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雑多なもの

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2023年11月の記事一覧

虚構性と匿名性

白峰さんの配信でメイド喫茶の虚構性の話をした。リアルな人間としてのあり方とメイドとしてのある種のロールプレイ的なあり方では全然違う何やかや言ってて、メイドは演じているし、客も演じている。そーゆーお芝居の場として、もしくは演劇の場として、僕たちはメイド喫茶を考えることができる。全てが嘘であるわけではない。しかし、ある程度の嘘で固められたなければ、私たちは会話をすることもできなくなる。嘘と言う潤滑油。

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雑記

昨日の夜。坂口恭平のドキュメンタリーの動画を見た。いのっちの電話が普通に展開されてて、声が暗かったのが、なんか一気に明るくなる。その感じがたまらなくおもしろい。坂口さんも、「ちゃんとせえよ」というような、ラフな言葉遣いなのだけど、どこか真剣に聞いてくれてる感じ。そういうものがある。

それで、今。ひたすらパソコンで書き物をしてる坂口恭平が流れ続けている。こんなのでもいいんだな、と。千葉さんとの対談

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ギャップ

いろんなことはギャップだよなと思う。ドッキリというのはギャップを作ること、という風に考えられるし、キャラクターもギャップだと思う。ベンジャスのメンバーがバズってたのは、アイドルなのに、もしくは女子なのに、野球(バッティング)がうまい、ということだった。「〇〇なのに△△」という構造を考えること。そこに、ギャップがあって、注目する場所になる。高山洋平さんが、シンガーソングライターにスタローンの映画を語

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ビラ配り

えま様がビラ配ってるらしいので、ハチ公前に見に行ったら、結構アイドルさん(男女共に)配ってる人たちいた。アイドルの人は、衣装で配ってる人もいた。あんな人混みでよくずっと立ってられるなぁって思う。しかし、まあ、あの人混みでゆっくり立ち話もできないし、ビラもパッともらっていくだけのような感じもするし、どうなんだろう。

女の子が、メンズアイドルっぽい人につつと近づいていっているところ、母親がぐいっと引

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ブランドの民主化

ブランドを作る、ということをいろんな企業が頑張ってやっている。そんなかで、バズによる宣伝というものは、自己コントロールを離れていくということなんだと思う。すなわち、バズに頼るブランドは、そのブランドイメージの構築を手許から離してしまって、もはや民主化してしまっていると言える。

ということは、バズに頼るアイドルのブランドイメージは、ファンが自由に付けられるということも言えなくはない。つまり、いかに

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キレイであることと正しさについて

岡田斗司夫のホワイト革命の話を聞いていて、アイドルやメイドの「行けないと言うな」の感覚を考えていた。

ホワイト社会というのは、キレイなものが正しいという価値観なのだけど、キレイなもので覆われて、汚いものは正しくないから隠されてしまう、というところがある。その例として俳優だったり料理だったりが挙げられている。さらにそれが進むと、発言もきれいと汚いに別れていく。悪口や暴言は汚いものとして扱われ、正し

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