【音楽】『ラブレター』感想と発掘したYOASOBIの記事
YOASOBIの最新曲『ラブレター』のMVが公開された。
曲自体はめちゃくちゃ大好きだが、『ラブレター』MVはあまり気に入らなかったので触れない(ちなみに『群青』と『ハルカ』のMVが大好きだ)。
さて、この『ラブレター』。楽曲が発表された時はラブソングかと思っていた。なぜなら「ラブ」レターだから。知っての通り、ラブレターは自分が愛する人へ書くものだからだ。
しかしいざ曲を聞いてみると「してやられた〜」と思った。いい意味で裏切られた。
初めまして大好きな音楽へ
と歌うikuraの声から始まるイントロ。
まさか「音楽」へ当てたラブレターだなんて、まさか「音楽」へのラブソングだなんて。
誰もがそう思っただろう。
原作小説があるといえど、音楽が大好きな二人が作り上げた歌だからこそ染みる歌詞だった。
そして僕は大阪桐蔭高校吹奏楽部のアレンジが最高に好き。
オーケストラ演奏は好きだけど吹奏楽演奏は嫌い!っていうタイプの人間であるにも関わらず、この楽曲の演奏をいいと思えた。
そう思わせるだけの曲。それが『ラブレター』だ。
と、Twitterじゃ文字数が地味に足りないような感想を述べたところで、高校時代に記事を書いた図書館新聞を発見した。
高三の時の11月号なので、おそらく受験に行く前にこの記事を書いたということになる。恐ろしい。
ということで、その記事をせっかくなのでここに掲載する。
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今年名の大きくしれたアーティストに「YOASOBI」というユニットがある。
デビュー曲「夜に駆ける」のMVは再生回数が一億回を超えており、世界にその名を轟かせた。ボカロPの肩書きも持つ多彩なミュージシャン・Ayaseと若きシンガーソングライター・ikura(幾多りら)の2名で構成されるYOASOBIは既存のアーティストとは一線を画す。
「小説を音楽にする」というコンセプトで活躍する彼ら、なんと皆がよく知る「夜に駆ける」には原作小説があるというのだ。
今回紹介する小説「夜に駆ける YOASOBI小説集」は、表題作品を始めとする彼らの楽曲が収録されたアンソロジーとなっている。小説自体は一つの話が短く、内容もわかりやすい。小説をあまり読まない人にとっても手を取りやすいという印象を受ける。テーマも「自殺」「青春」「失恋」「退廃」と重くはあるが親しみやすい。
そして、この小説に彼らの楽曲の原作ならではの楽しみ方がある。楽曲を聞いた上で原作を読んだり、またはその逆をしたり。曲を聞くだけではわからなかった部分や、読後感を形にしてくれるような音楽。
既にYOASOBIのファンの方はもちろん、小説が好きな人、音楽が好きな人にも新たな芸術の形を作り出すYOASOBIの世界に触れてみてほしい。
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なぜこの記事を受験前に書いていたのかというと、この時期にYOASOBIにハマったからだ。
流行に乗るには遅すぎだが、ハマり方に驚いて欲しい。
ある日、YouTubeのおすすめにとある女性の歌唱動画がオススメに出てきた。
その女性がYOASOBIボーカル・ikuraなのだが、見つけた動画では幾多りら名義だった。
二つの名義を持つことは以前のセカオワTikTokライブに出演していた際に知っていたので、「あ、あの人か〜」くらいの感覚で動画を再生。
どうやらネトフリ限定配信のアニメ映画の主題歌を担当していたようで、その歌声に惚れた。なんて綺麗で個性的な声なのだ、と。
そこからシンガーソングライター・幾多りらの楽曲、YOASOBIの楽曲、ぷらそにかの楽曲と手を伸ばしていったのだ。
つまり多くの人はYOASOBIにハマり幾多りらにハマるという流れを辿ったであろうに、僕は幾多りらにハマりYOASOBIにハマるという真逆の流れだったわけだ。
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