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須藤 一流(通訳)

プロフィール

出身校:神田外語大学 卒業
職業 :通訳(韓国語)

第1章 今の仕事

私は、2020年4月から、今の会社で通訳の仕事をしています。国際大会の大会主催者(東京オリンピック・パラリンピック委員会や各種競技団体)から依頼を受け、大会に出場する韓国チームをアテンドするのが主な仕事です。大会期間中は、担当する韓国チームが日本に来日するところから、韓国に帰国するまでの間、チームに帯同します。担当するチームの選手や監督、スタッフからの要望を聞いて大会主催者と対応策を検討したり、監督やチーム代表者の会議に通訳として出席する等、大会期間中に生じる様々なリクエストやアクシデントに対応します。
参加するチームも、大会主催者側も、「大会をより良いものにしたい」という気持ちは同じですので、私も同じ気持ちで仕事をしています。

第2章 仕事のきっかけと私の就職活動

私が、通訳をするようになったのは、2016年頃に、当時通っていた神田外語大学で、学生を対象にした通訳のアルバイトに応募したのがきっかけです。
私の通訳としての初めての仕事は、WBSC(世界野球ソフトボール連盟)が主催するU15世代の国際大会のスタッフとして、韓国チームをアテンドするものでした(開催地は日本)。その大会ですっかりスポーツの魅力に魅せられた私は、サッカー、ハンドボール、車いすバスケ、スキー、水泳とさまざまな競技に通訳スタッフとして関わることになりました。
こうした経験を積んでいくうちに、通訳とスポーツの両方を仕事にしたいと思うようになりましたが、「通訳の仕事」や「スポーツに関わる仕事」はあるものの、両方を仕事にできる会社というのは、ほとんど見つかりませんでした。
そこで、私は、スポーツビジネスに関するイベントや交流会に履歴書を持って参加し、参加者の方々に自分がやりたいことを伝えるという方法で、就職活動を行いました。また、色々な競技団体やチームに、履歴書や求人がないか問合せのメールを送りました。
最終的には、大学で通訳の仕事の募集をしていた会社と縁があり、現在の会社に入社しました。

第3章 通訳人として心がけていることと今後の目標

仕事をする上で、大事にしていることは、明るく元気よくアテンドすることです。簡単そうに聞こえるかもしれませんが、初対面のチームの方々とお会いするときは、第一印象がとても大切です。
また、私の仕事は、大会主催者側のスタッフとしてチームをアテンドすることなので、担当するチームと大会主催者の間に立って、両方と良い距離間を保つように心がけています。
今の仕事は、大会が終わると担当のチームともお別れすることになってしまうのが切ないところです。
本当はもっと長く、選手やチームのサポートがしたいので、いつかはチームの専属通訳になりたいというのが今の目標です。

第4章 学生に向けたメッセージ

スポーツに関わる仕事は、様々ありますが、仕事の内容によっては私のようにエントリーするきっかけを探すのに苦労することも珍しくありません。
私の場合は、様々な場所に行って、そこで出会った人に「自分はこういう人間で、今こんな事をしています。将来はこういったことがしたいです。」と、伝えることを繰り返して、今の会社にたどり着きました。今、やりたいことがある学生の皆さんには、そのやりたいことを口に出す・言葉にすることをおすすめしたいです。
スポーツ界は狭い世界なので、ちょっとしたきっかけで道が開けることがあります。私も自分の目標に向かって、挑戦を続けていきたいと思います。皆さんも一緒に挑戦し続けましょう!

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