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韓国語を勉強し直したい、と密かに思っている話。

私が大学時代に第二外国語として選んだのは、韓国語でした。
選んだ理由は以前「つぶやき」に書いたように元フィギュアスケート選手であるキム・ヨナちゃん(大学入学当時はまだアマチュア選手でした)のファンだったこともありますが、中国語か韓国語で悩み「中国語は漢字だらけで難しそう!」というのが最終的な決め手だったりもします。
まあ、韓国語は漢字以前にハングルという新しい文字を憶えなければならなかったのですが……母語でない言語はどれも難しいのでした。舐めてはいけませんね。

それまで韓国文化に触れてきたこと

韓国語を勉強し始める前から、私は韓国文化に興味を持っていたように思います。元スマオタだったため、草なぎ剛君がテレビ番組で『チョナンカン』として韓国語を学んでいたこと、韓国語で歌を歌ったりしていたこともきっかけの1つでした。

その中でも強烈な体験が、映画『ホテルビーナス』を観たことです。
草なぎ君を始めとする日韓の俳優達が集まり、全編の台詞が韓国語であるこの映画は、青みがかった映像がどこか無国籍な雰囲気を漂わせており、それでいて人間の愚かさと寂しさと優しさにあふれていました。
ちなみに、『ホテルビーナス』で俳優デビューを果たしたのが後に韓国映画『王の男』でブレイクしたイ・ジュンギさんです。この頃は役柄通りの少年でしたが年々男っぽく美しくなっていっていますね。彼も大好きな俳優さんで、勝手に「オッパ(お兄さん)」と呼ばせて頂いています。

そしてヨナちゃんというフィギュアスケーターに出会い、韓国語を学び、SNSで同じくファンの方々と交流したり韓国語で書かれたアカウントから情報を得るようになってきたのです。

やはり韓国語力が足りない

大学で韓国語を中級クラスまで履修した(所属学科では第二外国語は中級までが必修でした)のですが、その中で自分に圧倒的に足りないものを知ることになりました。

まずは単語力。文法も日本語と似ているとはいえ難しかったのですが、単語がわからなければ文章が読めませんし書けません。逆に言えば、単語さえわかれば片言で会話することも出来るわけですが。

そして、講義で一番困ったのがスピーキングでした。普段から他人とお喋りするのが苦手ではありましたし、緊張したりすると混乱して相手の言っていることを聞き逃してしまったりしたりしていたからです(後から考えると発達障害の特性なのかな?とも思います)。
中級の終わり頃にはソンセンニム(先生)との面接テストがあったのですが、あまりにガチガチな私を見かねてか「緊張してるの?(もちろん韓国語で)」と質問したソンセンニムに「ネ!!(はい!!)」と力強く答え豪快に笑われた経験は忘れられません。
この時4年次、韓国語を落としたら卒業が延びる……ギリギリでしたが単位をくださったソンセンニムには心から感謝しています。

大学院に進学してからは韓国語の講義などありませんでしたし、もう何年も離れていることになりますね。SNSで韓国語のアカウントをフォローしたりK-POP(原曲)を聴いたり韓国映画を観たりはしていましたが、勉強のつもりはありませんでした。

購入した2冊の手帳

ヨナちゃんの後輩であるフィギュアスケーター達のSNSアカウントや、韓国のニュースサイトなどがちゃんと読めていないことに気づき、いっそ基本からやり直すか!と2冊の手帳を買い求めました。

一冊めは「カナダラ手帳」。カナダラ、とは日本語で言う「あかさたな」です。本当に基本の基本、ハングルを書く練習から始まっています。
さすがに超初級なので飽きないかな、とも思いましたが、字の汚い私にはこのくらいから見直すのも良いかも知れないと感じ、すでに少しずつ少しずつ進めています。

もう一冊は「韓国語が上達する手帳」です。こっちは文字通りの手帳で、普段のスケジュールや日記を韓国語で書いてみよう!というのがコンセプトです。単語や簡単な文章例も数多く収録されていて、初級から上級まで韓国語のレベルに合わせて使いこなせるようになっています。
最初は少しひるみましたが、とりあえず書いてみようと思いメモスペースにフィギュアスケーターの名前やSNSで拾った単語を書き込んでみています。

語学は一生学び続けるものなのかも知れない

こうして改めて韓国語と向き合おうと思った時に感じたのは「語学の勉強はアップデートが大事だなあ」という当たり前のことでした。

特にインターネット上で文章を読んでいると見たことのない単語に突き当たったりするのですが、それがテキストには載っていないスラングや若者言葉だったりします。日本語でもそうですが、生まれては消える流行語もあります。さすがにこういう言葉は情報を集めていないとわかりません。

いつかはスクールに通ったりもしたいな、などと考えつつも、今は自分の出来る範囲、楽しめる範囲で韓国語を学び直そうと思うのです。


※画像は「みんなのフォトギャラリー」からお借りいたしました。ありがとうございました。


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