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メイド喫茶・コンカフェ、アイドル

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場になる

東北産娘が天一やらない!と怒っているけれど、ファンにとっての「らしさ」と運営の見せたい「らしさ」が乖離していることは、まあ、ありがちなことだと思う。その辺りは誰をターゲットとしているかとか、どういう強みを押し出すのか、というところがある訳だ。 たぶん、東北産で言えば、日本全国をターゲットに、と考えた時に「東北らしさ」の排除があるのではないかと思う。全員に共感してもらえるようなもの、ということを考えると、より普遍的な話になるし、それは「標準語的な話」になってきてしまう。その割

東北紀行

冒険思ったより湿度はないけど、日差しは刺すように暑い。山形新幹線つばさは、本当に新幹線のホームなのだろうかと思うような普通の駅に到着した。なんとなく東神奈川を思い出す。あるいは中野。普通のJRの駅。普通の乗り換え。 知らない土地に降り立った。知らないけれど、どこか、自分の記憶とつなげて考えてしまう。冒険だと思う。海外旅行は何もかも知らない土地に行くが、そこまでの距離ではない。日本語も通じる。改札を出るとエスパル。そういえば牛久もエスパルじゃなかったろうか。 山形まではるば

キミだけの『Wonderland』

ケミカルエックスのちいまゆさんのソロ曲『Wonderland』の感想というか、まあ、そんなものを。 とりあえず、どこまで書いていいのか。ちいまゆさんとは、別名の頃からの付き合いで、それなりに長くなったところはある。間でいろいろ微妙な時期もありつつ、今はたまに会いに行く、という感じに落ち着いている。もっと来いよ、と思ってるのかどうかは分からないけど、とにかく、たまに。 1月にライブを見に行ったら、ちょうどいなくて、というより、初めてに近いレベルで当欠だったということで、僕の

東京も東北

「上野の駅前は仙台駅と同じ風景」と高校の社会科の先生が言っていて、東京なんてのは地方の人の街なんだ、という事を言っていた。それはそれで、一理ある。都市は地方で生産されたものを消費する場所だ。それは人間ですらそうなのかもしれない。誰だったか、地方で増えた人口は都市に行って消費される、という事を書いていた。北海道でも、全体では人口は減っているが、札幌は人口が減っていないらしい。地方都市として、周囲の人間を取り込み続けている。 東北地方から上京して働く人間は多くいた。上野駅に、汽

5月の五日間の感想

5月の五日間について、ちょびっとだけ書く。まあ、感想というかなんというか。後半は、余計な話を書く。ここから読まないで、という扱いにしておく。まあ、読みたければ読めばいいけれど、その際は自己責任ということで。 まあ、とにかく。僕は、Day2、Day4、Day5に行ったのだけど、とにかく、ライブ楽しかったし、公約も(キャスは忙しくて見れてなかったけど)おもしろく拝見していた。良いものをご提供頂きありがとうございました、という気持ち。雑に試算していた感じ、500はかなり厳しい挑戦

5月の五日間の予測

ひとさいの5月の五日間の予測、というか、どういう戦いなのかな、というのをざっくりで考えてみた、というところです。 あくまでも、予想とか推計とか、そういうものによっているので、必ずしも正確ではありません。というより、不正確な部分が多分にある。多分にあるとはいえ、概観としてどういう状況なのだろうか、というところでございます。話半分で読んでください。というか、どこかに書かないと気持ち悪いから書いただけなので。 しかし、まあ、考えてみたら

だらだら

久しぶりに、アフィクロに来た。ジェニファーは以前にましてうるさくて、レオルさんの髪は赤紫になっていた。賑やかな店内。また、通ってくれたらいいんだけどな、という言葉に、コンカフェを引退したからな、ということは言えなくて、でも、たまには通ってもいいのかな、という気分になっている。 どこかに、ちょっと寄る、そういう場所がなくなった。極端に話す相手が減ったと思う。金を介した仲だから、と自虐的に言ってみる。でも、その軽さがむしろいいのだと思う。日常の人間は、予測誤差が大きい。コンカフ

連ツイから

連ツイをした。 フーコーの権力の話が頭にあった。前回のアイドルについての文章をChatGPTに読んでもらったら、流動的な権力についての話が弱いと指摘を受けた。その点はあまり理解できていなかった。というより、フーコーをちゃんと勉強しているかと言えばそうでもないのだけれど。 権力はピラミッドであるわけではない(これはマルクス的な上部、下部構造とも言える)から、ネットワーク的な視点を違えた複雑な支配、もしくは移り行く支配へ、そういうものである、というのがChatGPTとの会話で

陽キャ的な

iLife!はアイドルライフスターターパックなどの、オタクについてを歌った曲がある。それはあるある曲としても捉えられるし、新規の方への案内でもある。そういう分かりやすさを提示していて、それでいてオタクというある程度深みのある、というよりどこまでも底なし沼の、そういうところへ誘っている。 多くの曲は盛り上がる曲で、みんなでコールをし、振りコピをし、ジャンプし、そういうライブを作ることを志向する。こういう一体感は、陽キャ的だな、と思う。 昔のアイドルオタクはどうだったのだろう

時代の流れ

らむさんの働いてたコンカフェに行った。すごく久しぶりにコンカフェに行った感じがする。 キャストの娘が18歳と17歳で、JK卒業したばかりの方と現役JKと。若くて、なんというか、何を話していいか分からなかった。何が流行っているかとか、何に興味があるのかとか、もはや全然分からない。完全にテレフォンショッキングのタモリ状態である、というのも、もはや通じないのだろう。 話をしている、という気分ではなく、話を合わせてもらっている、歳をとっていくと、そもそも若い世代と話せなくなるのか

大きくなること

地下アイドルは、「会いに行ける」アイドルな訳だけど(このあたりは、AKBと似ている)、この「会いに行ける」ことは、物理的な制限がある。この制限は、時間的な制限もそうだし、人間は一人という個人であることの制限でもある。 「会いに行ける」ことを言うと、ファンが増えたら対応しきれなくなる。そうなると、「会いに行ける」と言いながら、会えなくなっていく、そういう風になってしまう。 ファンの側からすれば、会えていたのに会えなくなる、という悲しみが待っている。SNS上でも、100人を相

行う者から行う物へ

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5月の5日間、500人。

ひとさいの5月、5日間で500人動員を目指すという挑戦は、

ルーツ

いぎなり東北産をしばらく聴いていて、名前につけてるのもあるけど、東北に根っこがあると思う。心はみちのくにある。どの程度地元で活動して地元のアイドルとして存在しているのかは分からないけど、とにかく、東北に根ざしている。 アイデンティティというものは、自分自身の存在が何かに結びついている、ということなのだと思う。僕は、故郷があるようで無いし、オタクであるという強烈な自我がある訳でもなければ推しのような特定の何かのために生きている訳でもない。方言のような、地域に結びつく何かも無い