虚構性と匿名性

白峰さんの配信でメイド喫茶の虚構性の話をした。リアルな人間としてのあり方とメイドとしてのある種のロールプレイ的なあり方では全然違う何やかや言ってて、メイドは演じているし、客も演じている。そーゆーお芝居の場として、もしくは演劇の場として、僕たちはメイド喫茶を考えることができる。全てが嘘であるわけではない。しかし、ある程度の嘘で固められたなければ、私たちは会話をすることもできなくなる。嘘と言う潤滑油。スムーズさ。匿名のネットの海で、僕たちは自由に発言できるように、リゾーム的にいろんな人と繋がれるように、私たちはメイド喫茶と言う場所で、虚構的な存在であることにより、フィクションの中の登場人物として、ネットのような匿名性を獲得し、リゾーム的につながっているのである。

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