〇最後に

毎日とてもいい雰囲気でたくさんのミーティングが行われます。
DAY2でミーティングでの違いについて書いたのですが、今日はさらに感じさせられることがありました。
それは発言できる環境があり、発言する意欲がある選手が多いということはもちろんですが、その環境づくりが素晴らしなと感じたことです。

毎日教えてくれるコーチもそうですし、今日の座学をしていただいた方、昨日の栄養学について話してくれた方、皆さんに共通することがいくつかありました。

●返答を求める
必ず会話の中で質問をします。
それも個人を指名するのではなく、だれか答えてという感覚で質問を投げかけます。
決まった人にではなく、自分自身で話し出します。

●回答に対してはすべてポジティブに対応
質問を投げかけ回答が返ってくると、必ずマイナスな発言はしません。
もちろん変な回答がないということかもしれませんが、選手の発言に対してポジティブに返事をします。
そうすることで話した側はストレスを感じることはなく、次も話していいんだ、話したいという良い循環になります。
教育の現場でもそうですし、インスタライブのコメントにもありましたが、育児にも通ずることだと思います。
ここで一番肝心なことは、ダメな時ははっきりと叱ることです。
普段コーチと選手は日本に比べ友達かと勘違いするほど距離が近いですが、間違っていること、ダメなことについては絶対にNOを出します。
このメリハリがとても大切なんだなと思いました。


今日でこのNZ留学もおり返し地点です。
最後まで全力で僕にできることを頑張ります!!

いつも読んでいただきありがとうございます。 一人でも多くの方に読んでいただき、ラグビーをより楽しんでいただけるようこれから頑張っていきます。 コメントお待ちしています!! よければスキもお願いします。